こんにちは!富士五湖現地スタッフの富士まりもんです。
先日、富士五湖の中心地でもある「富士吉田市」のまちフェス「ハタオリマチフェスティバル」へ行ってきましたので、その様子をご紹介します。
富士山のお膝元である「富士吉田市」では富士山の湧き水を使って江戸時代から織物業が育まれてきました。特に戦後の景気拡大に伴って、生地を織れば織るほど飛ぶように売れる「ガチャマン」景気と呼ばれる黄金時代がありました。「ガチャッとひと織りすれば1万円儲かる」といわれるほど景気の良い時代でした。この時期には急激に拡大する生産量に対して働き手が足りなくなり、織物業で働く女性「織姫」の争奪戦が起きるほどだったそうです。やがて海外からの安い繊維製品の流入によって国内の織物産業は次第に衰退し、富士吉田市の機屋さんも多くが廃業してしまいました。しかし近年、若い後継者や外部からの新しい力の導入によるファクトリーブランドがたくさん登場し注目を集めています。また、蜘蛛の糸のように細い糸を高密度で複雑に織ることができる産地はそうありません。歴史の中で培ってきた技術は国内外の高級ブランドにも織物を提供しているのです。
まず最初に向かったのは「ハタオリ工場祭」会場A。
会場は地元衣料品店「まるさくたなべ」さんの三階催物フロア?です。このお店、20年近くこの地に住んでいて初めて足を踏み入れました!(笑)
お目当ては「ハギレ市」だったのですが、前日にかなり売れてしまってハギレはあまり見当たりませんでしたが、なぜか福島県会津地方の織物屋さんが参加されていて、「会津木綿」のハギレを購入しました。昔から野良着として使われてきた生地で、どことなく懐かしい色合いと肌触りです♪
奥に見える超ゴージャスなノートPCケースは、この地の織物のひとつ「金襴緞子」で作られています。まばゆいばかりの輝きです!
これは名刺入れだったかな?紙のパッケージが面白いですが、実はこれ、織物の柄データ(紋紙)と思われます。柄を出すためのデータで、いわばプログラム。
これはスカート?と思いきや、生地なのです。上の方にはゴムが織り込んであり、シャーリングになっています。下は異種素材を織り込んだりして、とっても手の混んだ生地です。端を縫えばすぐスカートとして活躍しそう!
別の会場ではトークイベントが行われていました。それ以外にもあちこちでワークショップや機織工場を見学するツアーの他、音楽会や落語会など、実に盛りだくさんな内容のイベントです!
こちらはおいしいお昼ごはんを提供する「ハタオリマチの食事会」
下吉田にある小室浅間神社の境内では、道具市やクラフト作家のお店が軒を並べ、フード系のお店もたくさん出店しているので、大勢の人で賑わっていました。
古くて懐かしいものがいっぱい!こんなものまで!っというような商品も並んでいましたよ〜。たとえば写真には撮れなかったのですが、崎陽軒のシュウマイについている陶器製のタレ入れ容器とか(笑)。私は以前これを集めて貯め込んでいたのを、夫に捨てるよう説得されて捨てた苦い思い出が蘇ってしまいました・・・。確かに何に使うの?って感じですけどね。
お寿司屋さんの巻き寿司でランチです。うなぎやスモークチーズ、ミョウガ、山ゴボウのお漬物などが巻いてあって、めちゃめちゃおいしかったー♪よく見たら市内のお寿司屋さんじゃなくて、なんと甲府からの出店でした。
こちらのお店は「tsuzuri お花のアトリエ」さん 可愛いお花のアクセサリーやアレンジメントなどを販売してました!おむすびちゃんという看板犬も超可愛かった〜。
松本から遊びに来たM子ちゃんは、素敵な髪飾りを買いました!お似合いですね〜。
「ハタフェス」のパンフなど。オレンジ色のテープはレピヤンリボンさんのオリジナルリボン。猫のかわいいイラストが描かれてます。この「ハタフェス」では、ものづくりをしている現場の人が直接販売しているので、いろんな作品を見たり、お話が聞けてとても有意義で楽しい一日でした!今年で2回目ということで、年々盛況になってきているようです。来年はぜひみなさんも「ハタフェス」へお越しくださーい!
神社から出て参道を歩いていると、こんな看板が・・・。
「縁結びの御神木」?
よ〜く見るとハート型のコブがありました!面白いですね〜。
この日は前日からの雨があがりお天気が良くなって、汗ばむほどの陽気でした。田んぼでは稲刈りの風景も見られます。
街路樹のナナカマドの実が赤く色づいています。
富士山の初冠雪はまだですが、その日も近いことでしょう。
以上、富士まりもんでした。
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