富士山ドライブ 通行止め注意

富士五湖・伊東・芦ノ湖の情報

 こんにちは、富士五湖物件案内スタッフのなるたかです。

 今回の記事は、「富士山ドライブ 通行止め注意」です。前回の記事でも新道峠へ行くことかなわず、今回も富士林道へのリフレッシュドライブを途中で断念せざるをえませんでした。

 <にぎやかさが増す富士五湖>

 スーパーには今サクランボや桃が並び始めました。立て看板には「フルーツより甘いトウモロコシ!」などもあります。このあたり郡内地域のトウモロコシはまだ実っていませんが、甲府などの国中地域からのトウモロコシは登場しています。

国道は週末だんだん混み出し、お土産屋さんに停車しているナンバーも他県のものが大変多く、にぎやかさは高まってきています。

それとは反比例し地元の人は「混んでるから町に出かけたくないなー」と思う人も少なくないのではないでしょうか。鳴沢村にある別荘地はすべて国道より富士山側に位置しています。

林道位置図
凡例

 

 <国道ではないけど快適な道>

 そこで登場するのが「混雑なし、信号なし、自然を満喫!」となるドライブコース、林道です。林道とはもともと森林の保全や管理のために整備された道といわれます。とはいっても今回行った道はしっかり舗装され、車のCM(!!)気分を味わえるかも?的な道です。

 今回選んだのは 林道 富士線

http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=123

富士レイクサイドカントリークラブを横目にふじてんスノーリゾートまで登り、そこから建造物ほぼゼロのドライブが始まります。が・・・「この先通行止めとなります」の看板を発見。

 もともとこの場所は冬季通行止めとなり、ゲートも閉まります。今回はゲートが開いていたので、「きっと通れるだろう」と希望的観測で通過。 両側の緑の壁の圧力を感じながら行くと雲行きが・・霧が・・

 この先遠く見渡せる場所があるところまでの辛抱、きっと雲や霧は晴れると信じてさらに前進。20分ほど肩に力の入る霧の中ドライブをしたところ、ヘアピンカーブ気味の場所へ。本当ならここからが気持のいいドライブだったのです。けれども目にしたのは・・

 最後通告と物理的な説得。

 「バイクだって通しませんよ」のすき間埋め。お手上げです。

 <ドライブから散策へ・・>

 今来た道を戻る覚悟がつくまで細かい溶岩砂利をサクサクして植物観察。

標高は3~4合目くらいでしょうか。背丈が低いものが多く、シラビソの木も太いのですが短く二等辺三角形のようでした。

せっかく来たので、生えていた植物の写真を撮りました。

これはオダマキかな?

フジアザミ。普通のアザミより葉が大きいです。

幸い残りの運転は、下りだったこともありだいぶ楽に早く戻ることができました。

 <脇道にあった看板から> 

 道中で見かけたある看板。通り過ぎたときは「植樹の活動かなぁ」と思いました。こうした活動で企業としてのイメージアップやカーボンオフセットを行っていることもあるからです。植樹を行う人たちにも「植える」という行為からその土地への「思いやり」が生まれ、順調に木々が育てば未来に続く立派な活動だと思っています。

ただ今回あえてこの看板を紹介したのには理由があります。「富士山の森づくり」の発端は、富士山でのシラベ(シラビソ)大量枯死が起きたことにあります。その広さ東京ドーム20個分、100ha。

 トウヒツヅリハマキという虫によるものです。単一種の大量植樹が非常に弱いということが明らかになりました。この虫害は八ヶ岳などほかのところでも起きています。(参考HP1)(参考HP2)

このシラビソは別荘地でも街路樹として植えられたりしています。確かに枯れている木もよく見ます。そして何より、今まで通ってきた林道でもものすごい数のシラビソが倒れていたり、立ち枯れしていました。富士登山した時も、5合目までの登山道付近は同様でした。

 「富士山の森づくり」によると、植樹エリア近辺での広葉樹の種子から苗木を育てることで通常よりも早く、そして強気森林を目指しているとのこと。また企業、NGO、研究者、地元の林業家など地域的にも職種的にも広く協力しています。私にとっても全く他人ごとでない事なので、機会があったら何か参加してみようと思います。

 <下調べはやはり大事>

同じような悔しい思いをされる方が少しでも減るように、先ほどご紹介した林道HPにある注意を転載しておきます。

<富士山の八合目救護所と山小屋が休業することにより、五合目より上の登下山道のパトロールや維持管理ができず、登山者の安全確保ができないため、富士吉田ルート登山道と下山道が通行止めになります。このことに関連して、当林道を通行止めとします。通行止め解除については、令和3年4月下旬の予定となります。>

景色を楽しみながらの富士山腹ドライブ、今のところは富士スバルラインが無難です。ただしこちらも制限がかかっております。

開 通 日 : 令和2年6月15日(月) 7:00~

営業時間 : 7:00~17:00(下り終了時間18:00)
入場制限 :【6/15~7/10】入場台数の上限値を250台とする。
      【7/11~9/10】入場台数(バス)の上限値を35台とする。
※自転車は通行制限台数に含まず、通行できます。

 登山道も閉鎖され通行も制限されていますが、富士山は大きいです。

周辺にもたくさん魅力的な場所があります。景色や食べ物、各地で行われている富士山に関わる様々な活動など、これからも報告していきたいと思います。たとえ通行止めだったとしても、収穫の多いドライブとなりました!!

 

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0120-404-432
(フリーアクセス、携帯・PHSからも通話可能です)

営業時間
月~金曜日 9:00~19:00
土曜日、日曜日、祝日 10:00~18:00

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