ガイドさんがはじめに案内してくれたのが『御車寄(おくるまよせ)』といわれる玄関です。
御車寄
昇殿を許された、ごく限られた人だけが使用できた玄関で
次に案内をうけた諸大夫の間と廊下で繋がっています。
建物の構造からすると大きさは８畳くらいあるでしょうか…
誰がなんと言おうと“玄関”です！笑
長野県現現地スタッフの日本マウントで―す！
ようやく京都御所内部の投稿に辿り付けてホッとしてます。
ガイドさんが御車寄の次に案内してくれたのが『諸大夫の間（しょだいふのま）』です。
桜の間
鶴の間
虎の間
諸大夫の間は向って左から『桜の間』、『鶴の間』、『虎の間』の３つの部屋から成り立っています。
御車寄から参内した者の控えの間で、身分の上下によって異なった部屋に控えていたとの事。
襖の絵にちなんで格の高い順に虎の間→鶴の間→桜の間と呼ばれる部屋がならんでいます。
さらにガイドさんの説明によるとこの３つの部屋は襖以外にも
①畳の縁が部屋により仕様と色が違っており、また
②虎の間と鶴の間からは奥の襖から廊下に行かれるのに対して
桜の間からはそもそも襖がなく表の渡り廊下からしか中に入れないとの事でした。
渡り廊下
身分社会における身分の上下関係というものが
室内においてもこれほどはっきりしてる事に正直驚かされました。
同時に、今の時代に生まれて良かったな～、とつくづく思いました。
そして一行はこのあと経験豊富なガイドさんの後について
いよいよ京都御所の本丸とも言うべき『紫宸殿（ししんでん）』をまのあたりにするのでした。
続く
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