【長野】日本の中央を走る巨大な断層!中央構造線 北側露頭

田舎コラム

こんにちは!
神社やお寺など神社仏閣、歴史が大好きな前島です!

みなさん、中央構造線は、ご存知でしょうか?
地層学とかに興味がある方であれば、ご存じの方もいらっしゃると思われますが、中には聞いたことはあるけど、詳しくは知らないかなという方もいらっしゃると思います。
正直、僕もあんまり地学などには、そこまで興味がなかったので、中央構造線と言われても、あんまりわからなかったです。

地学や地理などの科目は、学生のころからも、そこまで興味がなく、少し苦手意識がある科目でした。
(もともと、理系科目のほうが好きで、計算するのが好きでしたので、文系科目は苦手だったんです。)
でも、文系科目が苦手だった僕も、今やWebライターとして、活動しているので、努力すれば苦手なことも、得意なことに変えられるということかもしれません。

そして、中央構造線について、なんとなくですが、字から考えて、地層で真ん中あたりに、特殊なものがあるのかな?といったくらいにしか、わからなかったです。
ただ、この中央構造線は、日本にとっても重要な言葉でもあり、歴史上のことも考えても重要なことでもあるということがわかりました。
今回は、そのような日本にとって重要なことでもある【中央構造線】についてご紹介していきますね!

どんな線なの??中央構造線とは

まず、中央構造線についてご説明していきます。
中央構造線は、日本の本州(関東)から九州にかけて日本の中央部分にある巨大な断層のことです。
関東から九州までの断層の距離は、なんと、【1000km】くらいもあるんです!
とても大きな断層ですよね。
僕も、この距離を知って、かなりビックリしました。

英語では、【Median Tectonic Line】といわれまして、これを省略して【MTL】ともいわれます。
MTLという単語だけを言われてしまっても、地学の知識が多い方でなければ、「あ~中央構造線のことね」というような言葉は出てこないですよね。
MTLだけですと、何かの機械(マシーン)の名前かなとか、車の部品の名前かなとも思ってしまいますよね。
ちなみに、断層というのは、大地のなかの、”ズレ目“のことをいいます。
構造線は、そのズレ目である断層が、かなりズレてしまい、両側に違う岩が並ぶのですが、その境目のことを”構造線”といいます。

中央構造線は、その境界線の日本海側と太平洋側で、呼び名がついていまして、日本海側を【内帯(読み:ないたい)、英語では、”Inner Zone”】と呼び、太平洋側を【外帯(読み:がいたい),英語では、”Outer Zone”】と呼びます。
似た言葉で、【フォッサマグナ】や【糸魚川-静岡構造線】などの言葉もありますが、これらは中央構造線とは、まったく別物なんです。

中央構造線】は、日本が、まだユーラシア大陸につながっていたころに出来た断層で、【フォッサマグナ】は、断層ではなく大きな”溝”のことで、本州の中央部分にあります。
糸魚川-静岡構造線】は、フォッサマグナの”西側の断層”のことです。
ですので、それらは、言葉は似ているかもしれませんが、まったく異なるものなんですね。
僕も、この名前の違いを知る前であれば、フォッサマグナと中央構造線は、同じものではないのかなといった感じでした。
やはり、大人になっても、いろんな勉強をしたほうが良さそうですね笑

中央構造線

中央構造線

断層が見れる!中央構造線 北川露頭

この中央構造線の断層が見れる場所が、長野県(僕の地元の山梨県のお隣の県です。)で見られます。
僕は、1度だけ行ったことがありますが、とても大きな断層です。
その断層が見れる場所の名称が、【中央構造線 北川露頭】と呼ばれる場所です。
これは、長野県の下伊那郡大鹿村という村のなかにありまして、国道152号線沿いにあります。

大鹿村は、長野県の伊那市や駒ケ根市などが比較的近いですが、山のなかにある場所ですので、その場所に行くのは、少し時間が、かかります。
山梨県から行く場合は、一度、諏訪市を経由してから、大鹿村のほうへ、南へ下っていくというルートでいきます。
もしかしたら、林道などを使えば、南アルプス市からほぼ一直線上に、大鹿村に行けるかもしれませんが、僕はそのルートを知りませんし、林道は整備されていない場所もあるので、普通の乗用車で行くのは、大変ですし、少し危ないので、おすすめはできないです。

また、林道はスピードも出せないので、諏訪市経由で少し遠回りになっても、そのルートで行く方がいいですし、僕は、そのルートをおすすめします。
諏訪市までは中央自動車道があるので、高速を使えますが、諏訪市から南へ大鹿村までは高速道路がないので、多少時間はかかりますが、田舎の道なので、渋滞などが少なく、比較的スムーズに進めます。
この、中央構造線 北川露頭に着きますと、案内板などがあり、中央構造線の説明などもあるので、ここで勉強をすることもできます。
実際の断層を見ながら、勉強するほうが、頭にも入りやすいですし、理解もしやすいですよね。

教科書やYouTubeなどの動画などを使って勉強することもいいのですが、自分の目で直接見ながら、資料を読んだりすると、よりわかりやすいですし、印象に残るので、しっかりと頭に入ります。
日本のことわざに【百聞は一見に如かず(読み:ひゃくぶんはいっけんにしかず)】という言葉のとおり、教科書で写真を見たり、文字を見たり、YouTubeで動画を見たり、解説を聞いたりするよりも、実際に見たほうが、記憶に残って、知識として増えていきますので、この断層に限らず、実際に経験できることは、子どもだけではなく大人になってからも、経験することは大切だと思います。

また、学校であればこのような経験は、社会科見学のような形で、できますすね。
大人になっても、このように社会科見学は楽しいですし、知らなかったことも知れるので、知識も増えて、とても楽しいので、僕は大人になった今でも、このような経験は楽しいです!
先ほど、中央構造線の説明のところで、内帯と外帯についてご説明しましたが、その内帯と外帯も、この中央構造線 北川露頭では見ることができます。
現在は、岩が少しずつ風化してしまっているため、ボロボロになってきまして、内帯外帯の境界線(中央構造線)が、わかりにくくなっていますが、両側(内帯と外帯)の地層の違いは、はっきりとわかります。

このようなものも、先ほどの百聞は一見に如かずにもつながってきますが、写真で見るよりも、実際に見るほうが、印象に残りますよね。
教科書や資料などの写真であれば、違いがわかりやすいように、写真にマークがついている場合もありまして、実際のものはマークはついていないのですが、自分で探すという経験が大事だと思います。
内帯と外帯の地層は、それぞれが違っているため、見るだけで、それぞれの地層の具合などがわかります。
色が違うので、だいたいこの辺りが、境界線(中央構造線)かな?と思える場所はありますが、正確な位置を探すことは、素人ですと少し難しいかもしれませんね。

僕は、素人なので、正直にいって、どの場所が境界線(中央構造線)なのか、書いてある案内板を見ないとわからないです笑
地質学などに興味がある方が、この場所に行けば、かなり楽しいと思われます。
太古の昔(日本がユーラシア大陸にあった時代)の地層が実際に見ることができるのは、すごいことですよね。
そのようなことを考えると、地質学をやったことがない僕でも、歴史は好きなので、興味がわいてきました!

周辺の景色

周辺の景色

楽しい博物館!大鹿村中央構造線博物館

この中央構造線 北川露頭から、さらに南に下っていき、大鹿村の中心部辺りまで行きますと、この中央構造線の博物館【大鹿村中央構造線博物館】があります。
その名のとおり、中央構造線について、詳しく学ぶことができる博物館です。
この大鹿村中央構造線博物館は、長野県と静岡県の境目と、南アルプスの赤石岳の山麓の場所にあります。

そして、中央構造線の真上に建てられている点も、すごいですよね。
博物館内は、3つの展示室と、学習コーナーと、岩石園などがあります。
展示室は、中央構造線と大鹿村の岩石を展示してあったり、断層の標本を展示してあったり、地震と活断層に関する展示コーナーがあったり、昭和36年に起きた豪雨の災害のときの山崩れなどの映像などが展示されていたりしています。

学習コーナーは、地質学の本や一般書などが置かれていて、自分の好きな勉強をすることができます。
岩石園は、実際に河川から集めた岩石を、実際の地質配列と同じ位置に置いて、並べたものが見れます。
この岩石園でも、中央構造線を境に、それぞれの岩などを実際の断層と同じ位置に並べてみることができます。
そのため、実際の断層はこのようになっているのかと、この岩石園を見るだけで、理解することもできます。

周辺の観光案内

周辺の観光案内

アクセス

住所:長野県下伊那郡大鹿村鹿塩(番地までは出てこないため、Googleマップなどで「中央構造線 北川露頭」と検索して場所を把握したほうがいいと思います。)
大鹿村中央構造線博物館の住所:長野県下伊那郡大鹿村大河原988
駐車場:無料駐車場あり
博物館の入館料:大人(500円)、中高生(200円)、小学生以下(無料)
※2025年5月時点の料金ですので、実際に行かれるときは、一度ホームページを確認したり、博物館へ問い合わせてから行くほうがいいと思います。

最後に

今回は、日本の大きな断層である【中央構造線 北川露頭】についてご紹介してきました。
山梨県にいたときに、行ったことがありますが、調べてみたら奈良県でも中央構造線があるようでして、ちょうど、僕の家の辺りも、その中央構造線から近いみたいです。

もし奈良県のどこかで断層が見れるようでしたら、行ってみようと思います。
山梨県からも、この中央構造線 北川露頭や博物館までは、結構時間がかかりますが、北杜市(清里エリア)からであれば、少しは近いのではないかと思われますので、もしよろしければ、一度、実際に見に行ってみてはいかがでしょうか?
それでは、みなさんも一緒に田舎暮らしを楽しみましょう!

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投稿者プロフィール

前島尚也
前島尚也
奈良県でパートナの彼と、2人で田舎暮らしをしている前島です。
旅行が好きで、いろんなところに2人で旅行していますので、旅行の記事なども投稿していこうと思っています。

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