こんにちは。富士山近くの別荘と東京の自宅の二拠点生活をしている秋里(あきさと)です。
二拠点生活や田舎暮らし移住というライフスタイルを選択する人も増えてきました。家族、単身で、パートナーと、ペットと新しい土地に住んだり、拠点を行き来したりといつもと異なる環境に身を置くのは癒しであり、刺激にもなります。
私たちは現在、東京都内の家と富士山に近い別荘の2つの家を往来していて、いわゆる二拠点生活をしています。別荘というと週末や連休に訪れるというイメージかもしれませんが、富士山の家に数ヶ月いることもあります。そうなるとほぼ居住者(移住者)の生活に近いかもしれません。
現在居住している富士山周辺エリアは東京から中央高速で約1時間半と行ったり来たりしやすいのも気に入っています。また名古屋方面からも第二東海自動車道経由で約3時間半ほどとアクセスしやすい距離にあります。
では実際に生活しているとどんな感じなのでしょうか。私自身の個人的な経験と感想になりますが、二拠点生活についてのデリメリを以下まとめてみました。
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二拠点生活のメリットについて
時間にしばられず生活できる
旅行に出かけるにしてもホテルは予約が必須となっています。またチェックイン/アウトの時間的融通が効くホテルなども増えてきましたが、それでもある程度は時間を合わせる必要があります。
別荘はいわば”自宅”なので、気が向いたときにふらっと行くことができます。また大型連休やお盆、年始年末など交通渋滞がありますが時間帯を選び、例えば深夜に東京から富士山まで行くことで回避できています。目的地に向かうまでイライラしなくて済むというのは気が楽です。
好きなときに大好きな自分の場所に行けて、喧騒から逃れられるというのは思った以上に安らぎをもたらしてくれました。
物価が安め、地域住民専用の格安温泉施設も
別荘地自体が人気の観光スポットにあったり、近かったりします。インバウンドの影響もあり物価が飲食店の価格が高かったりするのですが、実際に買い物に行ったり施設を利用したりするのは地元エリアです。野菜の直売所などを利用すれば都内よりもかなり割安に新鮮なものが手に入ります。富士山周辺でいえば道の駅などでは天然水が無料で汲めたりするところもあります。
また富士山周辺の一部市町村では住民登録することで自治体が運営する温泉を格安(通常300〜500円程度!)で利用できまます。週末や連休でも比較的空いていてゆっくり入れるのは嬉しいポイントです。住民登録していなくても別荘地に別荘を所有していれば管理組合などに利用券の発行を依頼できます。日帰り温泉として営業している温泉でも自治体割引(村民、町民割引)があり半額程度で利用できるところも。
※村民、町民専用温泉の一般利用はできないこともあります。自治体が運営する日帰りや立ち寄り温泉は誰でも利用できます。
田舎暮らしの人間関係……あっても、なくても
別荘地内で散歩をしている方たちとすれ違ったときに挨拶はしますが、そこで無理に交友関係を構築してもしなくても問題ありません(というか、意外と挨拶だけの関係の人も多い)。それとは逆に、地元の集まりなどに積極的に参加してコミュニケーションをとっているという方もおられるようです。
新しい人間関係を築きたい、あるいはその反対でゆっくりと静かにすごしたい。その選択ができるのも二拠点生活ならではです。
ただしある程度の信頼関係が築けるとネットだけではわからない情報などをその地に住む人に教えてもらったりするのは本当にありがたいと思うことが多いです。

設置したトレイルカメラにはシカの親子が登場
リスクマネージメントになる
今住んでいる場所に何かあったときに退避できる場所を確保できているというのは安心かと思います。もちろん日本のどこにいても確実に安全ということは担保できないかもしれません。ただし何かあってもどちらかの家では生活ができるかもしれないということを考えるようになりました。
リスク分散のことばかりを考えているわけではないのですが、結果的にそうなることはあるかもしれません。
自然環境と静けさに癒されリフレッシュ
場所によるかもしれませんが、今でもとにかく静かで癒されます。もちろんそんな別荘地にも連休などになると少し賑わうかなという印象ですが都内と比べると夜は無音といえるほどです。
日中に外を通る車もほとんどないので気がつくとゆるい感じでリラックスしています。実はこれが私にとっての一番の魅力です。国内外を問わず旅行にいってリフレッシュするのも好きですが、定点でゆったりとした時間の大切さを年をとるごとに感じています。
二拠点生活のデメリット
維持費は必要に応じてかかる
私が住んでいる富士山周辺の場合、夏は快適に過ごせる避暑地=寒冷地ということもあり冬場は光熱費がかさみます。別荘に行く頻度が少ない、夏しか訪れないというのであれば不在の期間はこれらを一旦休止させたよいでしょう。いわゆる水抜きなどが必要なのですが、それはまた別の機会にお伝えします。
マンションは積立費などから大規模修繕などに対応しますが、戸建ての場合は何年かに一度の外壁塗装、住宅設備の点検などのほか、別荘地では管理費(別荘地によって金額は異なります)の支払いもあります。
自然にあふれているということは、自然が厳しいことでもあります。家の周囲に木が生えていれば手入れも必要です。また下水道はなく浄化水槽(地下浸透方式)を利用している場合は、年に一度の洗浄が自治体で義務付けられていることも。
車はあった方が生活が便利
電車バスといった公共交通機関も利用できますが、富士五湖周辺の別荘地へのアクセスは基本的に車です。ただし別荘に行く時にレンタカーをしてもいいので所有していなくても問題はないと思います。もちろん公共交通機関で現地まできてレンタカーするのもよいかもしれません。

河口湖周辺にはショッピングモールでは生活に必要なものがそろう
富士山周辺の別荘地によっては、管理組合が無料のシャトルバスを運行していてショッピングセンターや病院などを巡回しているところもあります。通年ではなく夏季限定のところもあります。各別荘地のHPなどで運行の有無は確認することができます。
とはいえちょっと足をのばして観光に出かけたり、自分のペースで動きたい、そしていざというときの移動時などに車は必要です。ある程度の手段は考えておく必要はあるかもしれません。別荘地ではなく田舎暮らしとして住居を選ぶなら、交通至便な駅近の住宅地でも閑静なところはあります。
メンテナンスや修理
いきなり切れる電球や蛍光灯から始まり、家電、給湯器、外壁塗装、雨漏り、獣害などさまざまなことがおきます。でもこれは別荘に限ったことではありません。どこに住んでいても起こりうるトラブルではないでしょうか。
我が家は氷点下となる真冬にいきなり給湯器が壊れてしまったことがありました。そのトラブル自体は大変なのですが、ここ富士山周辺は寒冷地なのでそれに対応できる(対応に慣れている)業者さんなどが必ずいます。ただし修理や納品は即対応とならないこともあります。
冬場も訪れるのであれば寒くなる前に屋根の雨漏り、壁や天井の断熱具合、暖房器具の点検などは必須です。庭がある場合は樹木の剪定や木を切り倒して抜根しておくなどのメンテナンスも必要です。

夏は涼しいが冬は降雪がある
避暑地でも暑い!?冬場は雪や氷点下!?
温暖化の影響なのか避暑地と呼ばれる場所でも夏はエアコンが必要になってきています。
家電量販店で話を聞いたところ、ここ富士山周辺でもエアコンを導入する家が増えているそうです。実は寒冷地仕様のエアコンというのがあり夏は涼しく、冬は氷点下でも暖房能力にパワーがあるエアコンがあります。
冬場は数十センチ積もる大雪が降ることもあります。別荘地内に雪かき車(ブルドーザー)はきますが、夕方になったりすることもあるので食料や燃料などの対策のほか、車のバッテリー、冬用タイヤ、チェーンなども準備しておきましょう。
家を2つ持つとなると大変そう……と思う方もいらしゃるかもしれません。片方をもしくは両方を賃貸にする、あるいは今住んでいる家を売却して田舎に移住する、などその方法もさまざまです。旅行や観光とは違う選択肢の一つが二拠点生活であり田舎暮らしだと私は思っています。

晴れた晩春の山中湖
いきなり移住するよりもまずは興味のある地域で長期滞在する、あるいは生活するように宿泊できる民泊などを利用してその土地を知るといったことから始めてみてはいかがでしょうか。その後、二拠点生活(あるいは移住)をする地を決めたらまずは現地で物件を視察することをおすすめします。
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今日もありがとうございました。
皆さまにとって幸せな1日でありますように
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