2020.01.01

謹賀新年＊福呼ぶネズミの「ジャンボ干支」で村おこし・静岡県島田市大代地区

新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

静岡担当岩本です。今年はネズミ年、実は、この記事の取材は昨年の暮れに年賀状用に行ってきたものです。以前から「ジャンボ干支」に興味はあったのですが行ったことはなく、昨年初めて行ってきました。テレビのローカルニュースで紹介されていたためです。

今年で２５回目になるそうで徐々に知名度が上がってきているようで、結構遠くから見物に来る人もいて、毎年楽しみにされているようです。この日に話をした家族の方は愛知県から年賀状用の写真を撮りに来たとおっしゃっていました。

場所は、新東名高速道路「島田・掛川IC」から車で１0分位山あいに向かって車を走らせると家も少なくなりこの道で合っているのかな思っていると、「ジャンボ干支まであと？分」わかりやすい看板があちこちに出てきて一安心。

広い駐車場が見えてきます。登り旗も立っているのですぐわかりました。駐車場に車を置いて見学です。

可愛いネズミ一家がいました！父親ネズミの大きさが全長4.5ｍ、高さが3.5ｍで母親ネズミと向かい合って並び、子ネズミもその周りで３匹、優しい表情をした仲の良さそうな家族が表現されほほえましい姿です。門松に【迎春】のプレートが置いてあり、皆さんは家族や一人などそれぞれに順番にポーズを決めていました。私もネズミ一家を【迎春】の挨拶と共に一枚！青い空に映え、良い写真が撮れました。

アップしてみました！仲良く見つめあうネズミ夫婦。米俵の子ネズミも可愛いです。微笑ましい構図。

こちらからの角度にはハートのアーチと何故か<ゲゲゲの鬼太郎>のネズミ男が！

後ろに廻ってみると、しっぽまでしっかりできてますね。

このネズミは、地元の『王子田会』のメンバー１３人が約１０日かけて作り上げたそうで、骨組みを作り藁や竹、間伐材などを使って作られたそうです。写真で紹介されていました。大変なご苦労ですね。２月末まで展示するそうです。

夜もライトアップされるそうで気合が入ってますね。ライトアップの時はこんな感じになるようです。

「干支前市」も開催されていて地元農産物、総菜などを売っていました。この時は年末なのでしめ縄飾りなども販売されていました。

竹を輪切りにしてある少し変わったデザイン！

甘酒をいただきました。座って一休み。休日ではなかったので親子連れというより、年配の方がご夫婦やカメラを持った友達同士などが次から次へと訪れていました。

甘酒をいただきました。座って一休み。休日ではなかったので親子連れというより、年配の方がご夫婦やカメラを持った友達同士などが次から次へと訪れていました。仮設トイレもあるので安心です。

駐車場にある看板が目につきました。<大代の御林守・おはやしもり>だった「川村家」がこの会場のすぐそばにあり、毎週日曜日には「冑佛・かぶとぼとけ」展が開かれているそうです。「冑佛・かぶとぼとけ」とは、戦での勝利を祈願して戦場で兜の中に入れて戦ったという川村家の秘仏だそうで、この貴重な兜仏や、幕府から拝命した短刀、陣笠、裃なども展示され見ることができます。

山の方を見ると、この会場の上の方に屋根が見えました。

しかしこの日は平日の為、外観などを見学することにしました。敷地を石垣で高くし木々で囲っています。

島田市指定文化財となっています。

元々茅葺だった屋根をトタンで葺き直していますがサビがかなり目立ってきていますね。

入口には修復のための募金箱が置いてありました。後世に残さなければならない文化財です。

入口右の倉庫、納屋などは残念な状態になっていました。当時の農機具などもそのまま展示用に置いてありました。

江戸時代に木材は、建築資材や、燃料となる重要な資源。その山の木材を管理する「御林守」を務めていたこの「川村家」。山に生える樹木を徹底管理していた帳簿なども残っているそうです。この山の木材は、主に材木や炭に加工され、大井川を下り河口の湊から海から船で江戸へ運ばれていった様子がわかりやすく絵に描かれていました。大井川に大事な役割、車の無い時代のご苦労がわかりますね。