【京都】約500年間、歴代天皇のご自宅!日本の中心地「京都御所」

田舎コラム

こんにちは!
神社やお寺など神社仏閣、歴史が大好きな前島です!

今回は、歴史好きな僕が楽しんでしまう、日本の中心地となっていた場所についてのお話です。
日本の歴史上、首都(日本の中心地)として一番長かった場所といえば、【京都】ですよね!

その日本の中心地のなかでも、歴代天皇が住んでいた場所がありまして、なんと、【約500年】もの間、その場所を使っていたそうです。
それだけの長い間、使われていたということは、歴史的にも、とても貴重な場所でもありますし、すごいことですよね。

現在は、東京の皇居へ移られていますが、現在でも、この京都の”とある場所”を使われることがあるそうです。

歴史好きな方でも、歴史がそこまで好きというわけではない方でも、ここまでお話すれば、どこの場所を話しているか、わかってしまう方もいるかもしれませんね。

今回は、かつて日本中心地(首都)であり、そのなかにあった天皇のご自宅であった【京都御所】について、ご紹介していきますね。

京都御所とはいったい??

まずは、【京都御所】について、お話していきます。
京都御所(読み:きょうとごしょ)】は、日本の都(読み:みやこ)を京都平安京:へいあんきょう)へ遷都(読み:せんと、意味:都を移すこと)したときに、作られた天皇のご自宅のことです。

当時は、【京都御所】という名前ではなく、【内裏(読み:だいり)】といわれていました。
内裏】も同じく、天皇のご自宅のことを意味します。

一番最初に建てられたのは、平安京へ遷都した延暦13年(読み:えんりゃく、西暦794年)です。
最初に建てられた場所は、実は現在の京都御所の場所から【約2キロメートル】離れた場所にあったということをご存知でしょうか?
実は、僕も知らなかったです笑

紫宸殿

紫宸殿

一番最初は、現在の京都御所から中心方面にあった【平安宮(大内裏:だいだいり)】のなかに、内裏があったんです。
平安宮】は、天皇のご自宅や政治、重要な儀式などをおこなう場所で、現在でいえば、国会議事堂のようなイメージですね。

この重要な場所のなかにあったのですが、京都の火災によって、焼失してしまい、何回か、建て直しをしたそうですが、嘉禄3年(読み:かろく、西暦1227年)の焼失のときは、建て直しをせずに、別の皇族の邸宅である【里内裏(読み:さとだいり)】に住んだりしていたそうです。
元弘元年(読み:げんこう、西暦:1331年)に、現在の京都御所の場所にあった里内裏「東洞院土御門殿(読み:ひがしのとういんつちみかどどの)」で、当時の天皇である【光厳天皇(読み:こうごん)】が即位をしてから、この場所を【京都御所】と決めたそうです。

この西暦1331年から明治2年(西暦1869年)までの間は、長い間、天皇のご自宅として使われていました。
東京へ移ってから現在まででも、まだ200年は経っていませんので、京都御所を使われていた時代のほうが長いのは、すごいですよね。

里内裏「東洞院土御門殿」は、最初、小さい規模の場所だったそうですが、時代が変わるにつれて、造営されて、大きくなり、現在の規模になったのは、安政2年(読み:あんせい、西暦1855年)だそうです。
現在は、誰でも見学できるようになっていますが、今でも、皇室の茶会などのイベントで、京都御所を使われているそうですよ。

京都御所は、【京都御苑】という広い公園のなかにあります。
もともと、京都御苑があった場所は、宮家や公家などの邸宅がたくさんあった場所で、140以上の邸宅があったそうです。
東京へ移られてから、この邸宅がなくなり、公園の整備をして、現在の京都御苑になったそうです。

庭園

庭園

京都御所の見どころ

京都御所のなかは、見どころが、かなりたくさんあります。
今回は、そのなかでもいくつかピックアップしてご紹介していきますね。

御車寄

御車寄(読み:おくるまよせ)は、儀式とか天皇へお会いになりに来た方を迎える玄関のことです。
公卿(読み:くぎょう、意味:太政官の高官で、国の偉い人のなかでもかなり上の方です。)など限られた上流階級の方のみ、使っていたそうです。

字からしますと、乗り物を一時的に停めて、乗り降りする場所かと思われるかと思いますが、上流階級の方の玄関だったんですね。

御車寄

御車寄

御車寄

御車寄

新御車寄

新御車寄(読み:しんみくるまよせ)】は、大正4年(西暦1915年)に作られた新しい玄関です。
大正天皇の即位礼をおこなうときに、馬車で来られるので、その馬車に対応するために、こちらが作られました。

この玄関は、南側に作られているのですが、これは、天皇が御所の南側から出入りをされていたことがあり、南側に作ったそうです。

新御車寄

新御車寄

新御車寄

新御車寄

月華門

月華門(読み:げっかもん)は、内裏にあった内閤門(読み:ないかくもん)の1つで、紫宸殿(読み:ししんでん、意味:重要な儀式をおこなう場所のこと)の西側の門です。

朱色の柱などは、とてもきれいでして、春になれば、桜の花と月華門をみることができます。
桜と門は、ほんとうにきれいで、とてもすてきな光景です。

月華門

月華門

春興殿

春興殿(読み:しゅんこうでん)は、大正4年(西暦1915年)に、大正天皇が即位礼をするときに、皇居から神鏡(読み:しんきょう、意味:天皇が代々受け継がれてきた三種の神器の1つです。)を、一時的に、保管しておくために、作った建物です。

昭和天皇の即位礼のときも、こちらを使ったそうです。
即位のときに、皇祖皇宗(読み:こうそこうそう、意味:初代天皇から前代の天皇までのこと)へ、報告する重要な儀式もされていたそうです。
※ちなみに、皇祖皇宗の「皇祖」は、初代天皇(神武天皇)のことで、「皇宗」は、2代目天皇から前代天皇までのことを意味しているそうです。

春興殿

春興殿

春興殿

春興殿

小御所

小御所(読み:こごしょ)は、鎌倉時代(西暦1185年から1333年)より後に、建てられた建物です。
上段と中段と下段の3つに分かれた部屋の構成になっていまして、臨時的な儀式をおこなう場所として、使われたり、江戸時代になると、武家とお会いになるときの場所として使われたりしたそうです。

ただ、現在の建物は、昭和33年(西暦1958年)に再建されてもので、昭和29年(西暦1954年)に鴨川で打ち上げた花火が、風によって飛ばされてきて、屋根に落下したことが原因で焼失してしまったそうです。

小御所

小御所

小御所

小御所

清涼殿

清涼殿(読み:せいりょうでん)は、9世紀の終わりごろから、天皇の日常の生活の場所として定着した場所です。
宮廷の重要な儀式の場所としても、使われていたそうです。

天正18年(西暦1590年)に、豊臣秀吉がおこなった内裏の造営のときに、【御常御殿(読み:おつねごでん)】という建物を建てて、こちらを新しい天皇の日常の生活の場所とすることになり、それ以降、もともと、日常の生活の場所として使われていた、【清涼殿】は、儀式をするための専用の建物となったそうです。

この清涼殿は、部屋がいくつもあって広く、間仕切りもされていたので、日常の生活として使ったり、儀式などのイベントで使ったりするのに、とても使いやすい場所だったそうです。
この造りというのは、平安時代の終わりごろの建物の特徴だそうですよ。

清涼殿

清涼殿

清涼殿

清涼殿

庭園(御内庭)

御内庭(読み:ごないてい)は、京都御所のなかの、庭園の1つです。
京都御所のなかには、庭園や庭などが、全部で7つあります。
御内庭】・【御池庭(読み:おいけにわ)】・【東庭(読み:とうてい)】・【南庭(読み:だんてい)】・【荻壺(読み:はぎつぼ)】・【蹴鞠の庭(読み:けまりのにわ)】・【御台所跡(読み:おだいどころあと)】です。

読み方は難しいですよね。
東庭が「とうてい」と読むのであれば、南庭は「なんてい」と読むかと思いきや、「だんてい」ですからね。

御内庭は、春になれば、桜の花が咲き、秋になると、紅葉となり、冬になれば、雪景色を楽しめる場所で、どの季節も、とてもきれいな情景となっています。

御池庭は、その名前のとおり、大きな池がある庭です。
どの位置からみても、とてもきれいな池の庭となっていますので、もし行かれるさいは、いろいろな位置から池を楽しむのも、良いと思いますよ。

庭園

庭園

障壁画がたくさん

京都御所のなかには、1800個の障壁画(読み:しょうへきが)があります。
障壁画は、「ふすま」などに描いた絵のことです。

安政2年(西暦1855年)に、すぐれた絵師の方々の97名が、なんと、1年半という短い期間に、この1800個ほどの障壁画を描いたそうです!
かなり驚きますよね!
そして、今から170年ほど前の障壁画が、今でも現存しているのも、すばらしいですね。

アクセス

住所:京都府京都市上京区京都御苑内
駐車場:有料駐車場あり(京都御苑の駐車場です。)
※「中立売駐車場」 または、「清和院駐車場」をご利用ください。
※どちらも最初の3時間は800円で、それ以降30分ごとに100円加算されます。
(2025年時点の情報ですので、変更になる可能性があります。)
入場料:無料(今後変更になるかもしれませんが、現状は無料で入れます。)

最寄り駅:地下鉄烏丸線 / 今出川駅
※この駅から徒歩5分で到着します。

最寄りバス停:市バス / 烏丸今出川バス停
※このバス停から徒歩7分で到着します。

最寄りインター:名神高速道路 / 京都東インター または、京都南インター
※京都東インターから約25分、京都南インターからも約25分で到着します。

最後に

今回は、古都である京都の中心地であった天皇のご自宅【京都御所】について、ご紹介してきました。
京都御所は、修学旅行では行かなくて、個人的な旅行(1人旅)をしたときに、はじめて行きました。
彼とも行きましたが、違う季節では、まだ行っていないので、いろんな季節の景色を楽しみに、また京都に行ったときに、観光に行こうと思っています。

修学旅行で、クラス見学のように、大勢で見学するのも良いですが、1人や2人といった少ない人数で、ゆっくりと観光するのもとても良いと思いますし、僕は、少人数(彼と2人だけ)でゆっくりと観光するのが、一番好きです。

ぜひ、京都や奈良など関西に旅行に来たさいは、こちらの【京都御所】へも、観光にしてみてくださいね!
入場料も無料ですので、お気軽に楽しんでください。

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投稿者プロフィール

前島尚也
前島尚也
奈良県でパートナの彼と、2人で田舎暮らしをしている前島です。
旅行が好きで、いろんなところに2人で旅行していますので、旅行の記事なども投稿していこうと思っています。

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