皆さま、こんにちは、今年最後の3連休如何過ごされましたか?
感染症の再拡大傾向にもかかわらず、各地の行楽地の多くは
大変賑わったそうです。ここ八ヶ岳も暖かい日が続き、今年
最後のチャンスとばかり山へ向かうツーリストや高原野菜を
求めて道の駅や直売所も沢山の人で賑わいました。私のブログ
でも紹介しましたが、「ニューノーマル」での旅行や日常生活を
考える時、出来るだけ集団をさけて、又不特定多数の人込みを
回避する行動を考える時、どうしても都市部での生活には、
限界があり、今まで疑問も感じずにいた生活環境は高リスク
高コストだと云う考えに至って、就労環境の変化も相まって、
都市部から近郊地方へ生活拠点を移すアイディア(考え方)が
多く語られるようになりました。YOUTUBEでも若い世代を
中心に古民家や山林を買って手直しする過程を配信したり、
「タイニーハウス」小屋を生活拠点にしたり、アメリカの
西海岸で起こったムーブメント「バン・ライフ」の日本版の
様なライフスタイルを送る人たちの配信を見て驚きと尊敬の
念を感じずにおれません。彼らの日常の配信はダイアリーの
如く、感受性が豊かで、繊細でありながら、大胆不敵で、
自分が過し通り過ぎて来た、若かりし日々を思い出しながら
応援しているのです。このジャンルにとらわれずに、多くの
YOUTUBERと呼ばれる人たちが(犯罪まがいの方は別です)
起こしているムーブメントはこれからの世界の「個」の
在り方を創造していくのかなと感じます。我々の世代が、
ソロー「森の生活」や星野道夫「長い旅の途上」、沢木耕太郎
「深夜特急」に影響されて世界へ飛び出した様に、彼らも
自分たちの無様な部分、不器用な自分をさらけ出して、
我々に教えてくれるチャレンジは、「社会の宝モノ」
だと思います。さて話しは反れましたが、今回お伝えするのは
この内容と少なからず通じる事なのですがお付き合い頂けたら
と思います。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/7d83da9ab8ab9361540aaac593f1d32e-480x320.jpg)
今年も素晴らしい紅葉を見せてくれた八ヶ岳
北杜市「八ヶ岳南麓」に住んでみて
ご存知とは思いますが八ヶ岳南麓の大半を占める地域は、北杜市で
ここ数年専門の雑誌が発刊される程、注目を集める地域です、
しかし、前回もお伝えしましたが、それは市政(ソフトパワー)
の魅力ではなく、この地理的魅力が大きく影響しています。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/2f76c1351ef2ce0f1d8b2d703baccbdb-480x360.jpg)
美しい北杜市の景観
田舎暮らしの候補としてこの地域を候補とする場合下記の点に
注意が必要です。現在お住まいの場所を引き払って移り住む場合
当然ある程度の貯蓄が無いと難しいでしょう、もちろん住宅購入
資金を除いてです。最低6カ月~1年間の生活費。これは
転職先があり収入があっても必要です。なぜならば生活様式が
替わり色々な出費が突発的に見込まれることもありますし、
生活環境の変化から病気を患うケースが多いからです。
特に都会生活で受けていたストレスから移住の段取り、実行
で心身共に疲れが出て標高の高い場所に住むと暫く調子が整わない
事があります、(我が家の場合妻がそうだったのですが)
他の移住された方にも同じように体調を崩された方がいました。
家族で移住の場合、車は二台(夫婦の場合)必要です。車は
ガソリン代だけでなく、エンジンオイル交換(5000km毎)
冬はスタッドレスタイヤの履き替え、年間の自動車保険料に
車検整備、車税と現実的な話安いアパートを借りれるぐらい
コストが発生します。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/59b4c3faca50c9bd1fa9fada7a10fc5e-480x480.jpg)
毎日の送迎、通勤を考えると5000kmはアッという間に エンジンオイル交換
子供がいれば送迎に、持病があれば病院、特に大きな総合病院は、
遠方にしかないので注意が必要です。日常的に買い物や、交際、
レジャーにも車が必要になります。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/486af256f8e1d4529783265bbada2863-480x480.jpg)
慣れるとそれ程苦でもないタイヤ交換
これは二地域居住の方も同じく往来にもコストが掛かる事でしょう。
例えば敷地の草苅や薪ストーブがあれば、刈払い機やチェーンソーも
必要になってきます。人に頼んで作業してもらう事も可能ですが、
それでは田舎暮らしにはなりません。子育て世代の場合は特に
行事が多かったり、習い事や塾を通わせることを考えると、一日の
うち、車による送迎に多くの時間を取られることになります。
良く北杜市は東京から車で二時間、特急電車でも
二時間で丁度いい距離と云われるのですが、
果たして便利と云えるでしょうか、シーズン中、
リゾートエリアである八ヶ岳へは中央道IC付近、
の渋滞。到着地でも食料品スーパーのある付近道路は
渋滞し、元々キャパシティーの限られる施設は何処も
混雑する為、在住者の多くはストレスフルなシーズンを
過ごしています。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_9630-1-480x360.jpg)
週末、行楽シーズンはあらゆる施設が車で混雑する
中央道も談合坂付近、小仏トンネルも30Km渋滞が
毎週の様に発生しており、東京と北杜市の往復に
費やす時間考えると無視できない時間の浪費に
なっています。勿論、観光公害に悩まされている軽井沢の
比ではないですが、移住や観光で人気が出ると必ず問題化
する観光公害も八ヶ岳エリアで徐々に顕著になってきています。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_8753-1-480x360.jpg)
山梨県下最大のモールまでは車で50分
「田舎暮らし」・「二地域居住」・「別荘ライフ」いずれも
夢のある言葉です。ネガティブな内容ばかりで申し訳ありません
住むと色々な問題が見えてくるのです、
それでは現役子育て世代は、移住出来ないのでしょうか?
同じ境遇の者が自然と集まり情報交換し価値観を共有する
チャンスに恵まれる、それがとても大きな財産になるのが、
移住良さでもあります。近年業務で各リゾートを廻り、
多くの移住者と関わりながら、北杜市の環境も精査する時、
自分が今一度移住を考えるとしたら何処を選択肢とするか、
よく考えるのですが、八ヶ岳エリア周辺で移住を考えるなら、
何処を選ぶだろうか、と考えた時、幾つかの候補の中で頭に
浮かぶ街、それは韮崎エリアかなと思います。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_9619-480x360.jpg)
韮崎のキャラクターニーラ、かわいい
もちろん、これは私見になってしまいますが、
私自身八ヶ岳での生活を踏まえて、今住んでいる
北杜市と同じような環境でありながら利便性のある
韮崎エリアのご説明になります。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/E5B1B1E6A2A8E79C8C_E5B882E794BAE69D91E3839EE38383E38397-thumbnail2-480x489.jpg)
韮崎市HPより
韮崎市について
韮崎市は北・西をほぼ北杜市と接し、南を南アルプス市
東を甲斐市と瀬しています、甲斐市は山梨県下でも今人気
の町で、開発が進んでいますが、甲府にもアクセスがよく
南北に細長い為、韮崎市から甲府も甲斐市を横断して
アクセスが非常にいい事が、韮崎市・甲斐市の発展の
理由かもしれません。面積は143km2で市の人口は
2万9千人、密度は1km2四方に200人となります。
ちなみに北杜市の場合、面積は602km2で市の人口は
4万4千人、密度は1km2四方に72人となります。
市名の由来は、一説に、八ヶ岳噴火によってできた、
信濃境から続く細長い七里岩台地の南端が丁度韮崎で
終わるのですが、上空から見たこの形状が韮の葉先の
ようだからとも言われています。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/E59CB0E59F9FE3839EE38383E38397-thumbnail2-480x332.jpg)
韮崎市HPより
韮崎市をエリアで分けるとすると、
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_9617-480x360.jpg)
甲府や八王子も通勤圏として、特急列車も停止する韮崎駅
市内中心部JR韮崎駅あるの藤井・韮崎地区。釜無川西岸の
円野・清哲町。ノーベル医学賞受賞の大村智博士の持つ
大村智記念美術館とレンゲツツジ大群生で有名な甘利山
がある神山・旭町・大草町・龍野町。釜無川と塩川に
挟まれた先ほど説明の七里岩台地上の中田町・穴山町
(桃源郷として有名)。そしてブドウ畑の広がる塩川東岸の
日照に優れた台地穂坂町の五つのエリアに分けられます。
北杜市と同じように、縄文時代からの住居の跡があり、
近代に至って、甲斐・信濃・駿河を結ぶ交通諸街道が
交差する要衝で、特に甲州街道韮崎宿として栄えた町、
前出の大村智博士を始め阪急グループの創始者小林一三
詩人の保阪滝蔵(宮沢賢治の銀河鉄道の夜カンパネルラ
のモデルともなった)菅原文太氏は晩年韮崎市で農業を
営んでいました。
生活施設は?
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_9623-480x640.jpg)
センスのいいテナントが入るアメリカヤビル
そして今、韮崎地区では若い世代が古いビルを改修し
コンパクトでありながら、文教・ご存知サッカーの
盛んな町、韮崎は、程よく栄えており買い物にも便利で
図書館や子育て世代の為の支援センター、音楽スタジオ
ギャラリースペース、歯科・内科診療所の入った
素晴らしい施設です。
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_9615-480x360.jpg)
現在は感染症対策もかなり厳しい安心の施設
こちらに韮崎移住のサイトをリンクしますので
是非ご参照ください。 なんと最大一ヵ月の
お試し移住が出来る、住宅もあります(無料)
詳しくは、にらさき移住定住ポータルサイト
もちろん、北杜市、韮崎市を比較するわけで
はありませんが、それぞれに特徴ある町であり
生活の利便性や、山岳景観やリゾート性によって
この二つの市は八ヶ岳圏として手を携えております。
田舎暮らしや二地域居住を考えた時に、より広い
選択肢がある事が望ましいので
![](https://resort-bukken.com/info/wp-content/uploads/2020/11/IMG_9620-480x360.jpg)
街の至る所から富士山をみる、いや、見守られる感じ
ご紹介させて頂きました。富士山の眺望も素晴らしい
韮崎市も是非訪れて見てください。(と云っても
隣町の関係なので、境界や違いは分からないかも
しれませんね。)
皆様の田舎暮らしのお役に立てる様引き続き
情報発信していきたいと思います。
私が八ヶ岳山麓での生活の日々をインスタグラムで
紹介しています。ご興味がございましたら、チェックしてみてください。
www.instagram.com/yatsugatake_foot になります。
よろしくお願いいたします。
私が住んでいるエリアの物件情報はこちらをクリック↓
又、日本マウント現地スタッフが総力を挙げてお届けする、
地域の旬の話題はこちら↓
投稿者プロフィール
-
10年前に東京から八ヶ岳に移住してきた、三人娘の父。
山の中のギャラリーを運営中。
コメント