「田舎暮らしって何がいいの?」「都会とどうちがうのだろう?」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
喧騒とした都会から離れ、自然豊かな田舎で悠々自適な生活を送る番組を目にする機会も多くあります。
田舎での生活に憧れるものの、実際の田舎暮らしがどのようなものか漠然としている方も多いものです。
田舎暮らしは都会暮らしとは大きく異なるため、憧れだけで移住してしまうと思わぬ事態になることもあるのです。
この記事では、田舎へ移住する魅力や都会暮らしとの違いについて分かりやすく解説します。
目次
都会暮らしと田舎暮らしの違い
都会での騒々しい生活から離れ、田舎でゆっくりと過ごす生活にあこがれを持っている方もいらっしゃるでしょう。
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- 定年退職後に田舎で自給自足したい
- 自然の中で子育てしたい
- リモートワークの拠点として移住したい
上記のように、田舎に移住するさまざまな理由があるものです。
実際に、コロナ渦で生活様式が見直されたこともあり、都心を離れ郊外に移り住む方も増えている傾向にあります。

しかし、憧れだけで移住を決めてしまうのは注意しなければなりません。
田舎暮らしと都会暮らしではさまざまな違いがあるものです。
移住してから、「こんなはずじゃなかった…」となっても簡単に移住し直すわけにはいきません。
そのため、田舎と都会の違いを理解しておく必要があるのです。
田舎暮らしと都会暮らしの違いには、次のようなことがあります。
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- 自然環境が違う
- 時間の流れが違う
- 周辺環境が違う
自然環境が違う
田舎暮らしと都会暮らしの大きな違いが、自然環境の違いです。
都会でも、ある程度の自然に触れることは可能でしょう。
しかし、田舎で触れる自然はスケールが違うとも言えます。
山や海・川だけでなく広い青空、夜空の美しさ・風の心地よさ、ひとつひとつが都会と違って感じるでしょう。
大自然に囲まれ子どもをのびのび育てたい、自給自足したい、趣味を楽しみたい、という方にもおすすめです。
時間の流れが違う
田舎時間というわけではありませんが、田舎はどちらかというとゆったりとした時間が流れているものです。
都会の中であわただしく生活した人にとっては、時間の流れがより違うように感じるものでしょう。
時間に追われるストレスから解放され、自然の中ゆったりとした時間を過ごせられます。
周辺環境が違う
都心では、徒歩圏内にスーパーやコンビニ・自動販売機などさまざまな設備があるものです。
何か欲しければちょっと歩けばすぐに手に入るのが当たり前ともいえる環境でしょう。
しかし、田舎ではそうはいきません。
地域内にコンビニがないという場所も珍しくなく、スーパーも車で数十分掛かるということもあるものです。
「何か欲しい」と思っても、すぐに手に入らないのは、それまで便利に暮らしている人にはストレスになる可能性もあります。

田舎暮らしならではの魅力とは
ここでは、田舎暮らしならではの魅力について紹介します。
田舎暮らしの魅力には、次のようなことがあります。
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- 近くに自然の遊び場がある
- 土地がたくさんある
- 人が暖かい
近くに自然の遊び場がある
田舎では、都心のような商業施設はありませんが、自然という遊び場があります。
釣りやマリンスポーツ・ハイキングや登山など、都会ではできない遊びができるものです。
豊かな資源の中、創造次第で遊び方は無限にあるでしょう。
土地がたくさんある
田舎では比較的、広い土地を安く手に入れられる傾向にあります。
広い土地を活かして、ゆったりとした間取りで家を建てられ、子どもたちが遊べる広い庭・趣味の家庭菜園を楽しむスペースなど自由できるというメリットがあるのです。
また、本格的な畑を持ちたい場合でも格安で借りられる可能性は高いでしょう。
人が温かい
田舎は人づきあいが都会よりも密になるものです。
近所や地域内での交流は多くなる傾向にあります。
都会では、あいさつ程度の交流しかない場合でも田舎ではもっと踏み込んだ人づきあいになる場合が多いものです。
都会のようにプライバシーを保ちたい人には、息苦しさを感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、人の温かさを感じられるでしょう。
田舎暮らしで苦労すること
田舎暮らしでは、良いことばかりではありません。
田舎暮らしで苦労することには、次のようなことがあります。
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- 自動車は必須
- 仕事が少ない
- 買い物が不便
自動車は必須
田舎では公共交通機関が発達していない地域も多く、バスが1時間に数本という地域も珍しくはありません。
また、近くに買い物できる場所や病院などもない場合があるでしょう。
子どもが習い事をしている場合や遠方の学校に通う場合、送迎しなければならない毛農政もあります。
田舎で生活しているうえでは、移動手段として自動車は必須とも言えるでしょう。
自動車は、所有しているだけでガソリン代だけでなく、保険料・整備費・車検代・駐車場代などの費用が掛かるため、毎月負担も増えるものです。
しかし、所有していなければ生活が不便になります。
中古車の購入やカーシェアやレンタルなどを活用することを検討するのも一つの手段でしょう。
仕事が少ない
田舎では就職先が少ない傾向にあります。
また、都心に比べ賃金も低くなる可能性は高いでしょう。
しかし、田舎には田舎ならではの就職先があるものです。
農業や漁業・林業など都会ではあまりない仕事の需要があります。
また、人手不足な地域では就職先が意外に多いというケースもあるものです。
就職先がなかなかないという場合や、収入が少ないという場合、リモートワークで都心の職場に就職することや副業で収入源を増やすことなどを検討するとよいでしょう。
買い物が不便
田舎では、近くにスーパーやコンビニがない地域も多いので、買い物は不便になる可能性があります。
欲しいものをちょっと買いに行く、ということは難しくなるでしょう。
しかし、買い物が不自由になる反面、近所からのおすそ分けや家庭菜園、無人販売といった都会にではあまりない方法で欲しいものを得られる場合もあります。
また、ネット通販を使えばそれほど不自由しないものです。
こんな人は田舎暮らしがおすすめ
田舎暮らしは、すべての人に向いているわけではありません。
次のような人には、田舎暮らしがおすすめです。
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- 田舎で楽しめる趣味がある
- 協調性がある
- ITスキルに長けている
田舎で楽しめる趣味がある
趣味があることは素晴らしいことですが、趣味の内容がカラオケやショッピングなら田舎暮らしには不向きと言えるでしょう。
釣りやハイキング・ガーデニング・自然を活かした工作など、田舎の環境で没頭できる趣味であれば、田舎暮らしを満喫できるものです。
協調性がある
田舎には、田舎ならではの人づきあいがあり、上手に人間関係を築くことが需要です。
移住先の人間関係をうまく築けずに、移住に失敗してしまうというケースはよくあるものです。
近所づきあいだけでなく、地域の活動など参加を求められることも多いでしょう。
すべてに参加する必要はありませんが、ある程度参加する覚悟は必要です。
人間関係が密になりがちな田舎で上手に生活するには、協調性が重要になります。
人づきあいが苦手、協調性がないという方には、田舎特有の人間関係にストレスを感じる場合があるでしょう。
ITスキルに長けている
田舎で生活するうえで、ITスキルに長けていることは重要なポイントです。
就職先の少ない田舎でも、ITスキルがあれば求職先を全国に求められます。
また、生活するうえでもネットスーパーや通販の活用など、ITを利用することで便利に生活できます。
不便な環境で生活するためには、ITスキルがあるに越したことはないものです。

まとめ
田舎へ移住する魅力や苦労すること・田舎暮らしが向いている人の特徴などをお伝えしました。
田舎では、自然や人間関係・周辺環境など都会の生活とは大きく異なるものです。
自然に囲まれ時間に追われることなくストレスから解放され生活できる反面、買い物が不便で車が必須などの対策しておく必要があるものも多いでしょう。
しかし、田舎には田舎ならではの魅力も多いものです。
この記事を参考に、田舎暮らしの魅力や苦労点を理解したうえで、充実した田舎生活をめざしましょう。
ちなみに、田舎の物件を検討しているならいなかも家探しがおすすめです。
いなかも家探しなら、田舎や別荘などの物件が豊富に揃っているので、まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
この記事の著者

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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
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