【山梨・北杜市】清里から20分!きれいな水が流れる公園「三分一湧水公園」

八ヶ岳・蓼科・北杜市の情報

こんにちは!
神社やお寺など神社仏閣、歴史が大好きな前島です!

みなさんは、公園などでリフレッシュをするために、行かれることはあるでしょうか?
公園といいますと、子どもたちの遊び場というイメージがあるかと思われますが、子どもたちの遊び場だけではなく、大人もリフレッシュできる場所でもあるんです。

大人になると、仕事や日常生活などでストレスなどが、どうしても出てきてしまい、そのストレスを解消したいと思っている方も多いと思います。
僕も、何かしらのストレスは、ありますからね(笑)
僕の場合は、今回お話するように公園に行ったり、旅行に行ったりと、出かけることでストレス発散をしています。

公園も小さな公園から、大きな公園まで、さまざまありまして、大きな公園であれば、敷地内に、遊具エリアや森林エリア、散策コースなどといったように、遊ぶ以外にも楽しめるようになっています。

公園内の木々を見ながら、歩くだけでも、リフレッシュできるので、十分にストレス発散にもなります。

そこで、今回は、山梨県北杜市にある【三分一湧水公園】という、水がきれいな公園について、ご紹介していこうと思いますので、ぜひ、楽しんで読んでくださいね!

名水百選にも選ばれた三分一湧水公園とは?

三分一湧水公園(読み:さんぶいちゆうすいこうえん)】は、山梨県北杜市の、長坂という場所にある公園です。
この公園に流れている水は、八ヶ岳のふもとから流れてくる水で、とてもきれいな水です。

三分一湧水公園には、もちろん、遊具もあるのですが、それ以外に、広い散策コースがあります。
この散策コースには、花が咲いている場所もあったり、きれいな水が流れている場所もあったりと、公園内を歩いているだけでも、気持ちが良くなります。

この公園のなかに流れている水は、【日本名水百選】や【平成の名水百選】などといった、名水に指定されています。
名水に指定されるほど、きれいな水ということです。
僕も、この川の流れは、きれいだったので、動画で撮影したこともあります。

そして、この公園の名前は、少し不思議な名前をしていると思いませんか?
三つに分けると書いてありますが、なぜ3つ分けるのでしょうか?
その名前の謎について、次の章でお話していきます。

三分一湧水公園

三分一湧水公園

かつて水の争いがあった

江戸時代ごろ、この長坂町付近では、水不足が問題となっていました。
日本の農作物には、水は欠かせないものですので、水を自分たちの町へ引きたいと思う方たちが多く、水の奪い合いのようなことが起きていたそうです。

そのころは、3つの村(小荒間村・大泉村 ・若神子村)に分かれていて、それぞれの村が、自分のところに水を引きたいと思ってしまい、水の奪い合いをしていました。

その奪い合いをなんとかしたいと考えた、江戸時代の甲府代官だった【坂本光行(読み:さかもとみつゆき)】という人物が、三方向に、同じ水の量が流れるように石造りの分水槽を作って、均等にそれぞれの村に水が流れるようにしました。

これによって、長い間、水の問題で奪い合いなどをしていたことがなくなり、争いがなくなったそうです。
この三つの村に湧き水を均等に分けたということから、公園の名前の【三分一湧水公園】という名前になりました。

日本は、太古の昔から、農耕民族でして、稲作などを中心にしてきた民族ですので、水はとても大切なものですよね。
水不足になれば、争いも起きてしまうことですが、それを解決できたことも、すばらしいことですよね!

この、三分一湧水公園は、きれいな水があるだけではなく、歴史的にも重要な意味を持っている公園でもあります。

三分一湧水公園

三分一湧水公園

湧き水の量もすごい

公園の名前にも、【湧水】という言葉が入っているとおり、この公園の一番でもある魅力的なものが、【湧水】で。
名水百選にも選ばれているほどのきれいな水ということも、とてもすばらしいのですが、それ以外にも、湧水の量も、とてもすごいんです。

ここの八ヶ岳から流れてくる湧水ですが、1日に、【8,500】トンという、とても多い量の水が毎日、湧き出ているんです!
とても大きい数字なので、どれくらいの量なのかと、想像することが少し難しいですよね。
僕も、8500トンといわれても、これくらいの量かなと想像することは、できないです。

おおよそですが、【8500トン】という水の量は、学校などにある【25メートルプール】の【約22杯分】の量です!
このように聞くと、大量の水なんだなとわかりますし、本当にすごい量の水ですよね!

これだけの量の水が、毎日湧き出ているので、3つに分けるようになってからも、江戸時代などの農民の方たちも、安心して農業をできていたんだと思います。
そして、現代でも、水のそばに行けば、夏場でも涼しいので、この公園は、避暑地としても、利用できる場所です。

三分一湧水公園

三分一湧水公園

公園のなかに咲いているきれいな花

ここの三分一湧水公園は、水だけではなく、【】もきれいに咲いている公園です。
公園のなかは、多くの木々で囲まれていたり、地面にいろんな花が咲いていたりしています。
そのため、四季折々のきれいな花を、その季節ごとに楽しむことができます。

花

春は、少しずつ、緑色なり始め、新緑が出てくる時期となりまして、夏になると、新緑からきれいな深い緑色の木々や葉っぱとなりまして、秋になれば、紅葉となり、オレンジや赤色などといった、紅葉色となります。
冬は、雪景色となり、また他の季節とは、違ったきれいな景色となります。

また、湧水が流れている川沿いには、湿地帯となっていまして、こちらにもきれいな花が咲いています。
たとえば、【クリンソウ(九輪草)】という花があります。
このクリンソウは、春から夏にかけて咲いてくる花でして、赤色やピンク色に、白色などの色鮮やかな花を咲かせます。
花は塔のように段々と花を咲かせる姿が、まるで仏塔の九輪に似ていることから、その名前がつきました。

それから、【ミズタマソウ(水玉草】という花もあります。
この花は、白い花に、水玉がまるでついているように見える花でして、名前も、その水玉模様からつけられています。

それと【オトコエシ(男郎花)】という花もあります。
この花は、秋の七草の1つでもある花でして、オミナエシ(女郎花)にも似ている花で、白い花で、力強く咲いている花です。
おそらく、この力強く咲いている姿から、オトコエシとなったのだろうと思います。

また、【オキナグサ(翁草)】という花も咲いています。
この花は、春に咲いている花でして、花が咲いたあとに、白い綿毛の果実ができる不思議な花です。
この白い毛の果実の姿が、まるでお年寄りの白いヒゲのように見えるところから、オキナグサという名前がつけられました。

このように、ここの公園では、植物もとても豊かで、いろいろな花などを見ることができます。
季節によって、違う花などを見れるというのも、とても楽しいですよね。
季節ごとに、この公園に来て、花の観賞を楽しめるので、春から冬まで、1年をとおして、楽しめます。

花

公園で環境にも配慮した発電機がある

ここの公園には、環境に配慮した、【クロスフロー水車発電機】や【プロペラ型風車発電機】などといった、自然の力を使った発電機も備わっています。

クロスフロー水車発電機】は、名前のとおり、水車を利用した発電機です。
水力発電と同じようなイメージですが、少し小型の水力発電機といったものです。
この公園に流れてくる八ヶ岳からの湧水は、最初のほうでも記載しましたが、水の量が、大量でして、水が安定的に流れてきますので、水力発電には、とても適している場所です。

クロスフロー水車発電機

クロスフロー水車発電機

クロスフロー水車発電機】は、円筒形のランナー(羽根車のことです。)に水が外側から流れていき、ランナーを横切って(クロスして)、真ん中をとおり、反対側の外側からもう一度水が流れ込むという仕組みの発電機です。
これによって、2回、水が流れるため、小さな発電機でも、より多くの電気を効率よく、作ることができます。

クロスフローというのが、「横切って(クロスして)流れる(フローする)」ということで、その名前がつけられたのでしょうね。

クロスフロー水車発電機

クロスフロー水車発電機

それから、【プロペラ型風車発電機】というのは、風力を使った発電機です。
一般的な風力発電機も、プロペラが使われていますが、その一般的なものよりも、少し小さな風力発電機といったものです。

プロペラ型風車発電機

プロペラ型風車発電機

大型のプロペラ型の風力発電機であれば、見たことがある方もいるかと思います。

プロペラ型風車発電機

プロペラ型風車発電機

そして、少し珍しい風力発電機もあります。
それが、【サボニウス型風車発電機】です。
名前を聞いただけでは、どんな風力発電機なのか、想像できないですよね。
この【サボニウス型風車発電機】は、一般的なプロペラではなく、ひねりを加えた変わったプロペラのようなものです。

サボニウス型風車発電機

サボニウス型風車発電機

イメージとしますと、プロペラを横向きではなく、縦向き(プロペラが空を向いているような感じです。)に置かれているようなものです。
実際は、少し違うのですが、イメージとしますと、縦向きのプロペラが、横から吹いてきた風によって、回り、発電するというものです。
縦向きなので、どちらの方向から来た風でも、発電することができるものです。

一般的なプロペラ型ですと、プロペラが向いている方向から向かってくる風でないと、プロペラが回りませんが、この【サボニウス型風車発電機】は、前からも後ろからもどちらの方向からの風でも、発電することができるのです。

なかなか、珍しい風力発電機ですよね。

サボニウス型風車発電機

サボニウス型風車発電機

アクセス

住所:山梨県北杜市長坂町小荒間292-1
駐車場:無料駐車場あり
入場料:無料
最寄りインター:中央自動車道 / 長坂インターチェンジ
※インターから降りて、約10分で到着できます。
※カーナビでは、公園の隣にある【三分一湧水館】を設定してくると便利です。
最寄り駅:JR小海線 / 甲斐小泉駅
※駅から歩いて、約10分で到着できます。

最後に

今回は、山梨県北杜市の長坂町にある【三分一湧水公園】について、ご紹介してきました。
水がきれいな公園ですので、夏場は、涼しみながら自然を楽しむことができます。
別荘地である清里からも20分くらいで来れますし、電車でも清里駅から来れますので、別荘から遊びに来るのも良いのではないでしょうか?

清里に別荘を持っている方や、清里への移住を考えている方などは、一度、こちらの公園へ遊びに行ってみても良いと思います。
もちろん、それ以外の方も、都内からも週末に、日帰りで来れますし、山梨県内(富士吉田エリアなど)からも行きやすい場所ですので、ぜひ、遊びに行ってみてくださいね!

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