こんいちは、静岡岩本です。
3月3日はひな祭りですね。静岡県藤枝市で、全国的にも珍しい「等身大のひな人形」を展示している「東海道」の21番目の宿場町「岡部宿」にある、「大旅籠 柏屋・おおはたご かしばや」に行ってみました。静岡の隣、藤枝ですので車で20分ほどの距離にあります。静岡市のとろろ汁で有名な「鞠子宿・まりこしゅく」で一泊してから西へ、厳しい宇津ノ谷峠を越えてやっとたどり着くしずかな山里の小さな宿場町「岡部宿」で改修保存され残っている大旅籠柏屋さんです。1998年に国の登録有形文化財に認定されています。そんな近くにありながら、行くのは初めてなんです。
ここで毎年、ひな祭りに展示される「等身大のひな人形」、地元の人形職人により数年かかって製作されたもので、昭和44年にお披露目の時に十五人揃って5段飾りで披露して以来、いつもは、大座敷に三人官女までが並べて展示しているのが今回50年ぶりに「5段飾り」が復活しました。これからも毎年5段に飾るわけではなさそうで、今年は貴重です。
ここの場所は旧国道沿いにあり、車でのアクセスは良いです。駐車場は少し離れたところにあり、トイレもあります。駐車場には「やじさん、喜多さん」の看板などもあります。
駐車場に車を置き、通りに出るとすぐに見えてきます。正面に見えるのが「内野本陣跡」です。
「内野本陣跡」とその横に「岡部宿大旅籠 柏屋」があります。
本陣とは江戸時代に大名や旗本、幕府の役人などが使用した、格式高い宿泊施設のことで、当時の建物は残っていませんが、当時のままの敷地に間取りを平面で表している広場として開放しています。
敷地内では、物産館やなまこ壁のギャラリー、資料棟などがあり、無料で入れます。ちょうど今日は、音楽会があったそうで私は行ったときはすでに終了していて片付け中でした。
本陣跡・案内所・柏屋の順で建物が並んでいて、案内所で300円の切符を購入します。
江戸からの宿場町が書かれています〈神奈川9宿は省略していますが〉品川から数えて21番目の宿場町です。
切符を購入し、すぐ隣にある、「柏屋」に行きます。「柏屋」は本陣とは違い一般の人が泊まれる宿で、今でいう旅館やホテルです。修復されてきれいな建物です。
入口を入ると、まっすぐ奥に続く土間があり、左に「帳場」〈今でいうフロント〉があります。
その奥や2階には一般客の宿泊部屋、右に「本座敷〈VIPの部屋〉」があるようです。時代劇に出てくる旅籠の様子がリアルです。通路にかけられた靴を脱ぎ、暖簾をくぐると、
「等身大のひな人形」説明をしてくれる、職員の人やお客さんが見えました。お客さんと並ぶとひな人形がいかに大きいかがリアルにわかります。左側に座っている町人風の人形は弥次さん、喜多さんです。こちらも等身大です。
そばに寄ってみると、その大きさに圧倒されます。思わず、「オォ!」と声がでます!本当に等身大で、これなら飾ったり、しまったり大変なのもわかります。ひな人形を飾っていないときは、この場所は台所として展示しているようです。
一番手前(最下段)の3人はお祝いの席ということもあって酔っぱらってしまっています。人形職人さんの遊び心だそうです。また、三人官女の両脇の二人は、いつでも用事を頼まれたときに立ち上がれるように立膝にしているそうです。
脇に座って雛人形を眺める「弥次さん、喜多さん」に人形を説明する、この宿のおかみさんの人形も等身大です。よくできています。
職員さんの説明を一通り聞き、座敷の方に上がってみました。家族が使う部屋です。お歯黒用の道具や鏡なども置いています。
写真撮影用の貸衣裳コーナーもありました。着物やかつら、笠などが揃っています。
60度くらいありそうな急な階段で2階に上がると、一般客の部屋があり、東海道中膝栗毛の「弥次さん喜多さん」とおかみさんの人形が当時の様子を再現していました。こちらの弥次さん、喜多さんは1階で雛人形を眺めている人形と違い浴衣に着替えて食事中です。宿のおかみさんがお酌しているようです。
その隣の部屋は、本来の部屋を展示室に改装して当時の人が使っていた、財布や弁当箱や道具などの展示や岡部宿の歴史、役割などがわかる貴重な資料が展示されていました。
天井板を取って家の構造がわかるようになっています。
ふと下を見ると、先程見た、等身大のひな人形が見えました。これはこれで印象に残りました。
急な階段を気を付けながら1階に降りて、通路の右側の大きな「本座敷」に入ります。江戸時代のひな人形など歴史を感じる貴重な人形が展示されています。
その隣には、特別展示の「御殿雛」です。これは藤枝市の市指定有形文化財に指定されているもので岡部宿の名家のに伝わる京都御所の御殿様式で江戸時代の終わりごろに製作された雛飾りです。40体以上の雛人形や牛車の行列などリアルに作られています。これが江戸時代からあったとは思えないほど、保存状態もよく豪華なものでした。
3棟の建物の内、真ん中の紫宸殿の中を写してみました。お二人がいらっしゃいます。
この部屋はVIPルームとあって庭には池があり、鯉が泳いでいます。水琴窟もありました。
柏屋をいったん出て、この庭から見える、なまこ壁のギャラリーへ行ってみます。
靴を脱いで中に入ると、ここにも珍しい「御殿雛」が飾られていました。
となりは和食処「一祥庵」。古い建物を修復して改装し、蕎麦屋さんになっています。
今のおすすめは期間限定の「ひなまつり弁当」です。私は準備中でしたのでいただけませんでした。
江戸時代を体感できる貴重な東海道二一番目の宿場町「岡部宿」は今が特に見頃です。等身大の雛人形は4月7日まで展示していますので気なった方、是非お越しください!
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