庭に思わぬ花の発見!森の別荘地に赤い色を探して〜秋の富士五湖〜

富士五湖・伊東・芦ノ湖の情報

こんにちは!富士五湖現地スタッフの富士まりもんです。

秋が深まってきました!
空は高くなり、森の別荘地には秋の気配が漂います。
9月も中旬となると朝晩はめっきり冷え込むようになり、季節は早足で夏を通り越して秋へと変わってきました。

森の中を散策していたら、別荘の庭に思わぬ花が咲いていました。
「彼岸花」です。
この時期、田園地帯では大群落が出現し、その色鮮やかな緋色が稲穂の黄金色と共に素晴らしい景観を生み出すのですが、標高1000メートルを超す山中湖には田んぼはありませんし、もちろん彼岸花の群落を見ることもありません。きっとこの彼岸花は別荘の持ち主の方が庭に球根を植えられたものと思います。数える程の本数ですが、その鮮やかさは十分秋を感じさせてくれるものです。

160909_1

これは「ゴマギ」と呼んでいる木にたわわに実った赤い実です。ゴマギは葉っぱの匂いがゴマに似ているのでそう呼ばれていますが、私にはゴマというよりゴムの匂いに近いように感じます(笑)。別荘地周辺にはたくさんのゴマキが生えていて、初夏に白い花を咲かせ、秋になるとご覧のような赤い実をたくさんつけます。

160909_3

初夏に青い実をつけた「山椒」も赤く色づきました!
この赤い皮をすりつぶすと粉さんしょうとなるわけですね〜。
小粒でもピリリと辛い山椒ですが、私はこの赤い実をヒヨドリが食べているのを目撃したことがあります。ヒヨドリは辛さに強いのでしょうか?
ちなみにサンショウクイという名の鳥がいます。これは鳴き声がヒリリー・・・ピリリー・・と鳴くので、山椒を食べて辛くて鳴いているんだと思われこの名がついたらしいですが、山椒は食べないです。

160909_5

やはり初夏に白い大きな花を咲かせた「ヤマボウシ」の実が赤く色づいてきました。
ボツボツした点々が特徴的です。この実は食べると甘いと言われていますが、私は食べたことがありません。果実酒にするのが一般的のようです。別荘地ではよく庭に自生しているのを見かけます。

160909_6

道に落ちていた「ツリバナ」です。
長い柄を持ち、赤い実がぶら下がるのでよくわかります。果実は熟すと5つに割れて、中から朱色の種子が、これまたぶら下がるように顔を出します。葉っぱも真っ赤に紅葉して晩秋までとてもきれいです。

160909_7

さて、こちらは「ツリフネソウ」
船を吊るしたように見えるからこの名がついたとも言われています。黄色い花もあり、そちらはキツリフネと呼ばれます。この辺では赤紫と黄色の両方見かけますが、どちらかというと赤紫が多いです。

160909_8

以上は別荘地で見かけた赤い花と実です。
これらの花を調べてみると、いずれも水辺や湿った土地を好む植物ということがわかりました!
やはりこの辺は湿気が多いんですかね〜。

 

番外「山栗」
赤い色ではないですが、この季節は緑のイガイガが道によく落ちています。山の栗なので本当に小さな小さな実です。でも森の動物たちには大切な食料になります。ちなみにこれで栗ご飯を作ろうと思ったら皮むきも半端なく大変です!(笑)

番外2「くるみ」
森にはたくさんのくるみの木が自生しています。このくるみの繁殖力たるや実に驚くべきものがあります。更に成長も非常に早く、あっという間に10メートルとか20メートルに成長してしまいます。
富士まりもんの自宅周辺にもくるみの木があり、実生のくるみがあちこちで発芽するので、見つけ次第鬼のように抜いています!ちょっと可哀想ですが、これが大木になると日陰はできるは黒い実が落ちて洗濯物を汚すは・・・本当に大変なんです(涙)。
下の写真は果皮が黒くなって一部硬い実の部分が見えていますね。食用にはこの果皮を腐らせて取り除き実をきれいに洗ってよく干します。長期保存ができ、縄文時代から食べられていた木の実です。硬い殻を割って食用できる部分を取り出すわけですが、これが実に大変な作業です。「剥きくるみ」としてよく道の駅なんかで売られているのを見かけますが、その大変さを考えると高価になるのもわかります。
くるみは栄養価が高くとても美味しいのですが、食用として流通されているのはほとんど輸入された洋くるみです。日本に自生するオニグルミなどは食べたことのない方がほとんどだと思います。秋の森にはたくさんのくるみの実が落ちているのを見かけますが、そのほとんどはやっぱり動物たちの食料になるのです。

160909_2

自然豊かな森の中は散歩のたびにいろんな発見がありますよ!
ぜひ秋の森に赤や黄色、様々な色を探しに出かけてみませんか?

森の暮らしが楽しめる富士山麓の中古別荘はこちら>>

最近のおすすめログハウスはこちら>>

160905_16

以上、富士まりもんでした。

 

投稿者プロフィール

富士まりもん
富士五湖エリアの現地案内スタッフ。
田舎暮らしも、リゾート暮らしもしてみました。 そんな経験も踏まえて、お客様のお役に立ちたいと思います。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

ランキング

  1. 1

    【館山】ドラマのロケ地巡り、ビーチボーイズ

  2. 2

    野尻湖畔まで歩いて3分の中古ロッジ、近くに話題のカフェ【LANP】があります

  3. 3

    芸能人が驚く!贅沢な時間を演出する豪邸 – 長生郡一宮町のゴルフ物件

  4. 4

    温泉権についてまとめてみた!温泉権付き物件のメリット・デメリット

  5. 5

    人気の北杜市のおとなり韮崎市も田舎暮らし移住に最適、八ヶ岳山麓圏

  6. 6

    コリーナ矢板のオススメ物件

  7. 7

    姨捨山の伝説・・・

  8. 8

    【八ヶ岳南麓周辺】夏におすすめのプチトレッキングコース3選!

  9. 9

    【千葉県富津市】今が買い時!都内から1時間で叶う理想の別荘ライフ|海が見える高台物件も多数

  10. 10

    「こんなお店が近くにあったら」移住しても楽しみが増える!人気パティスリー「ニューモラス」が安曇野に移転オープン

最近の記事

  1. ぐんま花の駅《常楽寺》のアジサイと群馬県のソウルフードを楽しむ一日!

  2. 千葉県が誇る紫陽花の名所・茂原市『服部農園あじさい屋敷』へ!

  3. 【八ヶ岳南麓周辺】夏におすすめのプチトレッキングコース3選!

  4. 前橋市街地から8kmほどの場所にある赤城山麓のアジサイの名所は、子どもから大人まで楽しめる《人気の道の駅》でした!

  5. ロープウェイを使い、山の上から見る景色【昇仙峡】後編

物件記事 おすすめ記事 特集記事
  1. 栃木市の自然と暮らすログハウス|ハンドカット職人が建てた一棟限りの住まい【田舎移住・物件No.71656】

  2. 駒ヶ根の呼吸する家|薪ストーブと家庭菜園を楽しむ理想のセカンドライフ【長野・田舎暮らし物件】

  3. 多目的に楽しめる!裾野市須山「十里木南富士別荘地」のリフォーム済み別荘のご紹介

  1. 【千葉県富津市】今が買い時!都内から1時間で叶う理想の別荘ライフ|海が見える高台物件も多数

  2. 【体験談】千葉から那須へ移住して13年。私はここで「家族のかたち」を見つけました。

  3. 【富士五湖周辺】都会と田舎の二拠点生活のデリメリを個人的に考えてみた

  4. 赤城南麓にある群馬最強パワースポット! 三夜沢【赤城神社】でパワーをいただく日

  5. 田舎暮らしの定番!キエーロ(コンポスト)に挑戦したら、簡単で快適だったのでおすすめしたい!

  6. 【不動産会社様へ】反響を増やす方法、無料で試してみませんか?

  1. 栃木市の自然と暮らすログハウス|ハンドカット職人が建てた一棟限りの住まい【田舎移住・物件No.71656】

  2. 駒ヶ根の呼吸する家|薪ストーブと家庭菜園を楽しむ理想のセカンドライフ【長野・田舎暮らし物件】

  3. 【千葉県富津市】今が買い時!都内から1時間で叶う理想の別荘ライフ|海が見える高台物件も多数

  4. 【体験談】千葉から那須へ移住して13年。私はここで「家族のかたち」を見つけました。

  5. 【富士五湖周辺】都会と田舎の二拠点生活のデリメリを個人的に考えてみた

  6. 田舎暮らしの定番!キエーロ(コンポスト)に挑戦したら、簡単で快適だったのでおすすめしたい!

アーカイブ
TOP