こんにちは!
神社やお寺など神社仏閣、歴史が大好きな前島です!
みなさんは、世界遺産巡りなどをされることはあるでしょうか?
全国にいろいろな世界遺産がありまして、歴史好きな方は、とくに各地を巡っているのではないかと思われます。
僕の地元の山梨県でもいくつか世界遺産に登録されているものがありまして、以前、パートナーの彼とも住んでいた富士吉田エリアにも、世界遺産があります。
山梨県の世界遺産は、ほとんどが富士吉田エリアに集中していますので、世界遺産を巡ってみたいという場合でも、比較的、気軽に回ることができます。
今回は、そんな世界遺産のなかで、世界遺産でもありながら、観光スポットとしても、かなり有名な湧水が出てくる池がある【忍野八海】について、ご紹介していきます。
忍野八海は、富士吉田エリアのなかでも、山中湖に近い場所にありますので、ぜひ、山中湖と一緒に観光してみるのも良いかと思いますので、楽しみに読んでくださいね!
目次を読む
忍野八海とはどんな池?
【忍野八海】は、山梨県の南都留郡忍野村にある湧水が出てくる池のことです。
忍野八海に出てくる湧水は、国の天然記念物にも指定されていたり、世界遺産にも登録されていたりする、すばらしい湧水池となっています。

忍野八海
国の天然記念物と世界遺産に、ダブルで登録されているのは、なかなか珍しいことですので、すごいことですよね!
僕は、世界遺産ということは知っていましたが、国の天然記念物にも指定されるいることは知りませんでした。
世界遺産に登録された理由としては、【富士山信仰と芸術】という点で評価されて、世界遺産に登録されたそうです。
忍野八海に湧き出ている水は、富士山の雪解け水が富士山の地下にある溶岩層で、何年もかけてろ過したものが、湧き出ているので、とてもきれいで、澄み渡っています。
その水を見ても、透明というのが、はっきりわかるくらいのきれいさで、池を見ているだけでも、とても気分が良くなります。
神秘的な印象を持ちますので、忍野八海のきれいな水を見て、心をきれいにしてから、帰るということもできます。
【忍野八海】の名前にも入っているとおり、8個の池を総称して【忍野八海】という名前になっています。
次の章で、【忍野八海】のそれぞれの湧水池について、お話していきます。

忍野八海 富士山
忍野八海は、8つの池がある
【忍野八海】は、先ほども記載したとおりですが、【8つ】の池からできています。
それぞれの池について、ご紹介していきます。

忍野八海 池
出口池
【出口池(読み:でぐちいけ)】は、忍野八海のなかでも、一番大きな池で、一番遠くにある池です。
比較的、8個の池のなかでも、混雑が少ない場所で、自然そのままのものを見ることができる池です。
別名で【精進池】といわれまして、富士山を登山する人たちが、この池の水で穢れを取ってから登山の安全を祈願してから登山していましたので、この別名でも呼ばれることがあるそうです。
お釜池
【お釜池(読み:おかまいけ)】は、水が湧き出てくる様子から、この名前がつけられました。
水が下から勢いよく湧き出てくる様子が、まるで、釜のなかで沸いているお湯のように見えることから、この名前がつけられました。
このお釜池は、8個の池のなかでも小さめの池です。
底抜池
【底抜池(読み:そこぬけいけ)】は、一番不思議な池でして、底が抜けているような感じで、まったく水が減らない池です。
この底抜池は、【榛の木林資料館】という施設のなかにありまして、ほかの池とは違いまして、唯一、建物のなかに入っている池です。
そして、不思議な伝説も残っています。
昔、この池で洗い物をしていて、道具や食べ物などを落としてしまうと、池の底に消えていき、お釜池に浮かんできたという伝説があり、底抜池とお釜池は、つながっているという伝説もあります。
銚子池
【銚子池(読み:ちょうしいけ)】は、お酒を入れる【銚子】の形に似ていることから、その名前がつけられました。
銚子池から湧き出てくる水も、勢いが良く、まるで、調子にお酒を入れる様子と似ています。
また、富士山信仰のなかに出てくる【八大竜王】というものがいまして、このなかの【和脩吉竜王(読み:わしゅきちりゅうおう)】という竜王が祀られている池です。
湧池
【湧池(読み:わくいけ)】は、8個の池のなかでも、一番、湧水の量が多い池です。
8個のなかでも、水の透明度が一番、透明度が高く、とてもきれいな水が湧き出てきます。
この湧池は、8個の池のなかで、中心部分にある池で、多くの観光客で見られている池です。
そして、この湧池のそばには、水車もありまして、この池から湧き出ている水を使って、水車を回しています。
この水車と湧池の風景が、とてもきれいで、田舎を象徴したような風景(のどかな風景)にもなっています。

忍野八海
濁池
【濁池(読み:にごりいけ)】は、名前とはまったく違いまして、濁っているわけではなく、ほかの池と同じく、きれいに澄んでいる水です。
なぜ濁池という名前がついているのかといいますと、昔、この池の土地を持っていた地主の老婆が、1杯の水を求めてきたみすぼらしい行者に、冷たく追い払ったところ、池の水が濁ったという伝説がありましたので、この名前がついています。
かつては、水が濁っていたと考えられますが、現在は、ほかの池と同じくきれいな水になっています。
ただ、湧水の量は、8個の池のなかで、一番少ない量です。
鏡池
【鏡池(読み:かがみいけ)】は、その名前のとおり、池が鏡ようにきれいに富士山が写ることから、その名前がつけられました。
風がなく晴れた天気の良い日であれば、【逆さ富士】が、とてもきれいに写ります。
そして、この池にも伝説がありまして、それが、【善悪を見分ける】という伝説です。
この池には、善悪を見分けることができる霊力があると言い伝えられていて、村のなかで争いごとが起きたときに、この池で身を清めて、神様にお祈りしたところ、争いごとがおさまったという伝説があります。
この池の湧水の量も、少なめで、池の深さが、【30センチメートル】という水深です。
菖蒲池
【菖蒲池(読み:しょうぶいけ)】は、その池の名前のとおり、池のまわりに、菖蒲の花が咲いている池です。
菖蒲は、夏に咲く花ですので、夏の時期になりますと、池のまわりに、きれいな菖蒲の花が咲きます。
この池の伝説は、池のまわりに咲いている菖蒲の花に由来します。
かつて富士山が噴火したときに、溶岩を鎮めるために、この池のまわりに菖蒲の花を植えて、お祈りをしたという伝説があります。
そして、この池は、中心部から離れているので、静かな池で、夏は静かな雰囲気のなか、きれいな菖蒲の花を楽しむことができます。
これらが、忍野八海の8個の池です。
どの池も共通しているのは、富士山からの水が湧き出ているというもので、いろいろな神秘的な伝説もあり、魅力的な場所です。

忍野八海 池
池以外の施設の紹介
忍野八海は、8個の池以外にも、楽しめる施設があります。
その施設について、ご紹介していきます。
榛の木林資料館
【榛の木林資料館(読み:はんのきばやし しりょうかん)】は、先ほど、8個の池についてお話したときにも出てきました【底抜池】がある施設です。
この資料館は、江戸時代の旧家を移築した茅葺(読み:かやぶき)屋根の建物で、昔使っていた生活用具や甲冑(読み:かっちゅう)などが展示されています。
忍野村の歴史であったり、文化であったりと、そのあたりを実際に見て、感じることができる施設となっています。
施設は、入場料が必要でして、底抜池を見るのにも、入場料が必要です。
入場料は、大人が300円、小学生が150円、幼児が100円となっています。
(※2025年時点の情報ですので、今後変更になる可能性があります。必ず、公式サイトなどを確認してから行くようにしてくださいね。)

榛の木林資料館
お宮橋周辺(中池)
中池というのは、忍野八海の中心にあるものですが、【人工的】に作ったものですので、世界遺産には登録されていません。
ただ、世界遺産には登録はされていませんが、【観光スポット】としては、人気のあるスポットです。
水は、ほかの池と同じく、富士山から出てくる湧水を使っていますので、とてもきれいです。
池のなかは、コバルトブルーとなっていて、とてもきれいで、神秘的な雰囲気が出ています。
中池の近くに、【お宮橋】という橋がありまして、この橋からは、新名庄川(読み:しんなしょうがわ)の流れを眺められたり、川沿いの茅葺屋根の古民家を眺められたりします。

忍野八海 お宮橋
忍野八海 池本
【忍野八海 池本(読み:いけもと)】は、忍野八海にあるお土産屋さんです。
富士山の湧水を使った商品もあったり、草餅や揚げたてのかまぼこ串などがあったりして、お土産を買うだけではなく、食べ歩きをすることもできます。
忍野八海のきれいな池を見ながら、おいしいものを食べることもできて、とても楽しい時間を過ごせます。

草餅
富士やまソフト
【富士やまソフト】は、山梨県の名産品であるぶどう(巨峰)とバニラのミックスソフトクリームです。
見た目が、富士山に雪が積もっているように見えます。
お店の名前も、【富士やまソフト】という名前です。
アクセス
住所:山梨県南都留郡忍野村忍草265(榛の木林資料館の住所です。)
この資料館から、忍野八海の池は、すぐそばです。
駐車場:有料駐車場あり
(1回あたり300~500円程度が相場ですが、今後変更になる可能性はありますので、必ず確認してから観光に行ってくださいね。)
最寄りインター:東富士五湖道路「山中湖IC」または、中央自動車道「河口湖IC」
「山中湖IC」からは、約10分くらいで、「河口湖IC」からは、約20分です。
最寄り駅: 富士急行線 「富士山駅」
※駅からバスで約15~20分です。
最寄りバス停:「忍野八海入口」バス停
※バス停からは、歩いて5分くらいです。
最後に
今回は、山梨県の忍野村にある【忍野八海】について、ご紹介してきました。
忍野村は、富士吉田市と山中湖の間にある村でして、有名な製造業の会社(ファナック)がある村です。
富士吉田エリアにあるため、別荘地からも近いですし、東京(新宿駅)からも車で約1時間半(高速を使って)で来れる距離ですので、週末にも気軽に来れる場所です。
もちろん、同じ県内ですので、清里からも来やすいですので、ぜひ、一度、忍野八海に遊びに行ってみてください!
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投稿者プロフィール

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奈良県でパートナの彼と、2人で田舎暮らしをしている前島です。
旅行が好きで、いろんなところに2人で旅行していますので、旅行の記事なども投稿していこうと思っています。




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