「いすみ市の別荘を売却したけど売れるだろうか…」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
移住先としても注目を集める千葉県いすみ市は、別荘地も多く有しています。
そのため、いすみ市の別荘を売却したいという方も多いものです。
しかし、別荘売却は難しいものでもあり、売るためには押さえておきたいポイントもいくつかあります。
この記事では、いすみ市の別荘売却の現状や特徴・ポイントまで分かりやすく解説します。
目次
いすみ市の別荘の現状
千葉県房総半島の南部に位置するいすみ市。
2005年に夷隅町・岬町・大原町の合併により誕生した、比較的新しい市でもあります。
風光明媚な田園が広がる里山エリアだけでなく、太平洋に面した里海エリアと山と海両方を楽しめ、豊かな自然を存分に味わえます。
さらに、自然に囲まれつつも千葉市や首都圏の主要都市とも近いという特徴もあり、近年移住先としても人気があるのです。
いすみ市では、市が主体となって移住相談の受付や支援などを行い、移住サポートが充実しているという特徴もあります。
そんないすみ市の別荘売却は、その需要が高まっている傾向にあるのです。
近年は新型コロナウイルスの影響もあり、郊外へ移り住む人が増えている傾向があります。
郊外へ移り住む理由
- リモートワークの普及により職場に関わらずに居住地を選べる
- 家時間が長くなり「住まい」の形を見直して広い敷地を求める
- 子育てしやすい環境に移住する
- 密にならない環境を求める
- 定年後の自給自足生活
上記のような理由から、リモートワークの拠点やセカンドハウス・定年後の移住先としていすみ市も注目を集めており、問い合わせも増えている傾向があります。
しかし、需要は見直されつつありますが、依然として別荘自体は売却が難しい物件でもあります。
通常の居住用の物件とは異なる用途の物件であり、生活に不便な山奥に立っているという場合もあるでしょう。
別荘の需要が見直されているとはいえ、売りにくいという現実があるので、売るためには売却のポイントなど理解しておくべきことも多いのです。
いすみ市の別荘の特徴
別荘を売却するためには、まずは別荘のアピールポイントを把握しておくことが重要です。
ここでは、いすみ市の特徴についてみていきましょう。
いすみ市の特徴には次のようなことがあります。
いすみ市の特徴
- 景観が素晴らしい
- サーファーに人気のエリア
- 農業をしたい人にもおすすめ
- 都心へもアクセスしやすい
景観が素晴らしい
千葉県の郊外に位置するいすみ市は、自然豊かで景観が素晴らしいという特徴があります。
いすみ市を流れる夷隅川は、まるでチャオプラヤー川のような雄大な姿を見せてくれるものです。
さらに、風光明媚な海岸線や絶景が見事な太東灯台もあります。
青い海が広がる海エリアと緑が美しい里山エリアの両方が楽しめるものです。
海好きでも山好きでも自分の好みに合わせて充実して過ごせるでしょう。
サーファーに人気のエリア
九十九里浜の最南端に位置するいすみ市。
また、2021年に開催された東京オリンピックのサーフィン会場には、隣接する釣ヶ崎海岸サーフィンビーチが選ばれています。
いすみ市の海岸線は一年中波に恵まれたサーフィンスポットとして、人気のあるエリアなのです。
サーファーに人気のエリアだけあって、沿岸にはサーフショップも充実。
販売やレンタル・スクールも数多くの店舗が点在しているので、便利に楽しめます。
サーフィンなどマリンスポーツが趣味という方は、いすみ市での生活を満喫できるでしょう。
農業をしたい人にもおすすめ
いすみ市は、温暖な気候と肥沃な耕地に恵まれ農業に適している特徴があるのです。
田園都市としても有名で、主な農作物である米外にも、梨・ブルーベリー・イチゴなどの観光農園も多数あります。
農業に最適な気候と土壌に恵まれ四季折々の作物を収穫できるのです。
また、広い土地を比較的安く手に入れやすいので、家庭菜園から本格的な農業をしたいという人にもおすすめでしょう。
都心へもアクセスしやすい
豊かな自然に恵まれた土地ですが、都心へのアクセスもしやすいという特徴があります。
千葉市や都心の主要都市に車で1~2時間程度、特急を使えば東京まで70分ほどで比較的近い距離にあるのです。
移住支援として特急列車の定期券購入補助もあり、アクセスの良さを活かして、いすみ市から都心に通勤ということも可能でしょう。
また、市内にも南北に国道が走り、鉄道や主要地方道なども充実しているので市内の観光スポットへのアクセスも良いので気軽に移動できます。
いすみ市の別荘で注意しておきたいポイント
いすみ市の別荘を売却するには、注意しておきたいポイントもあります。
デメリットを理解し、対策することでより売却しやすくなるでしょう。
いすみ市の別荘の注意点には、次のようなことがあります。
いすみ市の別荘の注意点
- 田園が多い
- 海岸線は塩害に注意
- 仕事が少ないことも
それぞれ見ていきましょう。
田園が多い
肥沃な耕地に恵まれたいすみ市は、田園都市でもあります。
そのため、田園や自然が多く、都市ほど発展していない点には注意が必要でしょう。
場所によっては、病院や学校・商業施設・スーパーなど日々の生活に必要な設備が足りていない地域もあります。
しかし、農業などに適した土地でもあるので、家庭菜園や本格的な農業をしたいという人には向いているとも言えます。
また、少し足を延ばせば都市圏でもあり、ネット通難なども充実しているので、買い物などもそこまで不便は感じないでしょう。
海沿いは塩害に注意
海沿いのアクティビティも楽しめる反面、塩害には注意が必要です。
海沿いの物件の場合は、潮風による物件や設備の劣化には十分注意しましょう。
屋根や外壁をこまめに洗うことや塩害仕様にするなどの塩害対策は必須とも言えます。
しかし、海沿いを離れれば塩害もそれほど気にならないものです。
海沿いにも魅力的なエリアは多く、海まで道のりを里山の景色を楽しみながら向かうということもできるでしょう。
頻繁にマリンスポーツを楽しみたいという場合は、塩害対策したうえで海沿いの物件が便利なのでおすすめです。
マリンスポーツを楽しむ回数はそれほど多くない・里山の雰囲気も楽しみたいという方は、海から少し離れた物件を検討すると良いでしょう。
仕事が少ないことも
仕事が少ないことには注意が必要です。
いすみ市内で仕事を探そうとすると、都心より賃金が安い場合や就職先が限られる場合があるでしょう。
しかし、都心の通勤圏内でもあるので就職先を都心に広げれば、それほど仕事先の少なさは感じないものです。
リモートワーク対応の企業であれば、いすみ市の自然の中で都会と変わらず仕事ができます。
いすみ市は「ローカル起業」を推進している市であるので、行政のサポートを受けながら起業することも可能です。
また、いすみ市は農業や漁業が盛んなので、農業・漁業と言った、いすみ市ならではの仕事先もあります。
農業などは人手不足な場所もあるので、以外に働き手を求めているものです。
仕事先は少ないものの、独自の仕事先があるので、それらを検討するのも一つの手でしょう。
まとめ
いすみ市の別荘売却の現状や特徴・注意点についてお伝えしました。
いすみ市は、海と山両方の自然を楽しめる土地であり、マリンスポーツやハイキング・家庭菜園などを楽しみたいという方にはおすすめです。
また、主要都市へのアクセスも良好なので都心に通勤ということも可能でしょう。
ただし、海沿いは塩害の注意や田園が多い反面施設が少ない場合もあるので注意しましょう。
この記事を参考に、いすみ市の魅力や注意点を理解したうえで対策をして別荘売却を目指しましょう。
この記事の著者
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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
ぜひ「いなかも家探し」に掲載してと不動産会社にお願いしましょう。
https://resort-bukken.com/
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