八ヶ岳エリアである北杜市に移住して6年目のShirokumaです。八ヶ岳の移住といえば薪ストーブが憧れ…なんていう方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も、物件探しの際には薪ストーブ付きを必須に選び、結果的には大満足です。
今回は移住して実際にわかった、薪ストーブの燃料となる木は何が良いのか?をお伝えできればと思います。

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八ヶ岳で薪ストーブ生活を始めて感じたこと
八ヶ岳で薪ストーブを使い始めてから、天気予報を見る目が変わり、季節の変化に敏感になった気がします。
朝起きて外気温を確認し、「今日は火を入れようか」と考えるところから一日が始まります。薪を作る労力を考えると、無駄にしたくない…
気温や天気、その日の予定によって、火入れの時間帯や使う薪の種類や量が自然と決まっていく感じです。
薪ストーブは、単に部屋を暖める道具ではなく、暮らしのリズムをつくる道具だったのです。
もうひとつ意外だったのは、暖かさの質です。エアコンのように風で暖めるのではなく、輻射熱で部屋全体がじんわりと温まり遠赤外線の効果で、気づくと足の先までぽかぽかで、体の芯までほぐれている感じ。
便利さだけを求めていたら、きっと向いていない…
でも、季節と付き合いながら暮らしたい人には、これほど相性のいい暖房はないと感じています。
薪は「広葉樹一択」だと思っていたけれど
よく耳にするのが、薪は広葉樹しか使えないという話。針葉樹はすぐ燃え尽きるし、ヤニが出るから良くないでしょ?という情報。私も、実際に薪ストーブを使いこなすようになるまではでは「広葉樹を使うのが正解なんだ」と思い込んでいました。
でも実際に薪ストーブで生活しながら薪集めをしていると、広葉樹は高価で、手に入るのは針葉樹ばかりでした…
それもそのはず。住んでいる地域は見渡せば針葉樹の赤松だらけの山。どこかで伐採があれば情報が入り、針葉樹である赤松であれば意外と手に入れることが比較的簡単に出来ました。

かつては広葉樹(ナラやブナ)の森が主流でしたが、人間が里山で燃料(薪・炭)や肥料として木々を伐採し、土壌が痩せてくると、最初に進出できるのが赤松でした。この結果、人間による利用・放置のサイクルが赤松を増やす結果となったようです。
針葉樹は燃えると高温になるため、昔から薪として非常に重宝されており、特に陶器を焼く燃料として需要があったため、積極的に保護・管理されてきた歴史があります。
針葉樹と広葉樹のメリットデメリット
針葉樹はまず乾燥するのが早いので、玉切りにしておけば半年ほどで、すぐに薪として使うことができます。硬くて重い広葉樹と比べて、薪割もスパッと割りやすく簡単です。
なんといっても火がつきやすいので立ち上がりが早く、すぐに高温になります。(実際に実験してみたところ、針葉樹は火入れから30分かからず、ベストゾーンの200℃まで達し、広葉樹は1時間以上かかってしまいました。)

ある程度乾燥させていたらヤニも気になりませんし、シーズンの終了後には必ずストーブの掃除をきちんとすればヤニによる汚れも解決です。朝の短時間暖房にちょうど良く、「今日は少しだけ暖めたい」というタイミングでは、針葉樹が本当に便利です。
逆に、すぐに高温になるので燃えてしまうのが早く、燃費が悪いのはデメリットです。
八ヶ岳の冬は、一日の中でも寒暖差が大きく、暖房の使い方も一定ではありません。日中は日差しが強いので、長時間家にいる日や、夜ゆっくり過ごしたい日には、広葉樹でじっくり暖めるほうが良いです。
広葉樹のいちばんの魅力は、やはり火持ちの良さです。一度火が安定すると熾火になり、じんわりとした暖かさが長く続きます。慌てて薪を足さなくても、部屋の温度がゆっくり保たれる。この安心感は、広葉樹ならではだと感じます。
ただ、乾燥させるのに2年ほどかかり、木質も硬いので薪割に労力がかかるのはデメリットです。
だけど、針葉樹と広葉樹のそれぞれのメリットデメリットを踏まえて使い分けをすればとても便利。
そう気づいたことで、薪ストーブとの付き合い方がぐっと現実的になりました。

八ヶ岳の冬で実感した、薪選びの新常識
八ヶ岳で何度か冬を越して感じたのは、薪選びに「これが正解」という答えはない、ということでした。でも実際の暮らしでは、八ヶ岳の冬はもっと複雑です。
朝と夜で気温が違う。晴れの日と雪の日で体感が違う。在宅の日と外出の日でも、暖房の使い方が変わる。
そんな毎日の中で分かったのは、薪は「種類」より「使い分け」が大事だということでした。
朝の冷え込みが厳しい日は、まず針葉樹で素早く火を起こす。日中、少しだけ暖めたいときも、火の立ち上がりが早い針葉樹がちょうどいい。そして、夕方から夜にかけて腰を据える時間は、広葉樹でじっくり暖を取る。この流れができてから、薪ストーブの扱いがぐっと楽になりました。
もうひとつの新常識は、「薪仕事は一年中。特に夏が肝心!」ということ。
八ヶ岳の冬は長く、思っている以上に薪を使います。「今年は余りそうだな」と思っても、結局、春先にはちょうど良く無くなっている。
薪はいくらあっても良いものなのです。今年ではなく、その次のシーズンの冬を見越して、まだ見ぬ来年の為に準備をしておく。
それが薪ストーブ生活を始めて気が付いた新常識でした。

これから移住する人に伝えたいこと
薪ストーブは、便利な暖房というより、暮らしの感覚を整えてくれる道具です。
もしこれから移住を考えているなら、「できるかどうか」より「やってみたいかどうか」で選んでみてほしいと思います。
同じ八ヶ岳エリアでも、場所によっては薪を手に入れにくい場所だったり、運よく広葉樹が手に入る環境があるかもしれません。
住んでみて、寒さを感じて、失敗してこそ、少しずつ自分たちのやり方が見えてくる。
八ヶ岳では、少し不器用なくらいの方が、この土地の冬とうまく付き合える気がしています。
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投稿者プロフィール
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関東から北杜市に移住し、現在3歳の子供と夫の3人暮らし。
昔ながらの手仕事や畑仕事に興味津々!おいしいものと旅行大好き♪カフェ、パン屋巡りが趣味です。移住5年目のリアルな移住ライフをお届けします。
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