こんにちは!富士五湖現地スタッフの富士まりもんです。
最近はすっかり初夏の様子になった富士五湖ですが、半袖でも汗が流れる暑い日があったと思えば、コートが欲しいほど冷え込む日があったり、気温の変動が激しすぎて体調を崩しがちな今日この頃です。
先日、山梨県笛吹市芦川町のすずらんの群生地に行ってきました。
ここは東日本随一と言われる「日本すずらん」の自生地で、ずいぶん前から知る人ぞ知るすずらんの名所だったのですが、昔と比べると大型駐車場や水洗トイレなどずいぶん整備されて、すっかり山梨の観光スポットとなりました。
標高1300メートルのすずらん群生地へ
笛吹市に合併する前は「芦川村」という山間の村でした。すずらんと清流が美しいことで知られ、渓流釣りをしていた頃はよく通った場所でもあります。
街灯がすずらんというのも、芦川ならではという感じです(笑)。ここは芦川町の中でも一番標高が高く、すずらん群生地に近い集落「上芦川地区」です。
上芦川集落からおよそ10分ほど走ると、群生地入り口が見えてきます。広い駐車場があって、平日でしたがポツポツと車が止まっていました。
この橋の向こうが群生地です。まずここに立って一番に感じるのが「すずらんの香り」です。香り高いすずらんの芳香が充満していて、お花を見る前から胸がトキメキます!
この群生地に咲くすずらんは「日本すずらん」と言い、園芸種のドイツスズランとは異なり、たおやかでひっそりとした姿が奥ゆかしい可憐な花です。
さあ、いよいよ群生地に足を踏み入れます!
白樺林を縫うように散策路が作られていて、ロープが張られた群生地内に目をやると・・・・
小さな白い鈴が連なって咲いています!
広く傘のように開いた葉の下で、はにかむように咲くすずらんの花。
かなりの密度で咲いている場所もありますが、エリアによってまばらだったり、もう終わりかけている株も見られました。今年はすべての花がそうでしたが、花の開花が早く、例年なら5月の末から6月初旬頃が見頃の筈が、一週間から10日ほど早いペースで開花が進んだようです。すずらんの周囲の草の成長も早く、あっという間に丈の低いすずらんが埋もれつつあります。
こちらはもっと小さな丈のマイズルソウ。白い花火のような花を咲かせて、小さいながらも「きかん坊」な感じがかわいいです!
ギンランと思われる大きな株。こうした山野草も群生地にたくさん咲いていて、すずらん以外の花も楽しめます。
イカリソウも盛りを過ぎてはいましたが、結構咲き残っていました。
曇り空からだいぶ青空が出てきて、陽も射してきました。白樺の新緑が一斉に輝きだします。うーん、気持ちいい!の一言です。
群生地を後にし、やってきたのは先ほどの集落にある農産物直売所「おごっそう家」です。ここを訪れる楽しみは、お目当てのモノがあるかどうかなのです。この日は平日なので多分ないだろうなーと期待せずに立ち寄りましたが・・・
やった!あった〜❤
私の大好きな太巻寿司です。山椒の葉入りと入っていない2種類がありますが、私のお目当ては「山椒の葉入り」です。
カンピョウや干し椎茸、高野豆腐、でんぶに混じって見える緑色の部分が山椒の葉です。ずっしりと巻かれた具の中で、この山椒がピリッと効いて最高に美味しいのです!地元のおばちゃんが作るこの太巻きを食べたら、スーパーとかの太巻きなんて食べれません!具のひとつひとつしっかりと味付けされてボリューム満点!一本分もかなりの量ですが、一人でペロリと食べちゃいます(笑)。
一緒に写っているのはおばちゃん手作り「にんじゃくん」コロッケです。人参とジャガイモで「にんじゃ」くん。素朴ですが、アツアツホクホクの揚げたての味が美味しいんです。
他にも、芦川の名産「こんにゃく」です。私が渓流釣りでよく通っていた○十年前には、この辺りではたくさんのこんにゃく芋が栽培されていました。思えば初めてこんにゃくの葉っぱや茎を知ったのもこの地でした。最近ではあまりこんにゃく芋の畑を見る機会がないのですが、手作りこんにゃくは今でもこの土地の名物で、刺身こんにゃくとして食べるのもよし、煮物にしてもとても美味しいこんにゃくなのです。
他にもワラビやフキ、珍しいものでは「みょうがたけ」。・・と言っても、これは本当にみょうがの茎って感じでしたが(笑)、山菜系が充実していました。そして夏になると、笛吹市の盆地の方から桃やぶどうなどの新鮮果物も入荷してきます。秋はきのこや豆類なども人気がありますよ。
河口湖のラベンダー祭り
芦川町の「おごっそう家」からトンネルを通って10分もかからず、河口湖の大石地区に出ることができます。2010年にできた「若彦トンネル」のおかげで、山間の芦川町は大変便利になりました。ちなみに明治の「文明開化」に匹敵する!とまで言った地元の古老もいらっしゃるほどです(笑)。
そんな河口湖の大石地区にあるラベンダーで有名な「大石公園」に立ち寄ってみました。あいにく富士山には雲がかかって山頂は見えませんでしたが、ここは湖越しに富士山がどど〜ん!とみられる絶景スポットでもあるのです。
ラベンダーはまだまだ花の時期には早く、上の写真が唯一つぼみをつけている株を見つけて撮りました。
河口湖のラベンダーは毎年6月中旬から7月にかけてみることができます。
2018年は6月15日~7月8日 「河口湖ハーブフェスティバル」として、河口湖の各会場に大勢の人が訪れます。
大石公園内にはラベンダーのほかにも、様々な花が植えられていて、「花街道」と呼ばれる庭園があります。その他売店やカフェなどが入った河口湖自然生活館があり、ブルーベリーソフトクリームもありますよ〜。
この大石地区にはブルーベリーやさくらんぼ狩りなどができる農園もあり、特にブルーベリーは大石地区で多く栽培されています。公園内にもブルーベリーの実がまだ固い青い実をつけていました。ブルーベリーの旬は7月上旬頃からになりますので、まだまだ食べられるのは先ですねー。
新しい観光スポット「大石ハナテラス」
大石公園に隣接して「大石ハナテラス」が昨年7月にオープンしました。河口湖周辺、山梨県の特産品を扱うお店やカフェなどがテナントとして入った複合店舗施設です。
山梨の代表的な特産品である鹿革で作られた「印伝」を扱うメーカー直営のお店
ひとつの店舗ごとに建物が造られ、公園の中を散策しながらショッピングや食事を楽しめるゆったりとした設計になっています。今回は時間がなくてゆっくりと回れなかったので、次はじっくり楽しみつつ回ってみたいと思いました。
以上、富士まりもんでした。
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