温泉権付き物件ですが、やはり温泉を利用するには権利が必要ということですよね?
その通りです。名義変更や権利を購入することで利用することが可能になります。
温泉権付き物件は、日本マウントでも多く扱っていて、検索キーワードでも上位表示をしています。「温泉権付き物件」を検索した時に日本マウントを見つけてくれる方も多いと思います。
週末利用など別荘の選択肢として、温泉付き中古別荘の購入を検討している方が増えているのは間違いなく、日本マウントでも毎年かなりの取引があります。
那須を始め、有名温泉地の近くには温泉付き物件が多く存在します。
代表的なところで言えば、塩原温泉第二自然郷
その最大の魅力は、自分専用の温泉で、いつでも気ままに、気楽に入ることができること。これに尽きます。
過去、露天風呂を自分で作って、景色を眺めながら温泉を楽しむお客様もいらっしゃいました。
温泉権を持つことや維持管理には、費用や手間がかかるデメリットもあります。
今回は、温泉付き物件を購入しようか検討している方が知っておくべきメリットやデメリットを含めまして、色々調べてみました。
目次を読む
温泉付き物件には2つのタイプがある
温泉権付き物件は、以下の2つのタイプに分かれることが多いです。
- リゾートマンション等の区分所有者同士で浴場を共有する共同浴場タイプ。
- 戸建てで一つの浴場を独占使用する専用温泉タイプ。
維持管理するための費用がかかってきますが、いくらかかるかは、温泉地、別荘地により大きく異なります。
契約前にしっかりと確認する必要があります。
場所によっては、細かいルールがあったりもするため、不動産会社と良く相談しましょう。
温泉権とは温泉を利用する権利
「温泉」とは、25℃以上の鉱泉のことを指します。
鉱泉とは鉱物質・ガスをたくさん含んでいる湧き水であり、医学的見地から見ると、治癒成分を含んだ水のことでもあります。
地下を流れる水が、マグマや地熱でグツグツと熱せられ湧き出るものであり、人の力で掘って湧いて出てきたものも温泉です。
その湧いて出た温泉の土地の所有権と温泉を利用する権利の総称を「温泉権」といいます。
温泉権をさらに細かく分けてみると主なものは、温泉を汲み上げる権利を指す「湯口権」、温泉を引き込む「引湯権」、引湯権を持つ方からお湯を分けてもらう「分湯権」になります。
温泉権付き物件を購入する際に発生する契約としては、主に引湯権や分湯権が関わってきます。
ほとんどの場合、物件契約の際に同時に温泉権の手続きもするため、個人で別々に契約することはありませんが、個人で行う場合も時折ありますので、不動産会社に良く確認しましょう。
温泉権に関わってくる料金
温泉を利用する上で物件費用に含まれている温泉権以外にも発生することがある費用があります。
- 温泉更新料
- 温泉使用料金
- 温泉名義変更料
- 温泉基本料金
- 温泉維持費
- 温泉保証金
上記のものは、名目上、こういうのがあるよという一例であり、似たような内容もあります。
物件ごとに違うし、これ以外にも費用が発生する場合があります。
一定期間経つと更新しなおしが必要だったり、お湯の量によって従量制になったり、水道代込みだったり・・・。
複雑ですよね・・・。もっとシンプルにできないものかと、他人事のように思います。
少し面倒な面もあるので、契約する前にしっかり確認が必要になってきます。
また、前オーナーが、利用料を未納していた場合などの後処理や、新たな購入者が使えるようになるまでの確認など、
不動産会社も調べなければいけないことが多くて大変です。
特に使用した量に応じて料金が変わってくる場合は、面倒だなぁって思います。まぁ、使いすぎなければ大丈夫ですが。
昔は温泉権だけで何百万円もしましたが、今では中古別荘の価格に含まれるのが普通になりました。それと比較したらお得感があると考える方もいると思えます。
温泉権付き物件のメリット
温泉が好きな方にとって、いつでも温泉を楽しめる温泉付き物件は、やっぱり魅力的に感じるものです。
どうしても温泉付きの物件が良い!と食い下がるお客様もいらっしゃいます。
実際、温泉付きを求める方が結構いることは10年以上不動産会社に在籍して経験上わかっていることですので、あとは、費用対効果や、節約的な面で、理解できるかにかかってくると思います。
逆に言えば、温泉付き物件を売却したい方は、日本マウントにお任せいただけると、お客様を見つけやすいと言えます。
好きな時に温泉を利用できる
ホテルや旅館などの温泉施設の方が楽でいいやって方も当然おられますし、理解もできますが、こちらは入浴可能な時間帯が決められています。
入浴料がかかり、外出もほぼできません。温泉付き物件であれば、好きな時間に何度でも入れますね。
コストパフォーマンス的に良いかと言われれば、そこまで変わらないだろうと思うところもありますが、自宅でリフレッシュしたい方にとっては、温泉付き物件のコストパフォーマンスが高いと思えるのではないでしょうか?
水道代やガス代の節約が可能?
先にお伝えしておきますと、基本的に住居には水道代、ガス代はかかりますし、温泉が水道代と別に計上されたとしても、温泉に係わることでの料金がかかっているので、節約という観念では、トータル的にそこまでメリットにはならないと言えます。
とはいえ、あまりないケースですが、永久温泉権と言って、更新料がかからない場所もあり、加熱不要の熱いお湯が出る温泉であれば、また違ってくるのだと思います。
水道と温泉使用料が、管理費込みのところもあります。
温泉権付き物件のデメリット
温泉を利用すると、どうしても配管の手入れが必要になってきます。
加熱が必要な場合はボイラーが必要な場合もあり、機器の痛みが早かったりなど、メンテナンス費用が思わぬところで発生することもあります。
お湯の温度調整が面倒
ケースバイケースと言えますが、熱すぎる場合は冷まさないといけないし、ぬるい場合は温めなければいけません。
温泉用に指定した時間に好みの温度でお湯を張れるお風呂のシステムが導入されていればいいのかもしれませんが、なかなかないと思います。
加熱の場合は当然ながら光熱費もかさみますし、使い勝手が物件によってかなり異なります。
温泉は温泉でも加熱が必要な場合もあります。そこはあらためて注意が必要になってきますので、必ず確認しましょう。
日ごろから蛇口や配管などの手入れが必要
温泉にはどうしても様々な成分が含まれているので、固形化して付着することもあります。温泉地でも付着したものを見ている方も多いのではないでしょうか?
それが配管に詰まってしまったら大変です。定期的に専門業者に頼んで手入れが必要になってきます。
温泉付き物件を居住用として利用するのではなく、別荘のように年に数回利用するのであれば、蛇口や配管などのメンテナンス費用を割高に感じるかもしれません。
源泉の湯量の変化や枯渇する可能性がある
温泉が永遠に湧出し続けるものではありません。いつかは止まると思います。地震で地質に変化があり、湯量や温度が変わってくる場合もあります。枯渇してしまえば、もう温泉利用はできません。環境の変化によるリスクも理解をしておきましょう。
温泉権について、いくつかの重要な注意ポイントがある
温泉権の譲渡が出来る場合と出来ない場合がある
権利の譲渡: 一部の別荘地では、既存の権利を他の人に譲渡することが可能ですが、できない場合もあります。
譲渡ができない場合には、新たに権利を購入する必要があります。
温泉修繕積立金権や更新料の支払う場合がある
温泉修繕積立金と更新料: 別荘地によって、温泉修繕積立金や更新料の支払い条件が異なります。
例えば、一部の別荘地では5年ごとに温泉修繕積立金が必要ですし、別の別荘地では10年ごとに更新料がかかることがあります。
また、更新料の金額はあらかじめ決められている場合もあれば、その都度新たに決まる場合もあります。
温泉権の名義変更料が必要な場合がある
名義変更料: 別荘地によっては名義変更の際に料金が必要な場合がありますが、全ての別荘地でこれが必要というわけではありません。
これらの条件は別荘地によって大きく異なるため、詳細な情報を事前に確認しておくことが重要です。念には念を入れておきましょう。
まとめ
早春や晩秋は、肌寒いことも多いエリアに別荘を構えることが多いと思いますが、そういう時は温泉が魅力です。
別荘に温泉が引ける場所もあります。別荘に引けなくても近くに温泉施設があることがほとんどです。
温泉施設によっては、露天風呂に入りながら桜を楽しんだり、紅葉を楽しむことが出来ます。
まさに、最高の贅沢だと言っても過言ではないでしょう。
やはり日本は、温泉大国だなと感じますし、温泉を愛する人が多くいることもわかります。
中には、温泉好きが高じて、温泉ソムリエの資格を取得したスタッフもいます。
夏は暑いですが寒い日が多くなってきた日本ででは、温泉人気も続くことでしょう。ぜひ、素敵な温泉付きの別荘を探してみてください。
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