こんにちは。富士山近くの別荘と東京の自宅の二拠点生活をしている秋里(あきさと)です。どちらかというと富士山近くにいることが多めです。
富士五湖周辺は春は桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と季節を問わず日本屈指の観光スポットとして国内外に知られています。特に夏は冷涼な気候を求め訪れる人も多くなります。
また東京から中央道で河口湖ICまでは約100キロメートル、車で1時間半ほどの距離にあり別荘地としても大変人気が高いことで知られています。名古屋からも車で3〜3時間半とアクセスの良さが魅力です。
周辺はショッピングセンターやスーパーも多く、医療機関なども近く生活にも便利なので初めて別荘を所有する、二拠点生活をする、セミリタイア、リタイア後の移住先としても候補にあがることが多いエリアではないでしょうか。
遡ると大正時代にはすでに富士山麓は別荘地として知られていました。歴史とともに変化がした面もありますが、日本一の山である富士山を望める地に住む魅力は変わることがありません。
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富士山周辺別荘地の歴史
富士山周辺の別荘地として歴史は大正時代にまで遡ります。最初に開発が始まったのは山中湖周辺で富士山麓土地株式会社(現・富士急行株式会社)が開始しました。
緑あふれる自然環境と富士山麓の絶景により昭和初期にはすでに避暑地として名を馳せ、1960年代から夏の避暑地として注目され別荘地としての開発が活発化します。さらに京王帝都電鉄(現・京王電鉄)が富士山麓の恩賜林払い下げを受け別荘地開発に参入し別荘地としての人気は確固たるものとなりました。
2013年に富士山が世界文化遺産に登録されたました。以降、自然環境や景観などに配慮しながら開発や改装などが行われています。
富士山麓の主な別荘地は以下のようになります。また別荘地外ではありますが周辺環境のよさから隣接する住宅地にもリゾートらしい家などを見かけることもあります。
所在地 | 別荘地名 |
河口湖 | 富士桜高原別荘地、京王富士スバル高原別荘地、丸紅富士桜別荘地、富士桜高原京王富士スバル高原別荘地、紅葉台センチュリーヴィラ別荘地、富士ドクタービレッジ |
山中湖 | 賛美ヶ丘別荘地、芙蓉台別荘地、十里木高原/フジヤマリゾート、つくし苑別荘地 |
富士山周辺の別荘地を売却する理由
週末や長期休暇を家族や友人たちと訪れるための家、あるいは別宅ではなく本宅として住まう人も多い富士五湖周辺の別荘地。思い入れの多い我が家を手放すには相当の覚悟と決心が必要になってくるのではないでしょうか。熟考を重ねた結果、手放すことをやめてしまう方もいたりとその事情はさまざまです。
私も現在は富士山近くの別荘地に定住しています。将来的に現在所有している別荘についてどうしようかと考えることも増えてきました。実際に別荘地内の知り合いとこのような話になることもあります。
①気候、生活変化の問題
富士山周辺は避暑地として知られているだけあって酷暑が続く夏の日でもエアコンがなくてもなんとか過ごせるのですが、冬はかなり寒いときもあります。そもそも避暑地仕様の家が多いため冬の寒さが辛くなってきて通年で滞在するのが難しくなってきたということもあるよです。また別荘地を訪れるたり生活するにあたり基本的に車が必要です。運転に不安がでてきたことをきっかけに足が遠のいてしまったということもあるようです。
②世代交代、相続
一番よく見聞きするのが世代交代や相続です。親御様の代が頻繁に訪れていたのですが代替わりされて別荘が放置されていることもあるようです。相続人が別荘を引き継ぐことを希望しないといったこともあるようです。
放置された別荘は敷地内に落ち葉が堆積したり、木々が家を圧迫したり、また外装の一部が朽ちてきたりします。所有している別荘には年間の管理費用、固定資産税の支払いも必要です。実は別荘地内には土地を購入してあるけれども上物(うわもの)を建てずにそのままになっている状態も見かけます。
③新たに別荘を購入し旧宅を売却
別荘の住み替えで近隣の別荘地へ居を移す。富士五湖周辺の環境が気に入っており建て替えを視野に入れつつも気に入った物件へ引越し。
別荘地自体に歴史があるため年数は経っていますが、今でいう手頃なタイニーハウスから邸宅までと中古物件が見つかるのでライフスタイルの変化に合わせて住み替えをするきっかけになるようです。この場合は長年の経験を活かし別荘選びのポイントなどもすでに熟知している方が多いようでした。
別荘地内のルールについて再確認
ここからは今住んでいる別荘を手放すとなるならばどういったことが必要なのか、人生の節目や転換期などに備え相談先のことなどについてお伝えします。

たまに訪れる別荘は天気がよい日を狙って換気を
売却時に気をつけなければいけないのが別荘地ごとに決められた規約です。
近年はインバウンド需要もあり富士山周辺では別荘地以外でも所有する物件を宿泊施設として貸し出す民泊の業態が増えてきました。民泊可能な物件は購入希望者も多く不動産価値の上昇が期待される側面もあります。しかし富士五湖周辺の別荘地内の物件は、民泊への転用禁止としているところが多いのが現状です。
その他にもバーベキュー、焚き火などの火の扱いについても規約があったりします。
各別荘地の管理事務所では上記以外の禁止事項やゴミ出しなど知っておくべきガイドラインがあります。また売却予定の有無に関わらず別荘所有者、定住者な問わず変更点や新しく利用できるサービスなどもあるので定期的に再確認しておくことをおすすめします。規約については別荘地によって異なるため管理事務所で確認、あるいは要項を書いた冊子などを入手しておくなど事前に自分の物件について再度確認しておくことが必要です。
富士五湖周辺で別荘を売却前にしておきたいこと
さまざまなご事情で別荘を売却することになった場合、不動産会社や別荘地の管理会社に相談することが多いかと思います。ここでは富士五湖周辺エリアということに絞って考えてみます。
私の居住している別荘地の管理組合は近隣の電気・ガス・水道の設備会社、建築、塗装、害虫駆除、清掃、セキュリティ会社などの連絡先一覧表を配布しています。不動産会社も10社ほど載っています。もちろんこれは管理事務所のおすすめではなく、あくまでも別荘所有者へのサービスで提供しているものです。
そのリストを見ていると以下のようなことが必要であると考えられます。
不用品の整理と掃除
日々の掃除はしていても、キッチン、お風呂場といった水回りに関して特にもう一度見直してみます。富士山麓の森の中に位置する別荘。湿気が多かったり、直射日光が遮られるように建てられている家もありカビなどの対策も必要だったりします。また頻繁に訪れてない場合、自分では慣れてしまっていても他人からすると家の匂いも気になることもあります。
別荘に限りませんが不用品の整理と廃棄は重要です。庭の物置や家の周辺にあるアウトドア用品、ガーデニング用用品、冬用タイヤ、雪かきシャベルなどを含む冬季に必須の道具などです。富士五湖の別荘地は富士山の裾野の斜面に広がっているので市街地と比べると寒かったり、積雪が多かったりするのでどうしても対策が必要だったので物が増えてしまう傾向にあります。
家具や家電も不要であれば処分しましょう。買取業者、不用品整理などに依頼するのも一つの方法です。大型家電やリサイクル家電の処分は管理事務所や役場に相談してみるのもいいかもしれません。別荘所有者向けに軽トラックの貸し出しをしている管理事務所もあります。
ちょっとした修繕
長年住んでいることで汚れや傷がつくのは仕方ありません。ホームセンターのDIYコーナーなどで相談してみると意外と自分で修理できることもあります。例えば水道のパッキンや排水管の漏れなども場合によっては自分で直せます。100均のアイテムもちょっとした修繕やDIYも可能ですがやるべきことは基本的に現状回復です。
電球もできたらLEDなどに交換して室内を明るくしておきましょう。富士山周辺の別荘地では家が直射日光を避けて森の中に建てられていることも多いため、部屋によっては日中でも明かりが必要だったりします。
その他にも以下のような手入れもチェックしてみましょう。
・壁はクロス部分は張り替えたり、木壁や板壁であれば汚れを落としてツヤ出しなどをする。
・ドアや窓の歪み、きしみ、開閉などをチェックする。
・外壁塗装や屋根のチェック
・給湯器、換気扇、エアコン、暖房器具、暖炉などの動作確認。特に給湯器はいきなり動かなくなったりするので事前にガス会社に点検をお願いする。
また、富士山麓は寒冷地のため冬季の水抜きは必須です。こちらもまずは設備業者などに依頼しておきます。

目隠しの植栽もこまめに剪定しておく
外構および庭の手入れ
よく見られるのは富士山周辺の自然を生かして外構を植栽している別荘です。外国のような見た目で別荘地であることを印象づけるような家も多く見かけます。ただし庭木の剪定、落ち葉掃除などこまめな手入れが必須となります。またフェンス、塀なども経年劣化で腐っていたり傷んでいたりします。
これらを修理するよりも一度全て撤去してしまうのも選択肢にすると時間もコストも節約できます。廃材の処理は管理組合や自治体へ問い合わせるか、自身で業者を手配するなどあります。
これは別荘地に限りませんが玄関周りは家の顔なので掃除をしっかりしておきます。また別荘を印象づけるベランダ、ウッドデッキ、テラスなどに落ち葉がたまっていないか、木が腐っていないか、庭の木が覆いかぶさってきていないかなど。
湿気やカビ対策
定住(別荘地に移住、あるいは別荘地に居住)し、普通に生活をしていても悩ましいのが湿気とカビです。というのも森の中にある別荘はどうしても湿気が気になるからです。湿気取り、カビ防止剤などを使っている家も多いです。
あまり訪れていないのであればメンテナンスの一環として定期的に訪れ、換気だけでもするようにします。湿気が多い場所に除湿剤を入れておく、水回りなどにカビ防止剤などを塗布しておきます。
しばらく放置していた別荘は玄関を開けると独特な匂いがこもってしまう(これはまさに我が家の話です)ので、できたら夏の間にしっかり換気や対策をしておきましょう。
住宅診断士に依頼
富士五湖周辺の中古別荘は完成してから年数が経っている物件が多いです。特にご両親の代から受け継いだ場合、当時は定住ではなく「避暑地で夏だけ過ごす家」という感覚で建てられているため、どうしても断熱性が気になってしまうという話を聞きました。
このような住宅の不安に関して専門知識をもとに診断をするのが住宅診断士(ホームインスペクター)です。第三者の視点で家の現状を診断します。
専門家に診断をあおぐことで経年劣化に伴う隠れた不具合や欠陥などが発見されることもあります。不動産屋などに依頼して事前に調べておくと、売買するしないに関わらず家の資産的価値を含めた判断材料になります。
富士五湖周辺の別荘の売却を検討する
とはいえ実際のところ別荘を売却しようと考えてはいても「どこに何から相談をすればいいのか漠然としている」のが現状かと思います。

アクセスがよいことで知られる富士五湖周辺
私も現在は富士山近くの別荘地に定住しています。静寂で自然にあふれた環境が気に入っていますが将来的に所有している別荘をどうしようかと考えることも増えてきました。別荘地内の知り合いとそのような話になることもあります。
実際に別荘を売買するとなると相談先はリゾート物件に強い不動産、大手不動産のリゾート物件部門、地元の不動産屋などがあります。実際に売却をする(あるいは購入を検討して現地を訪れる)のは先になるとしても、まずは各社の公式ホームページなどをチェックして、情報発信や扱い物件について目を通してみることをオススメします。
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今日もありがとうございました。
皆さまにとって幸せな1日でありますように
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