2020.11.12

富士山世界遺産構成資産「白糸ノ滝」「音止の滝」周辺がリニューアル！

こんにちは、静岡担当岩本です。今回富士宮市にある、「白糸ノ滝」と「音止の滝・おとどめのたき」に45年ぶりくらいで行ってみました。実は、現在掲載中の富士宮市猪之頭という別荘地にある高級物件の近くにあるということもあり、気になっていたところでした。「の」と「ノ」の違い「白糸の滝」は滝そのものを示すの対し、「白糸ノ滝」は国指定の名勝及び天然記念物として「白糸の滝」と「音止の滝」を含む周辺地が指定されているいるため指定文化財として指定地全体を示す場合の表記だそうです。

富士山が世界遺産として登録された平成25年に世界遺産富士山構成資産の1つとして登録されたことにより、駐車場や、土産物、食事処などが整備され見学の観光客も増えたようです。駐車場もすっかり昔の面影はなくなっていました。

スロープから降りていくと、広い芝生の広場に土産物店や焼きそばや、など新しい店が並んでいます。

店の脇を下の方へ降りていくと寄り道コースになっていました。

元の道に戻ると、こちらにある店は昔のままでした。なつかしい感じです。屋根の部分に時代を感じます。

ここの売店から滝への階段が続きますが変わっていないようです。少し降りると新しくできた橋とその先の滝つぼ、観光客が見えました。

それでは、「白糸の滝」とは

高さ20ｍ、幅150ｍの湾曲した絶壁に富士山の湧水が湧き出している滝です。川から落ちている滝ではなく、富士山麓に降った雨水が溶岩流を透過して下部の層との境目を流れ下っていて、岩の壁の間から白い絹糸を垂らしたようにみえることから白糸の滝と名付けられました。古くは、鎌倉時代に源頼朝が巻狩り(鹿や猪などの狩り)の際に滝つぼから詠んだ和歌があるそうです。≪この上にいかなる姫やおはすらん　おだまき流す白糸の滝≫

階段を降りていくと橋に到着です。この先は滝の見学ですがまだ紅葉までにはもう少しかかりそうです。

滝つぼ周辺はひんやりマイナスイオンが溢れますね。。水温は通年１２℃くらいだそうです。

実はここで引き返えしてしまったのですが、あとでパンフレットも見るともう少し上がっていくと富士山と滝のコラボ写真が撮れるスポットがあったらしいのです。次回に行けたら行ってみようかと思います。できれば紅葉真っ盛りの頃ならなおいいですね。

来た階段を戻ります。すぐにもう一つの「音止の滝」があります。高さは２５mで主には芝川が流れ落ちていますが、ここも規模は小さいですが富士山の湧水が白糸の滝のように地層の壁から流れ出ています。

ここは、滝つぼには行けない場所にある為滝の上に設置された2Ｍくらいの小さな台に順番に乗って見学します。手前の草が邪魔して滝全体を見るのは大変です。虹もかかってます。

この「音止の滝」にも伝説があって鎌倉時代にこの滝の周辺で巻狩りに来ていた源頼朝に同行していた工藤祐経に仇討ちをするためにこの滝のそばで曽我兄弟が討ち入りの相談をしているとあまりに滝の音が大きく声が遮られてしまう為、兄弟が「心無しの滝だなあ」ため息をつくと滝の激しい音がピタッと止んで無事相談ができたことから「音止の滝」と呼ばれてるそうです。

ここを過ぎるとすぐに滝の上流部の芝川を見ることができます。ちょうど滝つぼに落ちるところです。急流です。