こんにちは。
いよいよ11月も終盤になり最低温度がマイナスになる朝が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。
松本平を囲む山々は粉砂糖をふりかけたようにうっすらと頭を白くなっています。
今日は長野県のほぼ中央に位置する小県郡長和町についてその魅力の一部をご紹介したいと思います。
長和町の地勢
長和町は、長野県のほぼ中央、小県郡の南部に位置し、広さは東西16.39km、南北21.50km、周囲68.50kmで、総面積は183.86km2であり、東は蓼科山系の山脈を境として立科町に接し、南は中信高原霧が峰山塊を境として茅野市、諏訪市に接し、西は美ヶ原高原があり松本市に接し、北は上田市と接しています。
気候は、標高が高く周囲を山に囲まれた地形のため変化が厳しく、降霜期間は7ヶ月におよび、積雪量は比較的少ないですが、積雪期間は冬の寒さが厳しいため4ヶ月余りと長いです。気温は、最高で30℃以上、最低でマイナス10℃以下となり、年間を通して気温差が大きく、特に1月~2月の寒さは厳しいです。(長和町ホームページより)
総人口は5711人です。(推計人口2019年10月1日)
歴史的には江戸時代、中山道の宿場町として多くの旅人が往来した「和田宿」、「長久保宿」が残っており、近年、歴史的な旅籠建築が復元保存され、撮影スポットとしても人気なほど、和田宿~和田峠の道筋は中山道の面影が色濃く残っていることから、平成8年(1996年)文化庁選定の「歴史の道百選」に選ばれています。
その一つである「かわちや」
https://www.nihon-kankou.or.jp/nagano/203505/detail/20350cc3292029425
は昭和56年「歴史の道資料館」として修復工事がおこなわれ中山道宿場町の資料が展示されています。2階正面が1階より前に出て桁で支える「出桁造」と格子戸が美しい、江戸末期の旅籠建築の様式を伝えています。母屋は木造2階建て、切妻、鉄板葺き、平入り、外壁は漆喰仕上げです。
長和町の特別シンボルー黒耀石
火山活動によって生み出された天然ガラスの黒耀石は、3万年を超える旧石器・縄文時代から、列島の人類の生活を支える石器の原料として流通してきました。本州最大規模の原産地として有名な長和町の和田峠や星糞峠の周囲には、旧石器時代の男女倉遺跡群、鷹山遺跡群をはじめとする石器工場のような大規模な遺跡が密集し、星糞峠では、縄文人が地下資源として黒耀石を掘り出していた鉱山跡が発見されています
黒耀体験ミュージアムhttp://www.hoshikuso.jp/
黒耀石石器資料館
http://www.mapbinder.com/Map/Japan/Nagano/NagawaMachi/Kokuyoseki/Kokuyoseki.htm
では黒耀石について深く学んだり、体験したりすることができます。
長和町の特産物
ワインや手打ち蕎麦、リンゴジュース、長門牧場の乳製品、お漬物、ニジマスの唐揚げと名産品は沢山あるのですが、私の一押しは韃靼蕎麦です。
韃靼蕎麦
ご覧ください。これが韃靼蕎麦です。明らかにふつうのお蕎麦とは見た目から違いますね。
蕎麦湯もこんなに綺麗な黄色です。右は韃靼蕎麦茶です。
ふつうのお蕎麦との違いはルチンの量です。その差は120倍だそう❣️
ルチンはそばの実の殻及びダッタンそばに多く含まれるポリフェノールの一種で、毛細血管の強化、血圧降下作用等の働きがあるとされています。また、そばに含まれる代表的な抗酸化物質です。ルチンは、そばの機能性成分として知られており、この成分は可食植物の中ではそばだけに含まれているものです。韃靼そばに含まれる含有量は普通のそばの約120倍。ルチンには毛細血管の強化や動脈硬化、糖尿病の予防、脳梗塞、脳卒中の予防や治療に効果があるという研究結果があり、血圧降下の作用も確認されています。また、韃靼そば茶を飲用することで血流が良くなることや、しみ、しわ、たるみといった肌の老化防止にも効果が確認されています。
韃靼蕎麦の秘密
比較的高冷地に強い植物ー蕎麦でも流石に4000メートル近い標高になると育たなくなりますが、そんな所でも栽培できるのが韃靼蕎麦なのです。山岳地で育つ植物は紫外線の害を避けるために体内でポリフェノール(ルチン)を作り、それを日よけにして身を守る仕組みになっており、韃靼蕎麦でも標高の高いところで育つほどルチンが多く含まれていることが分かっています。長和町の「信濃霧山ダッタンそば」標高800〜1400メートルの霧の高原で完全自然農法で栽培されていますので健康に良いと言われているルチンがふつう蕎麦の120倍以上もの量が含まれているのです。
ちなみに、韃靼とは(ミニ知識)
11〜12世紀に東モンゴル高原で勢力を強めたモンゴル系の遊牧諸部族のことを同時代の漢文史料では韃靼と呼ばれたそうです。ヨーロッパではギリシア語のタルタロスtartaros(〈地獄〉の意)とをかけて、 モンゴルをタルタル Tartar(タタール) と呼び、タルタルソースやタルタルステーキの語源となったそうです。
とにかく歯ごたえもお味も食感もふつうのお蕎麦とは全くちがうので、気になる人はぜひこちらを訪れてみてください。
「信濃霧島韃靼蕎麦、緑の花そば館」はこんな風景の中にあります。
レストランはこんな外観です。
お隣には製麺工場が併設されています。
韃靼蕎麦や加工食品もバライエティーに富んでいます。
お次は道の駅「マルメロの駅」ながと
大きな駐車場を備えた敷地には様々な施設が集合しています。
長門温泉「やすらぎの湯」
お食事処 黒豚「かりん亭」
電気自動車の充電スポットも完備されています。
長和町の小さな物産館「とびっ蔵」
店内には長和町で認定された症例品を中心に、町で作られた農産物加工品や手工芸品などがずらっととりあつかっれらっしゃいます。
観光案内所も併設されているので、長和町に来たらまずここで情報収集すれば町を満喫できそうです。
天然酵母パン、ニジマスのカラッとあげ、黒耀石味噌、「黒耀」の水で育ったアカシア蜂蜜、ひまわり油、韃靼そば、野沢菜漬け、じゃがいもおやき、そばまんじゅう、こだわりのリンゴジュース、山葡萄ワインやお酢。
一味違うこと間違いなしです。
織物製品や手工芸品。
長門牧場の乳製品、アイスクリームは絶品です。生ハム、サラミ各種、こだわり安心の卵、花豆、スモークチーズ。
300年の伝統ー立岩和紙。
最盛期には50戸ほどの紙すき農家があり、主に障子紙を主体として、依田川の清流のほとりですいていました。時代の流れとともに機械化が進み、紙すき農家も激減し衰退してしまいましたが、立岩和紙の伝承保存のため、昭和59年に「信州・立岩和紙の里」が建設され、立岩和紙が復活したそうです。現在では長和町振興公社として昔ながら の技法を維持しながら紙すき体験や製造販売に取り組んでおられます。
道の駅から少しマルコへ向かった方に「菜の花館」の中では、和紙の製品のラインナップが豊富です。
それもそのはず。こちらに手すき和紙の工房があり、手すき体験もできるようです。
長和町には別荘地が六つあり、ペンション村が二つあります。
ここには書ききれないほどの雄大な自然と静寂と生き生きとした生命の営みや巡りがあります。
自然と呼吸が深くなるような風景が広がっています。
都会の喧騒にお疲れの方、ぜひ一度訪れてみて下さいね。
お読み頂きありがとうございました。
朝晩冷え込んできましたので、気をつけてお過ごし下さい。
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