海とメロンの街、鉾田市で別荘売却したら予想以上だった話

不動産売却の相談・方法

「もう戻ることもないかもしれないな」

茨城県・鉾田市に建てた小さな別荘を前に、そうつぶやいたのは去年の夏。
海が好きで、子育てが一段落した頃に“セカンドハウス”として買ったあの家も、気がつけば10年以上。

最初は夢だったんですよ、波音が聞こえる場所で、気ままな週末を過ごすって。
でも今は、草木の手入れも行き届かず、ポストにはチラシが溜まりっぱなし。

「思い出もあるし、手放すなんて…」とずっと迷っていました。
けれど、ある日を境にふっと踏み出せたんです。

まさかその一歩で、こんなに気持ちがラクになるとは――。

今回は、鉾田市で別荘を売却した私のリアルな体験談をお話しします。
同じように悩んでいるあなたの、何かのきっかけになれば嬉しいです。

私が鉾田の別荘を“持て余した”理由

別荘を買ったのは、たしか2010年。
当時は子どもたちが小学生で、「自然に触れさせたい」という思いもあって、海の近くの土地を探していました。

鉾田市は、都内から車で2時間ちょっと。
鹿島灘の静かな海岸線に惹かれたのと、土地の価格がちょうど良かったのが決め手でした。

最初の数年は、家族みんなで海に行ったり、近くの直売所でメロンを買ったり。
帰りには「ほっとパーク鉾田」の温泉に寄って、心も体もリセットされる――そんな暮らしが楽しくて。

でも、月日は流れて、子どもが部活や受験で忙しくなり、夫も単身赴任。
気づけば「行くのはいつも私一人」という状況に。

空き家の管理って、意外と大変なんですよね。
草はどんどん伸びるし、害虫や湿気、台風のたびに「大丈夫かな…」と不安になって。

「いつかまた使うかも」
「孫ができたら連れて行けるかも」

そんなことを考えて10年経ってしまいました。

でも売るのは…なんとなく不安だった

本気で「手放そう」と思いはじめたのは去年。
でも、売却って、なんだかハードルが高く感じてしまって…。

まず、「鉾田って、買いたい人いるの?」という疑問。
メジャーな観光地でもないし、駅からも遠い。
近所でも「空き家が多くなってきた」なんて話をよく聞いてました。

「どうせ安くしか売れないだろうな」
「こんな田舎の家、興味ある人いるのかな?」

そんな思い込みもあり、ネットで調べるのも気が進まなかったんです。

それに、なんとなく「思い出を手放す」ような気もして…。
あのキッチンで料理した日々。海風に吹かれながら昼寝した午後。
全部が、自分の中では宝物でしたから。

だけど、ある日――ふとスマホで見た記事の中に、
「放置された別荘こそ“今”が売りどき」と書かれていたんです。

ちょっと気になって、調べてみると――

えっ?鉾田市って、移住希望者が多いの?

鉾田って本当に売れるの?と調べてみたら…

ネット検索で「鉾田市 魅力」と打ち込んでみたのが、すべての始まりでした。

すると意外な事実が次々に出てきたんです。
たとえば――

  • 「農業王国」として全国トップレベルの産出額

  • 首都圏からの移住支援金が出る制度がある

  • 空き家バンクに登録されると補助金が出るケースもある

  • 子育て世代にやさしい助成制度が豊富

いわゆる“田舎過ぎず、でも自然豊か”という「ちょうどいい地方」として注目されていたんですよね。
特に30〜40代の移住希望者にとって、「メロンと海の町」鉾田は魅力的に映るようで。

さらに、サーフィン・グランピング・家庭菜園など、“自然を暮らしに取り込める”要素も人気とのこと。

「あれ?うちの別荘って、そういうニーズに合ってるかも…」
ふと、そう思ったんです。

意外すぎた!実は注目されていた“鉾田市”

「鉾田市って、思ってたより“すごい”じゃん」

そう思わせてくれたのは、地元の魅力を再発見したからでした。

たとえば、スーパーに行けば甘くてジューシーなメロンがゴロゴロ並び、
道の駅では、朝採れのほうれん草やトマトが100円台で買える。

さらに、温泉施設やパークゴルフ、バーベキュー場なども揃っていて、
“レジャーも日常も楽しめる街”というのが実感できました。

中でも印象的だったのは、移住者の声。

「波が安定してるから、サーフィンの拠点にしたい」
「家庭菜園がしたくて鉾田に来た」
「自然の中で子育てがしたい」

みんな、わざわざこの地を選んで住んでいるんですよね。

「こんな町なら、うちの別荘だって、きっと必要とされるかもしれない」

そう思って、「鉾田市 別荘 売却」で検索して出てきた不動産会社に連絡してみることにしました。

そしてついに売却。想像以上だった結果と実感

電話したのは、鉾田市に強いという不動産会社。
担当の方が親切で、「空き家のままにしておくと、逆に資産価値が下がりますよ」と教えてくれました。

すぐに写真を撮ってもらい、簡単な清掃と草刈りをして、1週間後にはWeb掲載。

そして、そこからが早かった。

なんと、2週間後には東京在住のご夫婦から内見の申し込みが!
「週末は自然に囲まれた場所で過ごしたい」とのこと。

結果的に、そのご夫婦が即決してくださり、1ヶ月足らずで契約成立。

想定していた価格よりも、300万円ほど高く売却することができたんです。

まさかこんなにスムーズに売れるとは…。

「もっと早く動いていればよかった…!」

嬉しい反面、ちょっと後悔もありましたね(笑)

後悔しないための“売却ポイント”とは?

鉾田で別荘を売ってみて、ひとつだけ実感したことがあります。
それは、

「動き出すなら、情報が価値を持っている“今”がベスト」

ということ。

空き家のまま時間が経つと、草は伸びるし、建物の傷みも進む。
でも、手をかけてちょっとでも「良い状態」を見せられれば、印象はまったく変わるんです。

実際に私がやったのは、たったこれだけでした:

  • 雑草を刈って、見た目をすっきりさせた

  • 室内を軽く掃除して、カーテンを開けて自然光を取り入れた

  • 写真撮影はプロに頼んだ(不動産会社が無料でやってくれました)

  • できるだけ不動産会社に家の魅力、ライフストーリーを伝えた

それだけで、「なんだか気持ちのいい家ですね」と言ってもらえたんです。

あとは、鉾田市に強い不動産会社を選ぶこともすごく大事。
地元の会社よりも、地域事情に詳しくて、二拠点生活や移住希望者の相談にも乗ってくれるから心強かったです。

まとめと行動喚起:「そろそろ手放そうかな…」と思ったら

別荘を売るって、もっと感傷的になるかと思っていました。
でも実際は、気持ちがふっと軽くなって、今はなんだかすがすがしい。

「この家に、また誰かが新しい思い出を刻んでくれる」
そう思うと、ちょっと誇らしくさえなります。

使っていない別荘、気になっていた空き家、
「いつか売ろう」と思っていた方は、ぜひをきっかけにしてみてください。

動くなら、後悔のないタイミングで。

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この記事の著者

宅地建物取引士:今村 崇一
宅地建物取引士:今村 崇一
資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
ぜひ「いなかも家探し」に掲載してと不動産会社にお願いしましょう。
https://resort-bukken.com/

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