群馬県、現地スタッフの日本マウントです。
上毛三山の麓の街や北軽井沢の魅力を現地からお伝えします
春の情景
鮮やかな黄色い福寿草が、春の訪れを感じさせますが、
冷え込む朝、如月という呼び名の由来は、まだ寒さが厳しく
更に衣を重ね着するという意味の「衣更着」なのだそう。
日本海側の降雪で北関東は強い北風の日が続きました。
足利市や桐生市の森林火災が広がってしまったのも、
この強い風の仕業ともいえましょう。
屋敷林の庭
竹林の竹が大きく揺れ動く上の写真は、我が家の庭先から
観た景色なのですが、玄関先の庭は比較的静かな状態なのです。
ここにも春の息吹、陽当りの良い場所に蕗の薹、明日から弥生三月。
この静けさは、裏手にある里山と常緑樹がもたらしている
のです。いわゆる「屋敷林(やしきもり」というもの。
裏手の山の上から観た、家を覆うように植えられた檜。
住宅用の土地として好条件の環境といえば、南東向きの
緩やかな傾斜地と不動産業界では言われますが、それに
加えて季節風の通り道を確認することが、快適な住環境
を獲得するための重要なポイントです。
昔からある郊外の集落は、現代の住宅設備に頼らない
一年を通して過ごし易い場所暮らしやすい場所を選んで
家をつくり、ムラやマチを形成してきたのです。
田舎暮らしの居住地を探す際のご参考に。
里山再生
緊急事態宣言間もなく解除、外出自粛で仕事が減るも、
その分この冬は屋敷や裏山の整備が進みました。大きな
樹木は職方を雇って伐採、それに先駆けて山仕事がし易い
ように下草刈りを早めに行いました。
山林も住宅用地同様にそれぞれ所有者がありますが、一部の
林業家さん以外は手入れも出来ず放置されているのが現状。
下写真、赤い境界杭まで篠を刈り倒して今季の作業は終了。
向こう側の林は、、三十年以上手を付けられていません。
山林火災の拡大を防ぐには
連日報道されている足利市や桐生市の山火事ですが、
出火原因は特定されていませんが、ニュースで聞くキャスター
のコメントや防災の専門家さんの意見が「心配」や「注意」
に終始していますが、燃えやすい落葉や下草が放置されて
いる山林荒廃の現状に言及していないのは残念でなりません。
(「落葉が燃えている」とまでは、言ってますが、、)
里山の手入れも、本来ならば刈り倒した篠や落葉を熊手で
搔き集めて腐葉土にしていたのは昭和四十年代くらい迄。
せめて住居が近い場所だけでもこのように、こうして木の葉を
搔き集めて土が見えるくらいにしておけば、山火事の延焼の
速度は遅くなるはずです。
循環型は夢の夢?
子供の頃友達と集められた木の葉の山に潜ってかくれんぼを
した記憶が蘇りました。下のほうは腐葉土になっていて、
畑に撒いて土づくりにしていた情景も記憶に残っています。
今、自治会で道路清掃をして集められた木の葉は、ほとんど
焼却場行きではないでしょうか。サスティナブルな活用法を
模索する動きもありますが、旧来のやりかたでは色々と問題
が山積み、、というかそれを許さない社会になっているという
印象です。自然に任せた腐葉土には害虫も住みつくでしょうし、
飛散した農薬や、様々な成分が含まれてしまう雨水、そして
渡り鳥が運んできてしまう病原体など、、どうやって防ぐ?
自家菜園ならば個人の責任範囲ですが、農産物として出荷し
商品としての品質を確保するためには、調達の手間やコスト
の都合上、人工的な腐葉土や科学肥料を使わざるを得ない
のでしょう。オーガニックな農業、どこまで検証しておくべき?
動物も行き場を失う?
足利市の山林火災もようやく鎮火。さて、地元の人たちは
「この山火事で、鹿や熊、そして猪などが居場所を失って
山里に降りてくるのでは?」と、次なる不安を抱いています。
ひと昔前には、山奥でしかその存在を観られることが無かった
動物たちですが、近年は田畑が荒らされ、金網や電気柵
を設ける農家さんが増えています。
鹿に樹皮を食べられた杉の木
山側から猪が入らないよう金網を設置した水田
人も動物も住みにくい世の中になってしまったような印象ですが、
純粋に昔に戻ろうという話ではありません。
疫病や伝染病になすすべがなかった時代から、人々は多様な
研究と技術でそれを克服して、多くの人々が健康で心地よい
暮らしを営むことを実現してきているのですから。
手つかずの自然賛美や、昔ながらの手法そのものだけでは、
予防接種も健康診断もない不健康な状態だと私は思います。
今こそ、そんな暮らし方、生き方を、
現代の知恵と感性で見直してみる機会、
そんな場所を私たちは提供のお手伝いをしてまいりたいと
願っております。
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自然災害が少なく地震保険も安いとアピールしている群馬県
お隣の足利市と、桐生市の山火事、、
山林火災のような「人災」は、全国共通なのだと実感したのでした。
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