こんにちは!富士五湖現地スタッフの富士まりもんです。
今回は温泉湯治の旅レポです。
富士まりもんは夏に東北の方へ温泉旅をするのですが、今年はなかなかタイミングが合わず、9月になってからやっと行ってきました!
今年は昨年とほぼ同じ山形〜会津のひなびた温泉で自炊宿に滞在しました。
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東北道から福島伊達へ。なぜか白河ラーメンを食べる
まずは山形は米沢に向かいますが、途中東北道を福島まで行きます。
それは伊達にある直売所で桃を買うためと福島市内で白河ラーメンを食べるためです。
以前一度立ち寄ったラーメン屋さんの白河ラーメンがものすごくおいしかったので、どうしてもまた食べてみたくて立ち寄りました。早い時間に行ったにもかかわらず、すでにかなりの行列で、普段並んでまで物を食べることのない富士まりもんですが、せっかく来たのでじっと我慢の子で約20分ほど並びましたよ。
久しぶりに食べた白河ラーメンは記憶とは少し違っていましたが、やっぱりスープと麺が美味しかったです!
米沢の自炊コテージ棟に滞在
米沢の宿泊先は独立した戸建てになっているコテージ式です。ここは日帰り温泉施設や釣り堀などもあり、何よりワンちゃんも泊まれるコテージなので、愛犬連れには人気の宿でもあります。
うちの愛犬も玄関ホールにいたのですが、暑い昼間はクーラーのある和室でお留守番してもらいました。
キッチンは普通の家庭用くらいの流しが付いています。ただ、食器類や鍋・釜などは置いてないため、事務所まで借りに行かなくてはなりません。
伊達の直売所で買ってきた桃とネクタリンや自炊アイテムなどです。今回はほとんど料理らしい料理はしませんでしたが、直売所で買った枝豆などを茹でたり、ナスやキュウリの即席漬を作ったりしましたよ。
部屋は二間続きの和室です。戸建てで独立しているので、プライベート空間が広々していて、とてものんびりできます。
ノスタルジー溢れる銀山温泉へ
翌日は尾花沢方面の銀山温泉へ行ってきました。私はあまり知らないのですが、「おしん」というドラマの舞台になった温泉だそうです。
ひなびた温泉と高を括っていたら、かなりの観光客でびっくりしました!
小さな川沿いに開けた温泉街です。温泉街とは呼べないほど規模は小さいのですが、立派な木造建築の宿が多くて、とても風情がありました。
川沿いの細い道は車が通行できないため、かなり遠くの駐車場に停めて、ここまで歩いてこなければなりません。
あちこちにこのような椅子があり、散策に疲れたら休憩できます。右側奥に写ってる台車を押している方は、旅館のシーツやリネン類を運んでいるのです。車までの坂道、台車を押して登るのは大変だろうなあと思いました。
川の流れは澄んでいて、ハヤやヤマメ・岩魚の魚影も見られました。
日帰り入浴をしようと訪れた旅館2軒は、いずれも外来入浴はお休みとのことで入浴できませんでした。
こちらの瀧見館さんはお蕎麦屋さんもやっていたので、入浴と昼食を一緒にできる!と思って行ったのですが・・・・残念。
仕方なく共同浴場に向かうと、意外や意外、お客さんが一人もいないので貸切状態で入浴できました。共同浴場が混んでいるだろうと思って、外来入浴を選択したのですが、あの大勢の観光客の人達は温泉に入らずに観光しているのでしょうか?
とても不思議です(笑)。
ちなみにこの共同浴場は東京五輪のメインスタジアム・新国立競技場をデザインした隈研吾氏によるものとのことです。別の場所にあった公衆浴場を取り壊して、2001年に新しく建てられたそうで、2階までの壁面を格子状に覆ったモダンな外観は、ノスタルジックな温泉街の雰囲気とマッチしています。女性用浴室は二階にあって、湯番のおじさんが男風呂よりこっちの方がすごくオシャレなんだあーと色々説明してくれました(笑)。
高湯温泉のありのままの温泉に浸る
翌日は高湯温泉というところへ行き、「玉子湯」という渋い温泉に入ろうと意気込んで山の中を分け入って行ったのですが、なんとここでも外来入浴がお休み!今回はタイミングが悪かったのか、ことごとく外来入浴に振られ続けました。。。で、またしても仕方なく共同浴場「あったか湯」へ。写真は駐車場から見ることのできる源泉の様子。見事に真っ白で湯の花満載!周囲は硫化水素の匂いが立ち込めています。
共同浴場は硫黄臭と白濁の極上湯でした。ここに入った後はずーっと硫黄臭くて、洋服やタオルは洗濯してもなかなか取れないほどでした。
浴室は露天風呂になっていて、ご婦人方が楽しそうに語らっているのものどかな雰囲気でよかったです。車のない時代は秘湯と呼ぶにふさわしい湯治場だったんでしょう。
はるか昔の時代に想いを馳せるひとときでした。
フルーツパラダイスへ!
高湯温泉から会津へ向かう道すがら、フルーツラインというところを通りました。
富士まりもんにとって直売所は見逃せません。
ここは偶然通りかかった「吾妻の駅ここら」にある農産物直売所「ここら吾妻」です。
とにかく果物の量がすごい!この箱詰め果物の山!富士まりもんの大好きな桃がそれこそ山ほど積んであり、梨もシーズンなのでたくさんありました。しかも一箱1000円〜2000円ほどの激安価格で販売されていて、まさにフルーツパラダイスです!
黄色い桃は「黄貴妃」「光月」「黄ららのきわみ」という品種、赤い桃は晩生種の「さくら白桃」です。晩生種は果肉が固めで歯ごたえがあります。夏のカリカリ桃とも違う、晩生種の特徴と言えます。極晩生種の光月は硬い時は柿と似ており、熟すとマンゴーのような食味と言われています。柿とマンゴーの両方を味わえるなんて、贅沢な桃ですよねー。
袋詰めの梨がてんこ盛り!「豊水」がほとんどでしたが、洋梨も販売されていました。その他ぶどうやリンゴも梨に比べると少なめですが販売されてました。
果物以外の野菜も一通り揃っていて、大好きなナスやミョウガ、キュウリ・枝豆などをこれからの自炊用に購入しました。
奥会津の秘湯で本格湯治
猪苗代湖経由で奥会津へ入り、つるの湯という日帰り温泉の湯治棟へ到着。
ここは2年前に立て直され、今はご覧のようなモダンな建物になっていますが、最初に利用した頃はいかにも湯治場の自炊宿という雰囲気があって、ひなびた温泉ファンの富士まりもんには魅力満載の宿でした。
日帰り温泉も営業されていますので、広いお風呂に入りたい時はこちらへ遠征してきますが、湯治棟にも小さな浴室があり、こじんまりとしたお風呂に浸かりながら外の景色を眺めるのもなかなか良い感じです。
ここは只見線というローカル線沿線にあり、只見川は川霧が出ることで割と有名なのです。今回の滞在中には川霧と出会えませんでしたが、下の写真は以前撮った朝の川霧の様子です。
川面から湯気のように霧が湧いてくる感じですね。
川の側から日帰り温泉棟を見たところ。朝靄に覆われて神秘的な雰囲気です。
日帰り温泉棟には露天風呂もあるので、朝の川霧に浸りながら温泉に入れたら最高ですが、残念ながら営業時間になる頃には川霧は消えてしまいます。
つるの湯の源泉の様子。ものすごい湯気とともに熱湯が川へ流れ込んでいます。
湯治棟の室内はこんな感じです。今回は偶然12畳のお部屋だったので、簡易ベッド付で6畳の和室が付いているゴージャスな部屋でした(笑)。
トイレや洗面台も付いていて、共用の台所は設備が充実していて至れり尽くせりです。特にこまめに生ゴミなどのチェックをしてくれて、清潔な共同台所でいつも気持ち良く自炊ができるのがありがたいです。
下の写真は公式サイトからお借りしましたが、新築当時の写真なので設備がないようですが、ロッカー式の部屋別冷蔵庫や炊飯器、共用冷凍庫、食器や鍋、オタマや菜箸まで、実に驚くべき充実度です。
猪苗代のローカルスーパーで買った「走れメロス」黒糖カステラ。なぜ福島で太宰?
裏の製造者を見たら青森のパン屋さんでした。日本の物流はすごい〜(笑)。
最後に下の写真は私の愛する某共同浴場です。
奥会津には地域の人々が守り続けてきたこんな共同浴場があちこちに点在しています。
大きくもなく設備もこじんまりしていますが、極上の温泉がかけ流されています。
こんな共同浴場がどうかいつまでも地域の宝として受け継がれていけますように願ってやみません。
以上、富士まりもんでした。
0120-404-432
(フリーアクセス、携帯・PHSからも通話可能です)
営業時間
月~金曜日 9:00~19:00
土曜日、日曜日、祝日 10:00~18:00
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