新型コロナウイルスによって、新しい働き方や生活様式が普及しつつある中、別荘の需要も高まっています。
余暇を楽しむだけでなく、新しい仕事の拠点として、自然豊かな環境で子育てのためなど、都心から離れた別荘に注目が集まっているのです。
別荘を売却したい方にとって追い風ともある状況ですが、今が本当に売却のベストタイミングなのか気になるところですね。
そこで、この記事では別荘売却のタイミングや売却ポイントまで、分かりやすく解説します。
目次
コロナ禍で別荘の需要が高まった理由
1980年代の別荘ブームをピークに需要が低下していた別荘。
しかし、近年、新型コロナウイルスによる生活様式の変化に伴い、その需要は見直されてきているのです。
需要が高まった理由には、次のようなことがあります。
別荘需要が高くなった理由
- 理由1:リモートワーク
- 理由2:ワーケーション
- 理由3:住居に関する興味関心が高まった
理由1:リモートワーク
新型コロナウイルスでの働き方の大きな変化が「リモートワーク」でしょう。
リモートワークを取り入れる企業は増えてきており、職場の概念は変わってきています。
働くために居住地を選ぶ必要がなくなり、「住まい」に対するニーズも変わってきているのです。
「住まい」に対するニーズ
- リモートワーク用のスペースが欲しい
- 子供を過ごせる広い部屋が欲しい
- 密にならない生活環境にしたい
そういった理由から、広い敷地を求めて郊外に移り住む人も増えている傾向にあります。
都心の会社に勤めていても遠隔地で働けるようになり、新しい仕事の拠点として都心から離れ自然豊かな環境を求める人がいます。
そのため、別荘もリモートワークの拠点やセカンドハウス・緊急時の避難場所といった、新しいニーズが生まれてきているのです。
理由2:ワーケーション
ワーケーションとは、観光地やリゾート地・帰省先などの職場以外で仕事と休暇を組み合わせる過ごし方のことです。
「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」の造語で、政府が推奨したことでも話題となった新しい働き方でもあります。
ワーケーションでは、観光地やリゾート地でリフレッシュしながら仕事をするのが一般的です。
そのため、観光資源やアクティビティ・自然などが充実している場所が適しています。
別荘地はワーケーションの場所として、適しているのです。
理由3:住居に関する興味関心が高まった
リモートワークの普及もあり、家で過ごす時間が増えたことで、居住に関する興味関心が高まったことも要因にあります。
それまで仕事ばかりで家にさほど関心がないという方も、家時間の増加は、家での過ごし方を見直す機会になったでしょう。
より住みやすい豊かな暮らし方を望むようになった傾向があり、別荘への関心が高まったのです。
別荘売却するタイミングはいつがいい?
別荘売却を検討している人にとって、売却タイミングは重要なものです。
ここでは、別荘売却のタイミングについて見ていきましょう。
別荘を使っていないなら今売却を検討しよう
もう別荘を使う機会がない、いつか売却しようと思っている、という方は、今売却を検討することをおすすめします。
先述したように、コロナ渦以降別荘の需要が高まり、問い合わせが増えている傾向にあります。
問い合わせの多い今が売り時ともいえるので、いずれ売却するつもりなら、なるべく早いうちに行動に移すと良いでしょう。
連休前に売りに出すのがおすすめ
別荘の売却では、基本的に購入希望者は一度内覧してから購入を判断します。
内覧は、基本的に休日に行われることが一般的です。
特に、別荘地であれば遠方にあることも多いので、連休などのまとまった時間を利用して内覧する傾向にあります。
連休前に売り出すことで、内覧者をより多く受け入れられ、売却につながる可能性が高くなるでしょう。
今後どうなるかは不透明
別荘の問い合わせは増えている傾向にありますが、それが今後も続くとは限りません。
また、新型コロナウイルスが収束した後も、リモートワークが普及するのかは不透明な部分もあります。
実際に、緊急事態宣言が解除されると、通常出勤に戻ったという企業は多く耳にします。
今後も別荘人気が続く可能性はもちろんありますが、絶対ではありません。
別荘は、価格が低下する可能性が多い不動産のため、需要が高いうちに売却するのが得策でもあります。
今の別荘需要の高まりが今後も継続するのかが不透明であるので、売れる今がチャンスともいえるのです。
別荘売却時に工夫すべきポイント
別荘需要が高まっているとはいえ、別荘を売却するのはハードルが高いものでもあります。
ここでは、別荘売却時に工夫すべきポイントについて紹介します。
ポイントとしては、次の3つがあります。
3つのポイント
- 通常の物件より管理が重要
- できることは売主側で済ませておく
- 別荘売却を得意とする業者に相談することが何より大事
それぞれ見ていきましょう。
通常の物件より管理が重要
別荘の購入を検討している人は、経済的にも余裕があり余暇を過ごすための特別な場所を探しているという方が多いものです。
そのような買い手にとっては、別荘は価格よりも手入れの行き届いた物件であることが重要視される傾向にあります。
特別な時間を過ごしたいという目的であれば、放置されたボロボロな状態の別荘に興味を持つ可能性は低いでしょう。
少し価格が高くても敷地や建物の状態が良ければ、安い物件よりも魅力的を感じ、買い手が付きやすいというケースもあります。
定期的にメンテナンスし状態をよく保つことが重要となるのです。
遠方で定期的な管理ができない場合などは、管理業者を依頼することを検討すると良いでしょう。
また、管理は売り出したら辞めるのではなく、買い手が付くまでは続けることが重要です。
できることは売主側で済ませておく
別荘は売りにくい物件でもあるので、少しでも売りやすくするために、できることを売主側で済ませておくことが重要になります。
売主側で済ませておくこと
- 庭の草むしりや植栽の手入れ
- 外壁塗装
- 境界確定
- 修繕やリフォーム
買主は購入すればすぐに住めるという状態にしておくことで、売りやすくなるでしょう。
また、売却に掛かる費用についても、通常であれば買主負担となる費用を売主が負担するのも一つの手段です。
売却に掛かる費用
- 所有権移転登記費用
- 不動産取得税
これらの費用を売主負担にすることも、売りやすくするポイントになります。
別荘売却を得意とする業者に相談することが何より大事
別荘売却は、不動産会社と一緒に行うものです。
信頼できる不動産会社を選ぶ必要があります。
特に、別荘売却では別荘売却に強みを持った不動産会社を選ぶことが重要です。
別荘も不動産であるため、不動産会社であれば売却を任せられるでしょう。
しかし、別荘は通常の居住物件とは異なるので、買い手やマーケット・営業方法が独特でもあります。
別荘売却に慣れていない不動産会社では、スムーズに売却することが難しくなる場合もあるのです。
そのため、別荘売却が得意でなおかつ実績のある不動産会社に依頼することが重要となります。
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まとめ
コロナ渦で需要が高まる別荘売却のタイミングやポイントについてお伝えしました。
リモートワークの普及に伴い、需要が高まっている別荘は、需要の高い今が売却のベストタイミングでもあります。
ただし、需要が高いとはいえ別荘は売却が難しいものでもある、売却には工夫が必要です。
この記事を参考に、信頼できる不動産会社に相談しながら、別荘売却を目指してみましょう。
この記事の著者
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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
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