群馬県・前橋・桐生エリアの現地案内スタッフの日本マウントです。
地域に生まれ育った者ならではのご案内をしてまいります。
お盆休み、この週末18日迄というかたが多いのでは、
東京や横浜方面のナンバープレートをたくさん見ましたが
今日あたりは帰省から戻っていかれるのでしょう。
送り盆で炊いた、送火の煙の行く先を眺めつつ、
山上城址の、更に西方向にある史跡、
『山上多重の塔』を思い出しました。
かの、上毛かるた には、
日本三古碑の一つで、県指定史跡、吉井町の多胡碑が、
詠われており、多重の塔は出てきません。
しかし、群馬県立歴史博物館にもレプリカが展示され、
大きく紹介されています。
安山岩、三層のシルエット、45文字の碑文には、
「延暦二十年(801年)七月十七日、道輪という
僧が、苦しみを受ける全ての人々を救済しようとして
法華経を安置するために建てた」という内容。
平安時代初期に仏教の信仰が広まっていたことを
示す貴重なものだということです。
現代の酸性雨はこれらの石造文化財の劣化を早めるそうで、
保護のため、ガラス張りになっていてよく見えない!
そんなかたは、桐生市の新里支所前にレプリカあります。
桐生市新里町は、岩宿遺跡を発見した、
故相沢忠洋氏が住んでいたことなどから、
考古学的には意義深い場所で、
現在の群馬昆虫の森の場所には、
かつて国立考古学博物館建設の誘致を
一生懸命進めていたのですが、
それは実現せず、
考古学に思い入れのある地元の人たちにとっては、
とても残念なことだったと思います。
歴史の香り漂う、桐生市新里町山上にある物件 №70239
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