【山梨・富士吉田】車が走る一般の道路にひときわ目立つ鳥居がある!?珍しい鳥居「金鳥居」

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山梨県富士吉田市にある「金鳥居」。
神社の入り口ではなく、街中(道路にある)に建てられている珍しい鳥居です!
俗界と聖域を境界線でもある鳥居です!

冒頭

こんにちは!
神社やお寺など神社仏閣、歴史が大好きな前島です!

今回は、僕が好きな神社や歴史に関係するお話しです。
神社には、かならず入り口に鳥居がありますよね。
僕も、鳥居をくぐると、気持ちが引き締まるような感じになりまして、人間界から神様たちの聖域に入ったという特別な感じがします。

初詣や七五三、普段の神社参りなどで、みなさんも神社へ行かれることがあると思います。

神社の鳥居が見えたり、鳥居をくぐったりしますと、少し空気が変わって、大切な場所に来たという感じになりますよね。

日本人であれば、かならず1月1日などのお正月に、初詣で、神社に来て、新年のお参りをして、屋台でおいしいものを食べたり、お守りを買ったりしますよね。

僕も毎年、初詣は、楽しみにしていまして、今年のお正月にも、初詣に行きました。

そんな鳥居ですが、今回ご紹介するものが、なんと、神社の入り口ではなく、街中(道路)にある鳥居です!

驚きますよね!
そんな鳥居が本当にあるのかと、見たことがない方であれば、疑ってしまいますよね笑

それでは、山梨県富士吉田市の街中にある鳥居【金鳥居】について、ご紹介してきますので、ぜひ楽しんで読んでくださいね!

金鳥居とは?

まずは、金鳥居について、お話ししていきますね。

金鳥居(読み:かなどりい)】は、山梨県富士吉田市の上吉田の街中にある鳥居です。

金鳥居と富士山

金鳥居と富士山

富士吉田市の中心部にありまして、富士道(国道139号)と鎌倉街道(国道137号)の合流地点に、【金鳥居】があります。

一見しますと、道路をまたいでいる大きな鳥居のように見えますが、実は、かなり”重要”な鳥居なんです!

富士山登山に続く、吉田口登山道の入り口に、この鳥居が建てられていまして、富士山に続くまでに、いくつか鳥居があるのですが、第一番目の鳥居が、【金鳥居】なんです。

そのため、【金鳥居】は、別名で【一ノ鳥居】ともいわれます。

この【金鳥居】より下側(富士山と反対側)には、商店街が続いていまして、上側(富士山に向かっていく側)は、信仰の町といった形で、その境界の位置にもなっています。

人間界と神域との境界ということですね。

かつて、江戸時代ごろでは、【富士講】と呼ばれる富士山を神様として信仰する文化がありまして、江戸(現在の東京)から富士山へお参りすることがありました。

その富士講の方たちが、一番最初にくぐる門(鳥居)が、この【金鳥居】です。

この【金鳥居】の先は、神の聖域となりますので、とても重要な鳥居(境界)となっています。

江戸時代ごろには、この【金鳥居】のすぐ下あたりで、登山役所というものがありまして、ここで、現在でいうところの「入山料」を支払う場所があったそうです。

そのくらい富士山は日本人にとって、神聖なものとされていたんですね。

この【金鳥居】(一ノ鳥居)をくぐり、さらに上り続けますと、「北口本宮冨士浅間神社」に続き、そのまま上り続けますと、富士山の登山道に続きます。

金鳥居が一ノ鳥居で、北口本宮冨士浅間神社が二ノ鳥居といったイメージですね。

富士山

富士山

名前の由来

金鳥居】の名前には、「」という字が付けられていますので、金色の鳥居と思われる方もいるかもしれません。
しかし、実際は、金色ではなく、銅の色をしている鳥居です。

では、なぜ「」と名前がついているのでしょうか?

それは、【唐銅(読み:からかね)】が由来なんです。

最初にこの場所に鳥居が作られたのは、江戸時代の天明8年(西暦1788年)のことです。
当時の、富士講の信者の方たちの、寄付によって、作られました。

この鳥居は、木製の柱を銅の板で包んだ構造をしています。

江戸時代の当時、中国(当時は”唐”と呼ばれた時代です。)から伝わった金属の製法で作られた青銅のことを【唐銅(読み:からかね)】と呼んでいました。

この製法で作られた鳥居なので、作られた当時は、【唐銅鳥居鳥居(読み:からかねとりい)】と呼ばれていました。

この【唐銅(からかね)】が、時代とともに、なまっていきまして、「からかね」から「かな(金)」となり、【金鳥居(かなどりい)】と呼ばれるようになりました。

金鳥居

金鳥居

鳥居の建設の歴史

実は、現在ある【金鳥居】は、「4代目」の【金鳥居】なんです!

初代は、先ほどもお話ししましたが、天明8年(西暦1788年)の江戸時代中期ごろに作られました。
その後、激しい暴風などの自然災害によって、2回も倒れてしまいました。

二代目が、天保2年(西暦1831年)の江戸時代後期に作られて、三代目は、明治11年(1878年)に作られました。

そして、第二次世界大戦(太平洋戦争)のとき、金属類回収令(供出)によって、貴重な銅の材料として、鳥居が分解されてしまいました。

戦後、昭和32年(西暦1957年)に地元の住民や、富士山信仰の信者の方たちなどの再建の願いによって、現在の四代目の【金鳥居】が作られました。

現在の【金鳥居】は、高さが【約9.7メートル】あり、柱の太さが【約88センチメートル】となっていまして、鉄筋コンクリートの芯を銅板で覆った形になっています。

金鳥居

金鳥居

金鳥井の魅力

金鳥居】が、富士山登山の入り口ということはわかりましたが、ほかにどんな魅力があるのでしょうか?
次は、金鳥居の魅力について、お話ししていきます。

額縁の富士山

金鳥居の最大の魅力は、「鳥居と富士山」の眺めです。

鳥居の真ん中に立ち、富士山を見ますと、鳥居が額縁のようになりまして、鳥居のなかに富士山が左右対称に見えてきます。

この景色は、鳥居が道路の道をまたぐという形で作られていることと、まっすぐ続く道の真ん中に作られていることによって、このようなすばらしい景色を見ることができます!

鳥居の扁額(読み:へんがく、意味:鳥居の高い位置につけられる看板のこと)には【富士山】の文字が刻まれていまして、富士山の入り口といった印象を持ちます。

※ただ、道路は車も通っていまして、それなりの台数が行き交う道路なので、撮影をしたいからといって、信号などを無視して道路の真ん中で撮影をするようなことは危険ですので、注意してくださいね。

金鳥居と富士山

金鳥居と富士山

しめ縄

この鳥居には、大きな【しめ縄】があります。
しめ縄は、神の世界と現世との境界を表しているものです。

実は、かつて、化学繊維で作られた「しめ縄」を付けていた時がありました。

富士吉田がハタ織りで栄えた街ということもあり、当時最先端だった化学繊維のしめ縄をつけることで、町の産業(ハタ織り産業)を発展させるための祈願としてつけられていたそうです。

ただ、現在は、自然素材のものに変わっています。

たしかに、当時の最先端技術で作ったしめ縄も良いと思います。(町の産業の発展をお祈りしているという意味では、良いと思います。)
ただ、やはり、本来は、自然素材のもので作っていたものですので、僕個人としては、現在の自然素材で作った「しめ縄」のほうが良いかなと思いました。

金鳥居と富士山

金鳥居と富士山

聖域への空気

この鳥居は、交通量の多い国道沿いに建てられていますが、金鳥居の下に立って、見上げると、やはりここから先は神聖な場所という雰囲気が伝わってきます。

道をまたぐように作られていますので、車で通ることもできますし、僕も車で何度も通ったことがありますが、車で通るのと、歩いて通るのでは、やはり感じ方が違います。

江戸時代の方たちは、ここから富士山へ入っていくという緊張感を持って、金鳥居をくぐっていったと思います。

さすがに、現在は、街並みも変わっていたり、車も通っていたりするので、そこまでの緊張感は持てないと思いますが、それでも、富士山の入り口(神様の世界への入り口)という印象は、実際に歩いてくぐると、感じることができるかもしれません。

金鳥居

金鳥居

御師文化

御師(読み:おし)】の文化というのが、かつて、この鳥居の周辺にはありました。

御師】とは、富士講の信者や富士登山をする方たちが、登山の前後に、泊まる「宿泊所」を提供する人々のことです。

この宿泊所では、寝泊りはもちろんのこと、食事もすることができたり、富士登山の安全を祈願することもできたりしました。

金鳥居から、「北口本宮冨士浅間神社」までの間に、最盛期では、約80軒近くもの御師の宿泊所があったそうです。

現在でも、金鳥居と「北口本宮冨士浅間神社」の間の通りには、左右に古い建物が多く残っていますが、御師の文化のなごりなんです。

富士講の信者の方たちは、金鳥居で身を清めて、御師の宿泊所で疲れをとるため一晩過ごし、翌朝、富士山登山をしていたそうです。

重要文化財に指定されている【旧外川家住宅】という御師の宿泊所が現存していまして、見ることができますが、現在は改修工事中で2026年の3月31日まで休館の予定となっています。
(工事の状況によっては休館が前後する可能性がありますので、公式サイトなどを確認してくださいね。)

工事が終わってから、もしよろしければ、観光に行ってみてください。
入館料は工事前の情報ですが、大人が100円、小人が50円となっています。
※こちらも、変更になる可能性がありますので、確認してから行くようにしてくださいね。

御師旧外川家住宅

御師旧外川家住宅

アクセス

住所:山梨県富士吉田市上吉田2-1-15付近
(※金鳥居の住所です。)
駐車場:専用の駐車場はなし。付近のQ-staという富士山駅の駐車場を利用すると便利です。

最寄りインター:中央自動車道  / 河口湖インター または 東富士五湖道路 / 富士吉田インター
※河口湖ICからも、富士吉田ICからも、約10分で到着できます。

最寄り駅:富士急行線 / 富士山駅
※駅から歩いて2~3分で到着できます。

最寄りバス停:金鳥居バス停、金鳥居公園前、富士山駅
※それぞれ歩いて2~3分くらいで到着できます。

※8月に行われる「吉田の火祭り」でも、この金鳥居のところに、大きな松明も設置されます。

最後に

今回は、山梨県富士吉田市の上吉田にある【金鳥居】について、ご紹介してきました。

金鳥居は、富士山登山の一ノ鳥居と呼ばれるほど、富士山登山をする方にとっても、とても重要な鳥居だということがわかりました。

この鳥居から富士山方面は、神域となっていまして、神様がいる世界に入っていくということになります。

宿場町として栄えた歴史もあり、現在も、古い建物が多く残っていますので、ぜひ、富士吉田観光に来たときは、こちらの金鳥居を見て、実際に、くぐって、違った空気感を味わってみてくださいね!

ほかにも、富士吉田エリアの観光記事を書いていますので、ぜひそちらも読んでください!

【山梨】四季折々の花が見れる施設!どの季節でも楽しい!「富士大石ハナテラス(大石公園)」

 

【山梨・山中湖】四季折々の花がきれい!冬はイルミネーションも!「花の都公園」

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