別荘を購入したものの、維持費がかかり、利用する機会も減ってきたから売却したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とくに、軽井沢は別荘も多く売却したいという方も多いものです。
軽井沢の別荘を売却するには、軽井沢の特徴や特有の決まり事など押さえておきたいポイントがいくつかあります。
この記事では、軽井沢の別荘売却の現状から特徴・注意点まで詳しく紹介します。
目次
軽井沢別荘売却(購入)の現状
別荘の代名詞とも言え、日本でも有数のリゾート地である軽井沢。
避暑地として人気があり、企業の創業者や著名人など多くの富裕層が別荘を所有している土地でもあります。
そんな軽井沢でも、別荘を売却となると難しいという現状があります。
軽井沢に限ったことではありませんが、別荘のニーズは少なくなっている傾向があるものです。
別荘というと、富裕層が余暇を過ごすためのものというイメージがあるものでしょう。
避暑地や自然の中に建てられた別荘は余暇にはいいかもしれませんが、居住用とは目的が異なるため、売却するには買い手が限定されてしまうのです。
別荘のニーズの減少に加え、近年は軽井沢自体のブランド力の低下により、さらに売却のハードルも上がっているといえるでしょう。
ただし、売りにくいからといって必ずしも売れないわけではありません。
新型コロナウイルスの影響で働き方が見直され、リモートワークを導入している企業も増えてきているものです。
仕事のために都心部に住む必要がなくなることで、生活拠点を郊外に移すことや、二重拠点を構える人も増えてきています。
憧れの別荘地である軽井沢も、リモートワークでの生活拠点として注目されており、今後その需要は高まる可能性があるといえるでしょう。
軽井沢の特徴(メリット/おすすめポイント)
軽井沢の別荘を売却するには、軽井沢の特徴やメリットを知りアピールすることも大事です。
軽井沢の特徴として次のようなことがあります。
- 1年を通して楽しめる
- 交通機関が充実
- 温泉を楽しめる
1年を通して楽しめる
軽井沢というと、避暑地として夏を過ごす場所というイメージがあるものです。
しかし、軽井沢は冬もスキーやスケートなどウィンタースポーツを楽しめる場でもあります。
冬場でも、多くの催し物が開催され、積雪量もそれほど多くないため過ごしやすいものです。
軽井沢は、夏の避暑や冬はレジャーなどで1年を通して楽しめる場でもあります。
交通機関が充実
軽井沢は自然豊かな別荘地ではありますが、交通機関も充実しているという特徴があります。
東京からも新幹線を使って1時間程度で移動でき、自然と都会とをバランスよく満喫できるといえるでしょう。
また、人気の高い土地ゆえに軽井沢内には、評判の高いレストランやカフェなどが至る所にあり、充実しています。
交通機関の良さを活かし、県内・県外への移動がスムーズにできるというのは大きなメリットといえるでしょう。
温泉を楽しめる
意外に知られていませんが、軽井沢は温泉が湧出しており温泉も楽しめるものです。
リゾート地である軽井沢は宿泊施設も充実しているため、温泉宿や日帰り温泉なども多くあります。
浅間山から湧出している温泉など、泉質が柔らかなものも多く、年齢を問わずに利用しやすいという特徴もあります。
避暑地であり夏も涼しく過ごせるため、冬だけでなく夏の冷えた体を温めるのにも温泉は最適でしょう。
軽井沢別荘 売却(購入)する際の注意点(デメリット→対策)
軽井沢で別荘の売却や購入するときに、押さえておきたいデメリットや注意点もいくつかあります。
これらの注意点を押さえて対策することで、売却や購入の役に立てられるでしょう。
押さえておきたいポイントには次の3つがあります。
- 原則、300坪以上の敷地面積が必要
- 傾斜地は基礎工事が高くなりやすい
- 地価の推移傾向はエリアごとに異なる
それぞれ見てみましょう。
原則、300坪以上の敷地面積が必要
軽井沢で不動産を売買するときに確認しなければならないのが「軽井沢町自然保護対策要綱」です。
軽井沢町自然保護対策要綱とは、軽井沢の伝統と優れた自然を守りながら街づくりを推進するための規定です。
この規定により、不動産の売買や建築時には町との事前協議が必要になるなど一定の制限が発生します。
軽井沢町自然保護対策要綱では、エリアにより保養地域や居住地域・商業地域などいくつかの地域に分けられています。
一般的に別荘地の多くは保養地域に分離されており、保養地域の規定が適用されるものです。
保養地域では、自然や景観を守るために次のような規定があります。
- 一区画の最小面積は1,000平方メートル(302.5坪)
- 建蔽率20%、容積率20%
- 建物は平家か2階建
土地の面積は1,000平方メートル以上と定められており、約300坪以上の敷地面積が必要となるのです。
さらに、新たに別荘を建築する際には建蔽率や階数・高さの制限があります。
それ以外にも、建物の色や隣接地と道路の距離にも特有のルールがあるのです。
保養地には厳しいルールが定められているので、土地の売買や建築する前にはルールの確認が必要でしょう。
ただし、すべての別荘地がこの規定エリアに該当するわけではなく、対象外となる場所もあります。
対象外の場所やほかの用途地域であれば、土地費用などを抑えられる可能性もあるので、購入する場合は、対象エリアを考慮して検討するとよいでしょう。
また、別荘を売却する場合も、自分の別荘がどのエリアに該当するのかを理解したうえでの価格設定が重要となるのです。
傾斜地は基礎工事が高くなりやすい
軽井沢の土地購入で悩むのが、平坦地にするか傾斜地にするのかでしょう。
自然豊かで山に囲まれた軽井沢では傾斜地も多く、人気の高い旧軽井沢エリアも傾斜地が多いものです。
傾斜地では、傾斜を活かして窓やテラスを付けることで、開放感や素晴らしい眺望を楽しめるというメリットもあります。
反面、傾斜地では建築の際の基礎工事にコストがかかるというデメリットがあるのです。
傾斜であるため、個性的な建物の建築は難しくなり、こだわりを実現できない可能性もあるでしょう。
また、老後など足腰が不安定な場合は傾斜では生活しにくいという面もあります。
建設も比較的容易で生活しやすいのは平坦地となり、平坦地は人気も高いものです。
そのため、売却する場合は、傾斜地よりも平坦地のほうが査定額は高くなる傾向があります。
しかし、傾斜地の場合は土地代が平坦地に比べ安くなる傾向があるものです。
購入時には、建設費と土地代とのトータルで検討する必要があり、売却する場合は土地の形状などを考慮した売却価格を設定するとよいでしょう。
地価の推移傾向はエリアごとに異なる
軽井沢はいくつかのエリアで構成されており、エリアによって地価も大きく異なります。
別荘地として伝統的で根強い人気のある旧軽井沢エリアは、ほかのエリアより土地代は高くなるものです。
大型商業施設も近く交通の便もよく、近年人気の高まっている南ヶ丘・南原エリアや新軽井沢エリアも、その地価は高い傾向があります。
反面ほかのエリアでは、安い地価で購入することも可能な場所も多いものです。
また、今後はリモートワークの普及などで価格にも影響が出てくる可能性もあります。
軽井沢の別荘を購入・売却する場合は該当エリアの状況を見て判断する必要があるでしょう。
まとめ
軽井沢の別荘の売却・購入について、軽井沢の特徴や注意点をお伝えしました。
人気の別荘地である軽井沢でも、別荘の需要は減少しており売却しにくい面があります。
また、軽井沢は特有の規定や土地の形状やエリアによって価格が変わる点にも注意が必要でしょう。
軽井沢で別荘の売却・購入を検討されている場合は、それらの専門的な知識を持ち軽井沢の別荘売買に詳しい信頼できる業者を選ぶとよいでしょう。
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この記事の著者
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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
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