皆さまこんにちは、八ヶ岳エリア担当の
現地スタッフ 山田です。
梅雨入り前の五月最終週、如何お過ごしでしょうか。
今日は、我々日本マウント社紹介の不動産物件が
数多くある地域、長野県南佐久郡南牧村に在ります
飯盛山(1643m)をご紹介したいと思います。
この飯盛山は、南牧村にあるのですが、県境を超えて
北杜市在住の方々や八ヶ岳を愛する方々にも広く知られ
親しまれている山です そんな飯盛山の魅力をお伝えしたいと思います。
目次を読む
飯盛山は奥秩父山塊の一つです
この山は奥秩父山塊に属しており、東は東京都 最高峰雲取山
(2017m)南は大菩薩嶺まで含まれる広大な山域を
この奥秩父山塊と呼び、関東山地の中心部となっています。
人によっては東アルプスと呼んだりします。
奥秩父を愛した登山家、田部重治
明治の英文学者 田部重治(1884~1972)は、日本の山々を
こよなく愛した登山家でもありますが、日本アルプスと
奥秩父をよく歩き、1919年「日本アルプスと秩父巡礼」を刊行し
この山域を詳しく紹介しています。
後に「山と渓谷」として出版されるこの随筆は、登山がまだごく一部の
限られた人々の嗜好だった時代に、近代登山のパイオニアとして、
後の日本山岳会会長となる木暮理太郎との山行を綴ったこの本は、
難易度を競う登攀とは違い日本の叙情溢れる峠や渓谷の景色を紹介し
日本の偏執的な登山の在り方に一石を投じた紀行文と云えます、
機会が御座いましたら是非読んでみてください。
勿論、北アルプスや南アルプス、八ヶ岳連峰も魅力的な山域です、
しかし、奥秩父山域にもたくさんの魅力があります、多摩川、荒川、
千曲、富士川の源流域でもあり、思いつくだけでも国師岳、鶏冠山、
木賊山、甲武信ヶ岳、朝日岳、金峰山、小川山、水晶山、四阿屋山、
瑞牆山、三宝山、茅ヶ岳、と魅力的な山が
勢ぞろいです。そして今回紹介する飯盛山もそのうちの一つです。
名前の由来は
この飯盛山の名前の由来は、やはりこんもりと飯を盛った様な山容からです。
皆さまの何となくどこかで名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
実は、飯盛山(めしもりやま・いいもりやま)は全国に50!以上あるそうです。
有名なところでは福島県会津若松の飯盛山(いいもりやま)白虎隊自決の地、
標高第二位で云うと同じ福島県南会津にある別の飯盛山(いいもりやま)が
栃木県那須郡那須町にあります飯盛山(いいもりやま)と同じ1364mで、そしてなんと
一番小さい飯盛山が、東京都小笠原村父島にある飯盛山(めしもりやま)50mだそうです。
なんだかこんがらがりますね。今回紹介する南牧村の飯盛山は標高1643mとなっております。
山は昔から生活に密着し、山岳信仰の対象としてあったり、山容の優しさから
親しみを込めて呼ばれたのでしょうか。そんな飯盛山(長野県南佐久郡南牧村)を
紹介してゆきます、どうぞお付き合いください。
飯盛山へのアクセスは
南牧村野辺山観光協会HP こちらから参考にして頂けます。
徒歩の場合、最寄JR駅から登山口/山頂へのルートは大きく2種類御座います。
一つ目はJR小海線清里駅から徒歩30分千ヶ滝経由の平沢公民館横から頂上を目指すルート。
二つ目はJR小海線野辺山駅から徒歩70分南牧村農村文化情報交流館経由、しし岩口から
目指すルート。この二つのルートが一般的です。徒歩の場合JR小海線清里駅から2時間半、
JR小海線野辺山駅から3時間半と云ったところでしょうか。
お車の場合は、駐車場があるしし岩口がベターでしょう、しし岩口はトイレ(冬期閉鎖)
もございます。(平沢集落からの場合、有料駐車場になります)
解りやすいパンフレットがありましたので参照ください
飯盛山は登山か、ハイキングか、
どちらの登山口からも1時間程度で山頂に到達します、登山道も良く整備されており、
近くの保育園の卒園登山にも利用されております。しかし最低でもハイキングシューズ、
水分、レインウエア、防寒着(山頂は風が強いので、レインウエア代用でも可)タオル
は必ず持参して下さい、体力的にはハイキングですが、気象条件等は登山です。
飯盛山登山のいい季節
いずれの季節も素敵ですが、高山植物を楽しむなら、7月下旬から8月下旬でしょうか、
ニッコウキスゲ、オダマキ、シモツケソウ、マツムシソウなどが楽しめます。
冬も素晴らしい景色を楽しめますが、比較的雪はすくなくてもそれなりの装備が必要です。
氷点下20℃になるので、防寒対策が必須となります、星がきれいに見え、朝焼けに赤く染まる
八ヶ岳連峰などは、息を呑む程の美しさです。
飯盛山の行程紹介、
それでは5月29日に行って参りましたので、写真でご紹介してまいります。
ご覧ください。当日早朝5時30分登山口からスタートしました、
残念ながら雲が多めでした(泣)。しし岩口駐車場からスタートしました。
遠くに見える建物はトイレです、とっても清潔に保たれています。
登山口の案内板
しし岩です、調度ツツジが満開でした。
野辺山高原を望む、夜明け
取りつきはこんな感じでザレ場が続きます。
20分も進むと、尾根筋に出て楽になります、小梨(ズミ)が咲き乱れていて綺麗です。
進路を右に取れば、平沢山をまいて飯盛山に直登、南西に開けた尾根を行けます。
左側は、もうしばらく森を歩き、平沢山を登っていきます。
到達しました。平沢山1653mです。 三等三角点があります。
登山をする人には、結構こだわる人もいる三角点。
そして眺望はご覧の通りです。飯盛山と富士山。
眼下に野辺山、川上を望み、かすかに浅間山の山容を望む。
休まずそのまま鞍部まで下って、飯盛山に向かいます。
途中ウシ止めの柵があります、そうこの一帯は牧場なのです。
いよいよ、飯盛山です。
目を転じれば、奥秩父山塊のスタメン金峰山が見えます。
景色が綺麗なので、楽に登れます。平沢山の方が10m高いですね。
眼下に平沢の牧場が見えます。双眼鏡があると楽しいですよ。
南アルプスも全て見えます。
目を凝らすと、中央アルプス
そして日本第二位の標高を誇る北岳、
八ヶ岳、やっぱり雲が多い、残念です、がやっぱり雄大です感激。
頂上は誰もいないので、失礼してコーヒーブレイク。
乾杯!!八ヶ岳
一路、しし岩口に戻ります。
高山植物は7月中旬からですが、ツツジや小梨他色々な花を楽しめます。
蓮華ツツジは今が見ごろです。
甘野老(アマドコロ)
稚児百合
下りはアッとゆう間に終わります、30分程度でしょうか。
登山口で休憩していると、蛇が寄ってきてお出迎え、何故か逃げずに足元によって来るので
不思議に思っていると、
上空を鳶が旋回して隙を伺っていました、生き物も大変です。
少し晴れ間もありましたが、全体的に曇りで思い空気が漂っていました。
念のため、以前登った時の写真を一枚紹介致します。
今回はこんな感じでした。
いや-全然違いますが、写真では伝えきれないこの景色 是非皆様にも
直接見てほしいですね。
登山に慣れている方は
飯盛山から三沢ノ大ダル、槍、木賊ノ頭、豆腐岩、横尾山、カヤトの原までの往復がおススメです、
所要時間7時間程度ですが途中水の補給はできませんので、計画は綿密に。
稜線歩きとマイナールートの為、どっぷりと静けさに浸れます、天気が良ければ、最高の
眺望も堪能できます、機会が御座いましたら、又ブログでご紹介いたします。
終わりに
如何でしたでしょうか?飯盛山「百聞は一見に如かず」と言います。物件も写真だけでは
映らない良さもあります、是非田舎暮らし、別荘ライフのスタートは八ヶ岳で如何でしょう、
現地スタッフが全力でサポート致します。
皆さまにおかれましても、いい物件に出会えます様に、それでは、ご案内でお会いしましょう。
私、現地スタッフ山田が八ヶ岳山麓生活の日々をインスタグラムで紹介しています。
ご興味がおありでしたら、チェックしてみてください。
www.instagram.com/yatsugatake_foot になります。
よろしくお願いいたします。
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心よりお待ちしております。
投稿者プロフィール
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10年前に東京から八ヶ岳に移住してきた、三人娘の父。
山の中のギャラリーを運営中。
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