こんにちは、八ヶ岳エリア担当の山田です。
前回に引き続き原村のおすすめスポットをご紹介して
参りたいと思います、よろしくお付き合いください。
高原地帯である原村も、ほぼ晩秋と云ってもいいかと思いますが、
秋の味覚はまだまだ色々と楽しめます。私の住む北杜市には、
須玉町津金にリンゴを栽培している農家があるのですが、
このリンゴを「津金のリンゴ」と呼び早秋に地元の直売所で
見かけると秋の始まりを実感した物でした。多分、東京では
聞いたことが無いと思うのですが、「津金のリンゴ」は
幻のリンゴと云えるでしょう、生産農家も少なく収穫量も
非常に少ないので、市場流通しないのだと思います、このリンゴ
他の種類にはない味と云いますか、爽やかで淡い甘さと清々しい
酸味(食通みたいな表現ですが、、ごめんなさい)初めて食べた時
本当に美味しいと思い食べる手が止まりませんでした、聞くところ
によるとリンゴは肥料や農薬なしでは栽培出来ないとの事らしいですが、
何というか、シンプルで自然な果実と云う表現が正しいのかわかりませんが
ロサンゼルスのホールフーズ(オーガニック専門のスーパー)で買って食べた
リンゴに似ているのです、より自然な甘さが引き立ったリンゴです。
この「津金のリンゴ」のおかげでリンゴ自体が好きになって色々と種をみて
買って食べるのですが、本当に日本のリンゴは芸術的ですね。これ程リンゴに
味の特色を持たせる農家さんは凄いと感心します。他国で重宝されるのが
分かります。
さて前回紹介しました原村自然文化園を出て富士見原茅野線、通称
鉢巻道路を北上します。この鉢巻道路は、小淵沢大平交差点までは
八ヶ岳高原ラインと呼ばれ大平から先を鉢巻道路と呼びます。私の住む
清里高原を起点に、ブログでも度々ご紹介する定点撮影場所「赤い橋」川俣渓谷に
かかる東沢大橋を始め県営まきば公園他見どころが沢山あるこの八ヶ岳横断道は
原村までは32km程度で茅野市美濃戸口(赤岳登山口)までが美しい八ヶ岳を
見ながらドライブが出来ます。
八ヶ岳中央農業実践大学校
公益財団法人 農村更生協会 八ヶ岳中央農業実践大学校は、昭和13年に八ヶ岳修練農場
としてスタートし八ヶ岳山麓標高1300m付近に270haの大規模な農業実践大学大学です。
農林教育ファームとしては日本一の規模を誇り、実践的な農業・酪農経営の他、農業の
六次産業までを学べる教育機関です。広大な農場でコーンなどの畑作、花の園芸種の栽培、
乳牛150頭、採卵鶏1万羽の養鶏など本格的な農業・酪農経営の基礎を学べます。
この実践大学には観光者向けに色々なイベントや大学で取り組む乳製品加工品を始め
周辺農家で収穫された野菜・名産品を扱う直売所もあります。 私の今日のお目当ては
この直売所です。
この直売所は実践大学のほぼ中央に位置し、広大な芝生公園、花の苗の販売(冬期は閉鎖)
動物ふれあい広場などが点在しています。
この実践大学の直売所では、三種の乳製品土産が一般的です。
牛乳、チーズ、アイスクリームもしくはヨーグルトです。
我が家では子供たちに牛乳の摂取を制限していますが、この実践大学の牛乳と
野辺山ヤツレンのジャージー牛乳はとても味も良いので、子供たちのお土産に
しています。アイスクリームも凄く濃厚で美味しいですが今回は我慢して、
家族でキャンプを予定しているので、ベーコン・ソーセージ、そしてチーズ。
御柱道
この実践大学の前を走る道を「御柱道」と呼び、日本三大奇祭の一つ「御柱大祭」に
使用される御柱の「山出し」「里曳き」の出発点がこの実践大学の前になります。
この大祭は正式には「式年造営御柱大祭」と呼び寅と申の年に行われます。
七年に一度の諏訪地方の大祭と呼ばれており、地元の人は御柱貯金をして振る舞いに備え
地元企業も大祭中は休業すると云う、とてつもない規模の祭事になります。 「?」と
思われる方もいるかもしれませんね、7年に一度と云っても実際は6年周期で数えで七年目と
いう事らしいです。諏訪大社は(上社本宮・前宮 下社秋宮・春宮の四社からなり御柱は
計16本の樅の大木を山から切り出し市中を曳いてそれぞれの社殿の四方に建て神木とする、
大掛かりな祭事です。前回は2016年なので次回は2022年になります。四月の初めから六月の
中ごろまで続く祭事で、岡谷の友人は氏子側で、お祭りの後に病気になってしまった程の
大変なお祭りです。我々は鑑賞するだけですが、色々な苦労話を聞くだけでも「ゾッ」として
つくづく諏訪の住人でなくてよかったと思いました(笑)
起源は平安時代との事、(御柱の引き建てと宝殿の造営自体は江戸期以降)
たてしな自由農園
そして実践大学から御柱道をとにかく西へ向かって一番塚までくだり、八ヶ岳エコーライン
に入ります。そしてお目当ての「たてしな自由農園」が見えてきます。 生産者直売所として
茅野市とこの原村の二か所に事業展開する直売所で、こちらの信州産の農産物のみならず、
全国の提携農家からの野菜、信州地場産業の名産品をこれでもかと云うほど取り揃えています。
寒天
例えば、伊那食品工業株式会社の「かんてんぱぱ」ご存知ですか? 信州伊那谷にある企業で
国内の寒天製品の8割シェアを持つ、創業以来50年黒字のモンスター企業で、トヨタからも
勉強の為に見学に来る会社の多岐にわたる商品が購入できます。寒天はご存知天草、紅藻類の
粘液質を凍結させ乾燥した物であります。 江戸時代に京都伏見御駕籠町の美濃屋旅館で
客の残したトコロテンを戸外に捨てた物が凍結しその後乾燥して乾物上になったものを
試しに煮てみた所、気になっていた海藻の臭みが無く見栄えも良かったため、知り合いの
寺に持ち込んだところ、精進料理に使えるという事で始まったのが寒天です。
当時寒天製造は摂津(大阪の高槻)から丹波に伝播し、信濃諏訪の行商人小林粂左衛門が
商機を思い地元の諏訪穴山村、今の茅野市へ寒天製造を伝え、角寒天となったとの事です。
戦前は重要な輸出品目でもあった寒天は近年の健康ブームにも助けられ順調な商材となった
様です。話はそれてしまいましたが、たてしな自由農園では、この時期多種多様な信州産の
リンゴも手に入ります、前段でお話ししましたがリンゴが気になる私としては、このたてしな
自由農園か長野自動車道は小布施ハイウェイオアシス道の駅「オアシスおぶせ」が、リンゴの
種類が豊富で驚くほど多くの種類のリンゴを吟味できるスポットです。
隣にはカフェ&キッチン808(ヤオヤでしょうか?)
たてしな自由農園では、キノコ類、寒天製品、そしてリンゴを三種類購入しました。
帰路は県道17号で立場川大橋を経由して帰ります。早くリンゴが食べたいな。
如何でしたか?原村にはまだまだ紹介したいスポットが沢山あります。
長々とお付き合いありがとうございました。
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10年前に東京から八ヶ岳に移住してきた、三人娘の父。
山の中のギャラリーを運営中。
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