こんにちは、静岡岩本です。十里木別荘地をご案内して6年ほどになりますが、最近になってこの別荘地内に、静岡県で唯一の氷穴「十里木氷穴」があることを知りました。鳴沢の風穴のようにメジャーではないので知らなかったのですが地図を眺めていたら「十里木氷穴」を見つけた次第です。
「十里木氷穴」とは?
約1200年前に十里木丸尾溶岩流によってできた溶岩樹型で、直径2.5mのブナの巨木に溶岩によって押し流された7本の木が引っ掛かり溶岩の中で燃え尽きてできました。長さは30m、幅は5mの小規模な氷穴です。
図で表すとわかりやすいですね。この溶岩の中にできた洞窟は大変珍しく、特に複合溶岩樹型は世界中でも富士山だけに見られるものでとても貴重です。そんな貴重な溶岩洞窟が十里木別荘地の中にあるんです。
鳴沢の氷穴のように一年中みられるわけではなく、夏は氷が解けてしまうので冬から春にかけての季節限定のものです。十里木は冬に雪が降ることがありますが、平均気温は氷点下になることがないため、氷が発達することは珍しいといわれていますが、冬の冷たい外気がたまりやすい落ち込んだ地形と開口部が小さく内部が大きい地形によって冬の間にできた氷柱や氷筍が春まで解けずに見られます。
*昔は遠方から氷を採りに来る業者もいた程だったそうですが、現在では気温が上がり、氷柱が観られる期間が短くなってしまい、氷柱の量も少なくなってしまったそうです。
こちらは冬季(1月ごろ)の氷穴内の様子※以下説明書の写真
十里木氷穴の位置は?早速行ってみます!
場所は十里木高原別荘地の真ん中あたりです。テニスコートのある緑色のところです。(現地の案内図)
公園になっています。誰もいません。
矢印の方へ進みます。
氷穴入口を目指します。樹木の間に小さな入口があります。明るい駐車場とは別世界にきたようです。
少し涼しくなった気がします。反対方向に樹形溶岩があるようです。後でみることにします。
十里木氷穴に着きました!
数分下って行くと立て看板がありました。ここが氷穴入口です。
拡大写真・穴は入口から奥が深そうです。
看板の横に下に降りる階段があります。
ヘルメットと懐中電灯がないと中を見ることができませんが涼しくなりました。温度計がなかったのでわかりませんが調べた方によると12℃位だそうです。
氷穴の周辺は苔むした溶岩地形
うっそうと苔むした溶岩の上に樹木が、、、。青木ヶ原の樹海のようです。別荘地内にこんなところがあるとは。。。。
だいt
出口の看板が、あります。ここの木の根っこのところにも大きな穴があります。この穴のところが溶岩樹形でしょうか。
上の明るく見える駐車場の方向、ほんの10m足らずでこの別世界です。気温も日なたとはかなり温度差がありそうです。
散歩気分で行ってみましたが、メインの氷穴の他にも小型の風穴が幾つかあったり、氷穴の周りには、苔むした原生林も残されていて、探検したような気分になりました。次回は冬から5月までにはヘルメットと懐中電灯持参んで洞窟探検してみようかなと思いました。別荘地という、あまり大勢人が出入りしない場所にあることで、この自然が維持されているんですね。できればあまりメジャーにならないでいてほしいです。
「富士山資料館」へ行ってみました!
他にも十里木別荘地には結構面白いスポットがあります。
十里木高原別荘地の管理事務所からほんの20m位のところに「富士山資料館」があります。
入口の看板
資料館入口に立てられています。十里木別荘地付近は標高は海抜880mということですね。
富士山の成り立ち、歴史、信仰など富士山に関する興味深い資料など展示されてます。十里木氷穴に繋がる資料などあれば見たいと思い早速入館しました。
晴れていますが雲が邪魔して富士山が見えません。建物の右上あたりの雲のところに富士山はあります。
館内に入ります。
裾野市の市営なので入館料も210円と安い。 2月23日の富士山の日は、各地で富士山関係のイベントが開かれたり、施設が無料になったりします。
ロビーから階段を上がると、明るい感じがします。
富士山に生息する鹿、イノシシ、ツキノワグマ、狐、さる などの動物たちのはく製に出迎えられます。
チョットビックリ、立ち上がった熊もいます。
なかなかの迫力です。実際の動物なのでリアル感があります。
館内を見学します。
江戸時代に信仰のために富士登山をする人への案内板のレプリカです。
ここを通り抜けると、富士山の周辺の立体模型があります。富士山の地層の様子や溶岩が流れ出した方向などがわかるようになっています。
断面図で分かりやすくなっています。
富士山の成り立ちなど説明されています。
この図を見ると富士山が何回も噴火を繰り返していて1回の噴火でできたものではないことがわかります。
これは新富士の噴火の時に飛んだ「火山弾」。1mくらいある巨大な石です。
大きな溶岩樹型も展示されています。木の根が溶岩で燃え尽きて冷えたために空洞になっています。
静岡県人にとっては興味深い「宝永の噴火」について詳しく説明されていました。
富士山の噴火の中で最も新しい噴火と言われています。
宝永の噴火は今から300年以上前の江戸時代(1707年)に起こった噴火です。
噴火の前には予兆があり、富士山周辺で小規模な地震が頻発したあと、宝永の東海南海地震(10月28日)が起こり、12月15日には裾野市須山のふもと、夜には東京は名古屋でも群発地震が起こり、翌日の12月16日の朝8時頃と10時頃に大きな地震があり、噴火が始まります。
噴火の振動は東京や長野県まで届き、噴出した火山灰の摩擦によって雷が鳴り響き、夜には真っ赤な火柱や火山弾が飛ぶ様子が見られたそうです。資料館の資料には家や田畑などが焼かれ逃げ惑う人々の絵も展示されていました。
12月16日に始まった噴火は1月1日まで続いたそうです。
大型スクリーンがあり、タッチパネルでを押すと見たい映像が上映されるコーナーもあります。
展示も工夫されていて、今まであまり知らなかった富士山、裾野市のことがわかる良い施設だと思いました。
百聞は一見にしかずですね!
このほかにも富士山について、まだまだ興味深い資料が多くお伝えしきれませんので、是非おいでください。
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