こんにちは、静岡岩本です。前回のブログでは伊豆半島が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されたこと、そもそもジオパークとはなんぞや?などに始まり、念願のジオサイトの1つである「大室山」にリフト登頂したことを書かせていただきました。そしてこれを機にまだ、何十個とある、ジオサイトを行けるところから見学していこうと決意をしたところです。丁度この「大室山」を見学した後、「小室山」に行ってみましたので、その報告をさせていただきます。
まずは、前回の「①大室山」のブログで伊豆半島の成り立ちなどおさらいして頂けるとうれしいです!
さて、「小室山」へ行きましょう!
小室山は大室山と同じような火山で、およそ1万5千年前の噴火によって溶岩のしぶき「スコリア」が加工の周りに降り積もってできたスコリア丘です。
スコリアとは、軽石を真っ黒にしたような穴だらけの噴石のことです。大室山よりずいぶん昔にできた火山です。
ちなみに大室山は約4000年前の噴火できた美しい円錐形で、山頂にはすり鉢状の火口がある火山でこのような形の火山はスコリア丘といいます。
小室山は大室山に比べて規模は小さく標高も低いです。大室山が単体で大きく、くっきりと一つの形をしているのに対し、小室山は小さく、その規模からは想像がつかないほどのかなり多量の溶岩を流出した火山で山の周りに厚い溶岩台地を形成しました。その為、何となく台地の上の高い丘のようなイメージになっているような気がしました。(小室山がどこからどこまでかわかりにくい感じでした)
こちらは伊豆半島ジオパークのHPより引用しました写真です。この時期はゴールデンウィークの頃のつつじ祭りが催されている頃でつつじ公園に小高い丘のように見えるのが小室山です。山の真ん中で木のないところにリフトがあります。
このつつじのある、もっと手前の135号線の方からリフト乗り場までウォーキングコースがあるので行ってみました。
残念ながら、私が見学した日は、つつじがほとんど散ってしまっていましたのでこの景色を見ることはできませんでした。
案内看板とモニュメントのところがスタートです。
小室山観光リフト方向の矢印は車で行く人向けでウォーキングコースは矢印の反対方向、右側に進みます。
コースへ進むと最初に記念碑があります。
記念碑には(忠魂碑と書いてあります。大正5年3月竣工・詳細は判らず)
記念碑を過ぎると日本一の規模の「小室山つばき園」の椿の中を歩きますがこの時期は緑一色です。小室山ではは二月ごろの「つばき園のつばき」が有名です。このつばき園には1000種、4000本のつばきがあるそうでとにかく沢山のつばきの間を上へと登って行きます。通路がきれいに整備されていて歩いていて気持ち良いです。
つばき園を通り過ぎると富士見邸があります。富士山が見える絶景ポイントらしいのですが、曇りでまったく見えず・・・・・。残念!
こんなところに市営グラウンドやテニスコートがありました。広い平坦地です。
グラウンドを過ぎると「つつじ園」になります。四月~五月にかけては「つつじ園のつつじ」が有名ですが今回はつつじもすべて散ってしまいました。
つつじのトンネルも緑のトンネルに。
これが満開なら・・・・。こんな感じだそう。〈小室山パンフレットより引用〉
矢印に沿ってウォーキングコースを進むとリフトの乗り場が見えました。
リフトまでのウォーキングコースは、ここで終了です。20分ほど歩きました。
いよいよリフトで山頂へ!360度のパノラマ展望
売店で往復リフト券420円を購入。一人用リフトに乗ってみます!
あっという間に小室山山頂です。
山頂からは360度の絶景が見られます。山の下の方に見える地形は溶岩が流れ出して出来ていることがわかります。
額縁用のパネルで写真を撮りましたが。イマイチ!
晴れていれば富士山なども見えてこんなに素晴らしい眺望が!(伊東市観光協会HPより引用)
テレビドラマで話題になった、赤い屋根の川奈ホテルや名門川奈ゴルフ場が見えます。この川奈ホテルやゴルフ場の地形は小室山が噴火した際の溶岩が流れ出てつくられたものだそうです。
ぐるっと回って反対方向、大室山や天城山の方向です。まっすぐ前に見えるのが大室山です。天気が良ければリフトまでしっかり見ることができます。
そういえば、大室山に登った時は、この小室山もよく見えました。午前中はあそこにいたんですね。
なんとここにも神社が!山頂にはよくありますね。
山頂には「小室神社」があります。江戸時代に建立された由緒正しい神社です。
「展望広場」や「恐竜広場」に行ってみます!
神社の脇に恐竜広場の矢印があったので行ってみました。
どんどん道を下っていくと展望広場がありました。相模湾が見渡せる場所です。
城ケ崎海岸方向。アスレチックもあり、家族連れの方々がいました。
変わった名前のトイレが設置されていました。
いました!恐竜!何体も!
そしてその先に恐竜広場がありました。何体いるでしょうか?
実物大ではありませんが大きな恐竜が、あちこちに点在しています!
太古の昔にタイムトリップ〈ちょっとオーバー〉した感です。
休日ならきっとこの恐竜の周りには子供たちが取り囲んで楽しそうな声が響いていたかと思いますがこの日は平日とあって子供も少なく恐竜たちも寂しそう。
恐竜に別れを告げ元来た山道を上がり、再び頂上へ。
リフトで下山します。良い眺めです!そのまま歩いても下山できるのですが往復のリフトチケットを購入してしまったので。
ここからの眺めもすばらしい!ちょうど、ウォーキングコースにあった、市営グランドやテニスコート見えます。
つつじの時期に来れば、このリフトの両側や前方のつつじ園のつつじがびっしりと咲き、また、富士山が一望なんです!
下りのリフトでは駐車場のところある、サークル状の「さつきの庭」が綺麗に見えます。つつじは終わってしまって残念でしたが、ここで「さつき」が見られてラッキーでした。
この駐車場までは135号線からの看板のところから5分ほどで来れますので廻りり道をしたくない人はそのままどうぞ。
ご当地ソフトクリームは「つつじソフト」でした。購入はしたのですがのどが渇いていて、つい一口食べてしまったので写真撮影はやめました。薄紫色のきれいなソフトクリームでつつじの味はよくわかりませんでしたが花の甘い香りがして美味しかったです。
大室山と違い、小室山は山全体の裾が広く流れ出た溶岩の量が半端ないことがわかります。溶岩台地をウォーキングしながら、庭園の中を歩いたり、富士見邸で休んだり、リフトに乗ったり、恐竜で遊んだり、低い山なので家族で行けば子供も自然の中で遊べて良いところでした。青空のある日に来たかった!!!というのが一番の感想?
次はつばきやツツジの時期に訪れてみたいですね。
360度のパノラマ絶景も楽しめますので観光ポイントに加えてみてはいかがでしょうか。
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別荘を拠点にジオサイトめぐりもいいですね。
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