こんにちは!
神社やお寺など神社仏閣、歴史が大好きな前島です!
今回は、歴史に関する山梨県の観光名所のお話です。
京都や僕が移住した奈良県などは、古代の日本の中心地でしたので、歴史的なものが、数多く存在しています。
しかし、僕の地元である山梨県も、こういった歴史的なものが、あるんです!
歴史が好きな僕は、こういった歴史的な建造物や場所などを、訪問して実際に目で見てみることが、とても楽しいです。
山梨県の観光名所であれば、富士吉田エリアや北杜市(清里)エリアなどからも、気軽に行けますし、都内周辺からでも週末などに行くことができます。
歴史的にも重要なものであり、観光地として楽しむこともできるといった場所は、週末のお出かけの候補地にもなりますので、とても良いですよね。
今回、ご紹介するのは、今から約1600年前に建てられた、”とある橋”のご紹介です。
それでは、みなさんを1600年前の日本(山梨県)へご案内いたします!
日本三奇橋!名勝としても有名!
山梨県の大月市(旧国名:甲斐国)に【猿橋】と呼ばれる橋があります。
この【猿橋】は、【日本三奇橋(読み:にほんさんききょう)】とも呼ばれていまして、橋の構造が珍しい3つの橋の1つに認定されています。
日本三奇橋は、山梨県の【猿橋】以外に、山口県の【岩国の錦帯橋】、長野県の【木曽の桟】があります。
猿橋以外を簡単にご紹介しますと、
【錦帯橋(読み:きんたいきょう)】は、山口県の岩国市にある橋で、5連のアーチ状になった橋です。
美しいアーチが有名になっています。
【木曽の桟(きそのかけはし)】は、長野県の木曽郡上松町にある橋で、木曽川の絶壁に建てられた橋のことでして、現在は存在していませんが、当時の面影である石垣の一部だけ残っています。
では、山梨県の【猿橋】とは、いったいどんな橋なのでしょうか?
【猿橋】は、橋脚(読み:きょうきゃく)という橋を支えるための柱のようなものを使わずに作った木造の橋です。
一般的な橋は、両端に、橋台(読み:きょうだい)と呼ばれる橋を支える柱のようなものを建てて、中央に、橋脚を建てて、橋を作ります。
しかし、この猿橋は、中央部分の橋脚がない橋で、両端の岸からはみ出している四層のはね木で支えられています。

猿橋
この構造が珍しいということで、日本三奇橋として、認定されています。
橋の長さは、【約30メートル】で、橋の幅は、【約3メートル】、橋と水面までの距離は、【約30メートル】となっています。
この【猿橋】ができたときのことは、はっきりとわかっていませんが、今から約1600年前の推古天皇の時代(西暦600年ごろです。)に作られたとされています。
当時、百済(読み:くだら、意味:昔の朝鮮半島の国名)からやってきた志羅呼(読み:しらこ)という人物(造園博士)が、橋の建設を依頼されましたが、かなり苦戦したそうです。
流れが急だったため、通常の橋の作り方では、橋が作れなかったそうです。
そんなとき、その付近にいた猿たちが、両岸から手をつないで、猿の橋を作って、猿たちが行き来している様子を見たそうです。
これを見て、今の珍しい構造(橋脚がない構造)を考え付いて、橋を完成させたそうです。
この猿たちの様子から作った橋なので、【猿橋】と名付けられたそうです。
これらの話は、伝説となっていて、たしかな情報はありませんが、おそらくこういった歴史があったのではないかといわれています。
ただ、現在の【猿橋】は、推古天皇時代に作られた橋ではなく、昭和59年(西暦1984年)に、嘉永4年(西暦1851年)の資料をもとにして再現した橋となっています。
猿橋の見どころ
【猿橋】の見どころは、先ほどもお話しましたが、橋の構造ですね。
橋の真ん中に、橋を支える柱のようなものがないので、美しい形をしています。
橋を実際に渡るときも、橋の下側も見ることはできますが、猿橋の横にかかっている【新猿橋】から見ると、構造がはっきりと見えますので、ここから見るのがおすすめです!
写真で見ても、きれいだなとか、美しい形をしているなと思うのですが、やはり実際に見に行って、自分の目で直接見るのは、違います。
現地に行って、実際に見ることを僕はおすすめします!
そして、この【猿橋】は、下から見ることができるスポットもあります。
橋の入口付近に、下側へ行ける場所があります。
階段を下りていくと、下から、橋の構造部分が見えます。
岸から木材がはみ出ているのが、下から見えまして、こういう構造になっているのかとわかります。
反対側の岸からはみ出ている木材も見えますが、階段を下りたところから、真上に見上げるような形で、見える部分のほうが、しっかりと見えます。
その階段を下りたスポットの場所から、さらに橋と反対方向に道がありまして、大きな道ではありませんが、その道を進んで行くと、また違う絶景スポットがあります。
猿橋は見えないのですが、きれいな川が大きく見える場所が出てきます。
ここからの景色もきれいですし、その付近に岩の間から見える小さな水もきれいです。

猿橋の川
土日などの休みの日ですと、この猿橋の下の道は、結構多くの人がきまして、混雑することがあります。
平日に行くと、比較的空いていまして、僕もパートナーの彼と平日に行って、観光したことがあります。
【猿橋】は、珍しい構造の橋以外にも、その橋の周辺にも、多くの見どころがありますので、橋だけではなく、その周辺も散策することをおすすめします。

川
新猿橋からの眺め
再現されて作られた【猿橋】のすぐそばに、新しく作られた【新猿橋】というのがあります。
この【新猿橋】は、車も通れる、一般道の橋でして、特別な橋というわけではなく、一般的な橋となっています。
この【新猿橋】は、珍しい構造などをしていませんが、この新猿橋からの眺めが、とてもきれいなんです!
なんと、【新猿橋】から、【猿橋】がはっきりと見えるんです!

猿橋
橋の構造や、橋の姿が、はっきりと見えまして、ほかに、じゃまをするものがないので、とても美しく見れます。
この【新猿橋】を撮影スポットとして、橋から、【猿橋】を撮影する人が多いです。
僕も、この【新猿橋】から【猿橋】を撮影しましたし、ここから眺めたこともありますが、やはりきれいでした。
【新猿橋】は、【猿橋】も近くて、歩いてすぐに行けます。
【新猿橋】と【猿橋】は、ぐるっと1周することもできまして、駐車場側から【猿橋】へ向かって、まず、【猿橋】をそのまま渡ります。
渡った先で、階段を上り、県道に出ましたら、左手に歩いていくとすぐに【新猿橋】がありますので、そのまま【新猿橋】を渡っていきます。
【新猿橋】を渡った先の左側に、階段が見えてきますので、その階段を下りていきますと、最初に渡った駐車場側の【猿橋】入口に到着できます。
【新猿橋】を渡った先の左側の階段を下りなくても、その先を少し歩いていって、車と同じ道をぐるっと回れば、同じ場所に戻ってこれます。
もし時間がある方は、1周目は、【新猿橋】の階段を下りていき、2週目は、【新猿橋】の階段を使わずに、少し歩いて元の場所へ戻ってみるのも楽しいと思いますよ。

新猿橋
お土産屋さんとお食事処が一緒になっているお店
【猿橋】の駐車場側に、【猿橋大黒屋】というお店がありまして、ここは、山梨の名物を買えるお土産屋さんでもあり、ご飯を食べられるお食事処でもあるお店です。
猿橋に来たときに、山梨の名物をお土産として、買って帰ることもできまして、いろいろな名産品がそろっているお店です。
そして、お土産屋さんだけではなく、お食事処として、ご飯も食べることができます。
ここのお食事処は、おそばを中心としたお店で、おそば以外のご飯ものもありますが、おそばは、【忠治そば膳】というのが看板メニューです。
このおそばの名前についている”忠治”は、江戸時代に侠客(読み:きょうかく、意味:弱きを助け、強きをくじくという人情に重んじていた人のこと)として活躍していた【国定忠治(読み:くにさだ ちゅうじ)】から来た名前です。
大黒屋は、創業300年の老舗のお店でして、昔は、旅館として営業をしていました。
その旅館時代に国定忠治がよく泊まりに来ていた場所だったそうでして、ここのおそばを食べていたそうです。
大黒屋は、旅館業をコロナウイルスが蔓延したときに、一旦休業していたのですが、2023年に現在のお土産屋さん兼、お食事処のお店にリニューアルオープンしたそうです。
お食事処は、ご飯以外にも、スイーツなどカフェとして楽しむこともできます。
【味噌シフォンケーキ】といった珍しいケーキや、【揚げ信玄焼き】といった山梨ならではのスイーツなども楽しむことができます。
猿橋を観光したときに、お昼時であれば、ご飯を楽しんだり、お昼を過ぎたあたりなどは、カフェとして、スイーツを楽しんだりすることもできますし、お土産も買えますので、このお店だけでも、かなり観光を満喫できます。

猿橋
アクセス
住所:〒409-0614 山梨県大月市猿橋町猿橋55
(大黒屋の住所ですが、駐車場も猿橋も、この隣の場所です。)
駐車場:無料駐車場あり(猿橋のすぐ近くに2か所と、猿橋公園付近と猿橋多目的広場にあり、歩いて10分程度の場所です。)
最寄り駅:JR中央本線 / 猿橋駅(駅から徒歩15分です。)
※バスも運行していますので、最寄りのバス停(猿橋)を利用してください。
最寄りインター:中央自動車道 / 大月インター
インターを降りてから、車で15分ほどで到着できます。
大黒屋の定休日:月曜日(祝日は営業で翌日が休業)
大黒屋の営業時間:
お食事処(食事:11時~14時30分、カフェ:11時~16時)
お土産屋さん(9時~17時)
※2025年時点の情報ですので、今後、変更になる可能性はあります。
※観光に行かれる際は、最新の情報を確認してくださいね。
最後に
今回は、山梨県の歴史的な観光名所である【猿橋】をご紹介していきました。
僕は、もともと山梨県民であったので、猿橋は、なんどか行ったことがあります。
ただ、以前観光で行ったときは、ここまでの歴史があったことは知らなく、日本三奇橋としか知らなかったので、今回、こんな歴史があったんだと知れて良かったです。
山梨県民でも、まだまだ知らないことがあるので、これからも、山梨の観光名所や歴史的なこと、魅力などを発信していこうと思っています。
山梨はまだまだ魅力が、たくさんありますし、東京からも近く、移住先としては、とても良い場所ですので、ぜひ、富士吉田エリアや北杜市(清里)エリアなどを移住先の候補に考えてみてはいかがでしょうか?
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投稿者プロフィール

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奈良県でパートナの彼と、2人で田舎暮らしをしている前島です。
旅行が好きで、いろんなところに2人で旅行していますので、旅行の記事なども投稿していこうと思っています。
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