群馬県・前橋・桐生エリアの現地案内スタッフの日本マウントです。
地域に生まれ育った者ならではのご案内をしてまいります。
関東は例年より早い梅雨入りでした。
紫陽花の近くをゆったりと進む蝸牛、
ほのぼのとした気持ちになると共に、
ふと思い出した映画
『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』
1944年11月、終戦まであと9カ月余り
サイパン島中部タッポーチョ山に潜み、
アメリカ軍への抵抗を続けていく日本兵が、
空腹のあまり蝸牛を食べて腹を下すシーン。
あーあ、焼いて食べれば大丈夫なのに、、
なんて呑気なことを心の中でつぶやいてみた。
フランス料理のエスカルゴなんかじゃなくて、
蝸牛をはじめ、蛙、田螺、雀なんかを
昭和中期迄は、実際食べていたのだと思います。
私も、子供時代、わずかながら記憶ありです。
さて、蝸牛や蛙(これじゃなくて食用の)は
グロテスクで極端な例ですが、
田舎暮らしでは、
いろんな食べられる野草があります。
道端に生えてるそれらを、
今、地元の人でさえ見向きもしませんが、
こうした季節感に満ちた食文化こそ、
田舎暮らしの楽しみだと思います。
たとえば、タンポポやツクシ
春先の芽吹いたばかりのヨモギで草餅を。
ノビルはネギのような食感、
年配のかたはノノヒロと呼んでいました。
薬草として知られるオオバコ
野草じゃなくて樹木ですが、
養蚕が盛んだった赤城南麓でよくみかける桑の実、
通称ドドメ、
口の周りが赤黒くなった子供の姿が懐かしい。
桑の葉を天麩羅にすることも、
そういえば、
俳優の岡本信人氏は、
食べられる野草に詳しくて、本も出されています。
なにかのテレビ番組で拝見しましたが、、
それはもう私のような半端な田舎人を完全に凌駕した
マニアックな世界でありました。
中古物件の敷地には、
前の持ち主が残していった、
果実を付ける樹木が残っていることもあります。
敷地に果樹の苗を植えるのも楽しみですよね。
次回は、そんな樹木になる果実たちを紹介します。
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