こんにちは。静岡担当 岩本です。
前回「薩埵峠」を越えて「由比宿」の民家が見えてきたところまででしたね。
前回の「薩埵峠」のブロブです。絶景をもう一度!
歌川広重で有名な「薩埵峠」!富士・駿河湾・東名・JRが一度に見える絶景スポット!
https://resort-bukken.com/info/wp-admin/post.php?post=103182&action=edit
今回はその続きです。別の日に由比宿の先の由比漁港までいってみましたのでこちらも紹介します。
①薩埵山を下りたら「由比宿」に入ります。由比の「一里塚碑」
江戸時代に江戸方面から峠を越える前の宿として賑わった旧家がそのまま残されているタイムスリップしたようなこの「一里塚碑」から「由比駅」まで街並みが続きます。東海道「由比宿」と呼ばれています。
②「茶屋」と呼ばれる休憩所が残っています。
まず「薩埵峠」の入口の宿「望嶽亭・藤屋」です。旅人の休憩所になっていたようです。有名な茶屋で、多くの文人などで賑わったとの事、このほかにも5~6件の茶屋があったようです。
「脇本陣・倉沢柏屋」です。明治天皇が休憩した間がある。
レトロな街並みが続きます。ここも休み茶屋です。村の名主を務めた旧家で、大名も休憩したので「本陣」と言われている。
③一般の民家も昔のままの風情を残し、江戸時代にタイムスリップしたような感覚に!
橋の欄干は新しいものになっていました。欄干には東海道の図が。
ここは「間の宿」あいのしゅく 倉澤
ここに「東海道あかりの博物館」がありましたがあいにく、休業日でした。昔の建物を再利用しています。
浜松から遠足で「薩埵峠」を越えてきた中学生の団体と一緒になりました。この先「由比駅」のさきまで行くそうです。
この辺りで有名な旧家「小池邸」建物は明治になって建て替えられ、大戸、くぐり戸、格子、なまこ壁など江戸時代の面影が残っています。
少し新しい建物は集会所になっていました。大正時代のようなレトロ感があります。
さて街並みもそろそろ終わり、由比駅に到着です。
④おまけです!今でも営業中のレトロな「清水銀行」
この由比駅の先に最も古く大正14年に建てられた歴史ある「清水銀行」は国の登録有形文化財になっていて、今でも営業しています。建物の裏は国道が通っていて、駿河湾が一望のとても景色の良い銀行です。
いつも通過点の由比駅周辺を歩いて、こんなに近くに歴史ある街並みが存在しているのを知り、得した気持ちになりました。歌川広重美術館もあり、まだ由比の有名でない絵もあるのではないかと思います。まだまだ、知らない所はたくさんあるのでちょっと調べてみようと思いました。後日、歌川広重の「雪の蒲原」で知られる蒲原町の街も歩いてみましたので、次回のお楽しみに!!
⑤次は桜えびの話
由比といえば全身桜色の桜えび、みなさんご存知ですよね。漁の時期も決まっているのでいつでも獲れるわけではありません。国内の100%が駿河湾産で焼津(大井川)と共に由比で水揚げされています。4月と11月の2回、漁の解禁時期があるので獲れたてを本当の生で食べられるこの時はそれを聞きつけた他県のお客さんで賑わいます。解禁してから3ヶ月くらいは漁期ですが天候に左右されるので行くタイミングが難しいですね。生で冷凍したものを解凍してそのまま生で食べられないこともないですが、かなり品質が落ちてしまうのでおいしくありません。ゆでるか、かき揚げが一番ですね。
桜えび一口メモ
桜えびの発見について!!
桜えびはかなり深いところで生息していますが、明治27年に由比の漁師がアジの漁をしていた時、網がいつもよりも深くもぐってしまい引き上げてみたら見たこともないピンク色のエビがかかっていた、という偶然がもたらした奇跡により、発見されました。その後桜えび漁は、由比・蒲原・大井川地区の合計で 120隻の許可証をもつ船で漁をしています。漁期を決め、大切に資源を守っています。
さて、話はもどりますね。この由比の街歩きとは別の日に知人に桜えびを送りたいと思い、由比漁港に行ってみました。桜えび祭りは終わったのにものすごい混みようでした。
由比駅前に造られたこの大きなオブジェが迎えます。富士山も見えます。
桜えび通りを少し歩くと、看板が出ています。
この先の国1バイパスの下をくぐると、由比漁港が見えます。
漁港に入るとすごい人だかりです。人気の「浜のかきあげや」があり、開店を待つ人たちが大勢います。整理券制で、早い人は何時ごろからいるのかわかりませんが用意されるのは限定200グループです。
私が行った時間は9時30分位でしたが165番目の札になっていました。200人ではなく、
200グループなので165番ということは?考えただけでも・・・・・。平日をオススメします。
メニューはこちら。まだ他にもあります。
シラスも美味しいです。こちらは釜揚げの桜えびと釜揚げシラスです。
ここは素通りして由比漁港の売店に向かいます。
混んでいますが並ぶほどではありません。
さて、購入したものは、「生桜えび」「ゆで桜えび」「桜えびの沖漬け」「ゆでシラス」です。早速発砲スチロールに入れて発送してもらいました。
「桜えびの沖漬け」の写真を撮り忘れてしまったのですが、こちらは1年中あるわけではないので貴重な品です。昨年位から販売されている、漁師さん考案の
あまり知られていない逸品!水揚げすぐの新鮮な桜えびを、特製だれに漬け込ん真空パックにした「漁師の沖漬け」まだ、生きている状態のエビも漬けこまれ、漁師さんにしか作れない貴重なもので数にも限りがあるそうです。
特にお酒のつまみには最適です!
また写真のようにご飯にのせて丼ものにしたり、薬味とだし汁をかけて ひつまぶし風に楽しむこともオススメです。
ここまでお読みいただき有難うございます。興味がありましたら日本マウントHPでリゾート物件ご覧になってみませんか?
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