皆様、こんにちは八ヶ岳エリア担当山田です。
2月もあっという間に過ぎていきます。八ヶ岳エリアは
二月も比較的暖かく過し易い冬となりました。もちろん
氷点下の朝も多く、暖冬ゆえに寒さが身にこたえる日も、、
驚いたことに2月16日には、清里でも雨が降りました。
八ヶ岳に移住して13年目ですが、2月に雨が降ったのは、
初めての事でした。その後2月25日も雨が降りました。
いったいどうなってしまったのでしょうか?温暖化現象
なのでしょうか?
世界気象機関(WMO)では2月7日に南極半島アルゼンチン
エスペランサ観測基地にて18.3度の気温が観測されたと
発表がありました、氷点下18.3度でなく、です。
2015年3月には17.5度の記録があり、最高気温の記録を
上回ってしまいました。
南極大陸の気候は氷上気候で、一年中極寒と云うわけではなく
季節の変化がある様で、日本列島が真冬を迎えるころ(1月~
2月)南極大陸では気温が最も高くなるそうです。昭和基地の
観測データでは、1月~2月は、気温プラスになる日もあり、
月別平均気温は、12月で-1.6度、1月で-0.7度、2月が-3.1度
だそうです。
ちなみに3ヵ月の最高気温は、12月で1.0度、1月で1.9度、
2月が-0.8度なのです。案外いけそう?だと思いませんか。
私の住む清里の厳寒期を経験して入れば、南極大陸の夏は
過ごせる気がします。南極大陸(昭和基地付近では)
7月の平均気温が-17.9度、8月が-18.7度だそうです、
恐ろしいですね!
ナショナルジオグラフィ-によれば、地球表面で一番の寒さ
を観測した場所は、やはり南極大陸で標高3800メートル付近の
氷点下94度だそうです、人工衛星による観測データによるそうです。
人間が観測した最低気温は南極点近くのロシア:ボストーク基地で
1983年にマイナス89.2度を観測しました。この気温で呼吸すると
数回の呼吸で肺出血を起こしてしまうそうです。おそろしい!
話は変わりますが、この温暖化とこの時期に流行する色々なウイルス、
(特に今年は新型コロナウイルス)は因果関係があるのでしょうか?
今回と次回ブログは、不動産についてではなく、ウイルスについて
二回に分けて少しお話したいと思います。
今各メディアで毎日の様に取り上げられている新型コロナウイルスですが
正式には、世界保健機関(WHO)がこの2月11日に「COVID-19」と
命名しました。コロナウイルスの英語表記と感染報告のあった西暦を
組合せた表記です。以前であれば発生が確認された場所の名前を付けた
物でしたが、例えばエボラ出血熱はコンゴ共和国のエボラ川から、
ジカ熱は同じくアフリカのウガンダのジカ森林からと云ったように、
分かりやすく覚えやすかったのですが、その地域流域に住む人々の
事を考えて地名を使う事を禁止しました。同じような理由で動物の
名前も禁止になりました、風評被害を起こしかねないからです。
さてこの「COVID-19」に限らず、インフルエンザウイルスも含め
毎年冬の時期に発生して多くの犠牲者を出すのですが、我が家でも
3人の子供のそれぞれの学校が毎年のようにインフルエンザの流行に
注意を促す「お知らせ」が配布され各保護者は戦々恐々とする季節。
1990年代にアメリカに住んでいた時、この季節性インフルエンザ
の流行期には、毎週末の新聞のショッキングな見出しが忘れられません
「FLU GETS KILL OVER 1000」とか「FLU DESTROY CITY HALL」
とか、今回「COVID-19」の流行と共に比較の為にでしょうか報道機関が
「アメリカのインフルエンザによる死者が1万2千人を超えた」と珍しく
報道していましたが、これは今年に限った事ではなく、毎年の事なのです。
アメリカ疾病対策センター(CDC)のデータによれば、過去数年は下記の通り
になります。
2015年から2016年 感染者概算 2千4百万人 死者数概算 2.3万人
2016年から2017年 感染者概算 2千9百万人 死者数概算 3.8万人
2017年から2018年 感染者概算 4千5百万人 死者数概算 6.1万人
2018年から2019年 感染者概算 3千5百万人 死者数概算 3.4万人
「COVID-19」も真っ青な数字だと思いますが、
日本でのインフルエンザ罹患者数は毎年1千万人程度でインフルエンザによる
関連死は約1万人程度だそうです。人口に対しての罹患率はほぼ10%程度で
日本もアメリカも似た感じですが、インフルエンザによる直接死は1,000人
程度だそうです。ご高齢の方、妊婦、幼児は注意が必要です。
関連死になると途端に数が増えるのはどういう事でしょうか?
「超過死亡概念による推計死亡者数」と云いますが、インフルエンザを発症し
それによって違う病気で亡くなる事を指します。
これは持病をお持ちの方、例えば糖尿病、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、
腎機能疾患、更にはステロイド薬を内服している免疫機能不全を
お持ちの方がインフルエンザに罹患した場合に各疾患に与える影響が
大きくそれが原因でなくなってしまうという事です。
アメリカでのインフルエンザによる死亡者数も多分に関連死が含まれて
おり、アメリカのインフルエンザウイルスが日本のそれよりも強力なわけ
でもなくもちろん人口が多い(約3億2千万人)という事もありますが、
日本と違ってアメリカには、国民健康保険制度が無いからと云うのが最も
大きな原因だと言われています。しかしながら個人医療保険は発達しており、
種類も金額も多岐に渡り、低額の保険も沢山あります。
更に多くの州では、「FLU SHOT」と云って予防接種が民間の薬局で薬剤師に
よる接種が可能です(「DRUG STORE」ではなく「PHARMACY」で摂取)
高額な医療制度が有名なアメリカですが、私も在米中に肺炎になった時、
治療を受けて完治するまでに約130万円(レート1ドル140円)かかった記憶が
あります。(もちろん保険に加入していましたが)
では何故アメリカのインフルエンザ流行より中国武漢で発生した新型コロナ
ウイルス「COVID-19」が多く取り上げられるのでしょうか? それは一重に
新型のウイルスであり、治療薬が開発されていないからだという事でしょうか。
世界保健機関(WHO)が発表している「COVID-19」の感染能力指数は
1.4から2.5の指数で一人の罹患者がスプレッドする人数を表していますが
1.4人から2.5人だそうです。 インフルエンザウイルスは2.0から3.0指数
となっており、インフルエンザウイルスの方がやはり感染力が高いという
試算になっています。
如何でしょうか?インフルエンザウイルスによって引き起こされる
急性ウイルス性疾患は上気道炎症(鼻腔から喉頭の炎症)を経て悪化した場合
下気道炎症(気管、気管支、肺の炎症)と広がっていきます。これは
コロナウイルス「COVID-19」でも同じメカニズムだそうです。
今回のこの騒動でウイルス感染症への認知が広がり、「COVID-19」への
恐れから社会全体での予防意識が高まっており、インフルエンザウイルスの
発症者数の抑制になっているといいのですが、、、この記事を書いている
段階で政府は全国の小・中・高校、支援学校への春休みまでの臨時休校を
要請しました。
各メディアやSNSではこの「COVID-19」の話題で埋め尽くされており、
改めてパニックの恐ろしさを目の当たりにしています。私もここで
話題にしてしまっているわけですが、、、多くのデマや風評被害を見ると
改めてウイルスによる人類への脅威より、人類自身が与える人類への
被害の方が深刻で大きな損失を生む事に私としても憂慮します。
やはり人は余裕をもって生きる事でストレスを減らし免疫力を高める必要が
あるのではないでしょうか、八ヶ岳の大自然と接していると、皆から
呑気で大丈夫?と心配されますが、笑顔で大丈夫と答えています(笑)
長々とお付き合いありがとうございました、そんな私が八ヶ岳山麓
での生活の日々をインスタグラムで紹介しています。
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10年前に東京から八ヶ岳に移住してきた、三人娘の父。
山の中のギャラリーを運営中。
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