皆様、こんにちは、八ヶ岳エリア担当の山田です。
一月も早いもので最後の日になりました。
この冬は暖冬と云われていますが、私の住む清里も比較的あたたかく
過ごしやすい日々を送っています。寒い日と温かい日が
二・三日ごとにあり、例年と比べますと光熱費
(暖房器具には灯油)(給湯・調理レンジはプロパンガス)
が3割程度安く済んでいます。一方ガソリン代は昨年からの
中東イランとアメリカの情勢緊迫が影響して高騰を続けています。
参考にして頂けたらと思いますが、八ヶ岳エリアで子育てを
考えている世帯は、基本夫婦で車が二台は必要です。
このエリアで見られる一般的なケースだと、
一台が普通乗用車でもう一台が軽自動車の組み合わせが多いです。
やはり、自動車税の関係もあり、維持費を考えると二台とも
排気量の大きい車は(事故時の安全性を考えると不安ですが)
維持費が掛かり過ぎます。 移住当時は私も高級車と云われる部類
の車を使用していましたが、日常の足として使用するには、劣悪な
環境の為、色々な意味で断念しました。特に冬場ですと、車体底部を
擦る様な積雪と凍結防止の為に散布される塩化カルシウム剤により、
ボディの塗装がボロボロになってしまったり、除雪作業による、砂利など
の飛び石で車の傷は毎日の様に増えていき、悪夢の日々でした(笑)
凍結状態路面について
そして居住するエリア、標高にもよりますが、例えば森勝ちなエリア
大泉町・小泉地区・小淵沢町の別荘区ですと、積雪後日照が届かない為、
雪は解けず、砂利道が接道だとすると、間違いなく四輪駆動車が必要です。
標高も関係してきますが、清里や野辺山、蓼科の様な標高1200m以上の
地帯ですと国道・県道は除雪されますが、除雪後、塩化カルシウム剤を
散布した路面では、早朝などまだらに凍結路面となっており、
三急(急発進・急ブレーキ・急カーブ)によって確実に制御力を失います。
八ヶ岳エリアで悪名高い道路と云えば、やはりレインボーラインでしょうか、
この時期良く事故現場に遭遇します。富士見高原・原村エリアでは、
エコーラインとズームラインの接続地点付近が危険エリアで事故が多発しています。
理由は、陽当りの良い路面と、日当たりの悪い林間エリアを縦断している道路で
路面状況(凍結路面と通常路面)がまだらにある為、ブレーキによるスリップと
急カーブでのスリップによる制御不能が非常に多い要因となっています。
生活道路の為、早朝や夕方に駅や学校へ通勤通学送迎や職場に向かう車が
かなりのスピード70km前後で(法定速度40km/50km区間)走行する為、
信号のない交差点からの合流車両や野生動物と衝突するケースと相まって、
非常に危険な道路となっています。
積雪路面状態について
積雪により良く立往生するエリアは、国道141号線須玉小手指交差点から箕輪
付近の急坂の範囲、清里小学校前信号以北から清里駅分岐の信号区間、そして県道
28号高原大橋から北上清里念場分岐までの急峻な坂道で良く立ち往生しています。
立ち往生する車両はほぼトラックですが、後続する車両が、停止を余儀なくされ、
再発進しようとするとタイヤが空転してしまい同じく立ち往生するケースが多く、
これは4WD車でも頻繁に起こる事ですが、4輪の内どれか一つタイヤにフリクションが
掛かれば容易に脱出できるのですが、前輪駆動車は中々脱出するのに手間がかかります。
田舎暮らしに最適な車とは?
移住生活でよく相談を受けるのは車選びについてです。
よくあるケースは、移住してみて、思ったより車にかかる
コストが大きく生活コストを圧迫している。
(移住前と比較して)ディーラーに勧められるままに
HV車を買ったが思ったほど燃費が良くない、など切実な
ものが多いのですが、 例えばHV車両について、
近年燃費のいいHVタイプ4WD車が市場に多く
出回っていますがそれでも日常においてHV車を使用する場合、
極端に燃費が落ちます特に冬場。何故かと申しますと車の使用距離が
極端に短くエンジン始動と停止を一日の内何度も繰り返すからです。
日常生活の足として使用する車と休日に旅行や行楽で使用する車では、
自ずと車種の選定も考えなければなりません。カタログ数値による
燃費のいいHV車を日常生活の足として八ヶ岳エリアで使用する場合、
普通ガソリン車と比べてもそれ程大きな差はありません。
又アイドリングストップ機能が装備されているハイブリット車、
いわゆるエコカーも実際は普通車と比べて、高性能のバッテリーが
搭載されており、寿命も短く高価であり、ディーラーでないと
交換が難しい為、維持コストも普通車よりかかってしまいます。
家族構成や生活するエリアに合わせた車の選定が必要なのは当然ですが、
例えばご自宅に薪ストーブがある、菜園をやっている、
DIYでウッドデッキや道具小屋を作る趣味を楽しみたい。
そんなライフスタイルならば、セカンドカーは軽トラックが便利です。
新しい場所での生活が慣れてくると薪にする丸太や大量の野菜、
菜園用の管理機の借用など多くのチャンスに恵まれるからです。
4WDの軽トラック(可能であればMT)が一台あると非常に便利です。
メインの車が2輪駆動車でそれ程遠方に行く用事が無ければ、
軽トラックを冬場も乗れるようにスタッドレスも準備し、
冬場はメインの車を使わない事で、タイヤ交換やガソリン代にかかる
コストを下げられます。軽トラックに使用するタイヤは
145R12や165R12で非常に廉価で入手できますし、バッテリーも安く、
エンジンもシンプルで耐久性にとみ、燃費もなかなかの物です。
(もちろんメーカーや年式によります)
小さなお子さんを連れて移住されて、ご主人は週末のみの移住の場合であれば、
セカンドカーは軽自動車のSUVスタイルの様な小回りの利く機動性に富んだ車も
非常に使い易いでしょう、特にチャイルドシートが必要なお子さんだと荷室よりも
後部座席のクリアランスがとれる車がおすすめです。必須は4WD車であること、
HVシステムでなくとも高燃費の車種があります。保育園の送迎や買い出し、
駅への送迎など天気が荒れていても関係なしで走行しなければならないからです。
リタイヤ後、八ヶ岳エリアに移住したご夫婦、公道からかなり砂利道を走った
森の中の別荘でゆったりした生活を考えているケースの場合、ジープタイプの
4WD軽自動車(AT)が良いのではないでしょうか、燃費は大型乗用車並みですが、
堅牢なボディと走破性は大雪があった平成26年豪雪の時でも一番に路上復帰していました。
タイヤも大きい為、維持費が掛かりますが、この一台で田舎暮らしいでは大きな安心感を
得られると思います。
如何ですか?このようにライフスタイルや家族構成、移住先の環境に応じて車を選定する
事をお勧めします。そうでなければ日々ストレスが蓄積するし、悪天候や災害時に生命の
危険にもさらされます。私の実家がある和歌山県を襲った2011年(平成23年)台風12号に
よる紀伊半島大水害時には、車の走行中に濁流に流されかけた時に、某メーカーの車高の
高い4WDSUVだった為に、間一髪で難を逃れた事があります。
その時同じく国道を前後走行していたセダンタイプの普通乗用車や軽自動車は流されて行き
車を捨てて流れに飛び込む運転手もいました。普段燃費も悪くタイヤも大きい為いつも不満に
感じていたのに、濁流の中でもタイヤが地面に接地した瞬間車はハンドル操作が可能になり
高台の上に登坂することが出来ました。水が引いた後ボンネットを開けると泥とゴミだらけで
したがその後も問題なく走行して驚いた経験があります。
住まい選びも大切ですが、是非田舎暮らしではセットで車選びも慎重に!
長々とお付き合いありがとうございました、そんな私が八ヶ岳山麓生活の日々を
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よろしくお願いいたします。
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投稿者プロフィール
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10年前に東京から八ヶ岳に移住してきた、三人娘の父。
山の中のギャラリーを運営中。
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