「ログハウスの暮らしに憧れる!」そのような方もいらっしゃるでしょう。
別荘や避暑地のイメージのあるログハウスですが、近年では移住先や定年後の家としても注目を集めている傾向があります。
しかし、ログハウスの特徴やメリット・デメリットまでよく分からないという方も多いものです。
ログハウスには、一般的な住宅とは異なる特徴や性能があるため、メリット・デメリットまでしっかり把握することが大切です。
この記事では、ログハウスの特徴や魅力・メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
併せて、ログハウスに住む際の注意点まで紹介するので参考にしてください。
目次
ログハウスとは
丸太を組み上げて作る家であるログハウス。
「ログ」とは丸太のことを表していますが、「ログハウス」は和製英語となり英語としては通じません。
英語では、ログキャビンやログホームと呼ばれています。
ログハウスの特徴
ログハウスは、組み上げた丸太がそのまま家の外壁と内壁の役割を果たしているという特徴があります。
同じ木材で作り上げる工法としては、伝統的な日本家屋の工法である木造軸組工法や北米などで主流のツーバイフォー工法があります。
日本家屋が垂直方向の柱と水平方向の梁で建物を支える構造が一般的です。
また、ツーバイフォーでは、木製のパネル作る床・天井・壁の構造を基本としています。
基本的に、木造軸組工法とツーバイフォーでは、外壁と内壁をそれぞれ作間に断熱材や防水シートなどを設置した複数層の構造です。
それに対し、ログハウスは組み上げた木材がそのまま壁になっているという特徴があるのです。
また、ログハウスと言っても大きく次の2つに分かれます。
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- ハンドカットログハウス
- マシンカットログハウス
職人がチェーンソーで切り上げた丸太で作られるのがハンドカットログハウスです。
ログハウスと言ってイメージするのは、このログハウスになります。
手作業で加工した荒々しい丸太を使用し、気の圧倒的な存在感を感じられるログハウスと言えるでしょう。
それに対し、現在の主流になりつつあるのがマシンカットログハウスです。
マシンカットログハウスでは、丸太をそのまま使わず機械で四角く加工して利用します。
機械加工のため、デザインが豊富で品質が安定していることから、居住用のログハウスとして人気があるのがマシンカットログハウスです。
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ログハウスの魅力
ログハウスの魅力が気を感じられる広い空間です。
丸太を組み上げて作り上げるログハウスは、強い壁で建物を支えられるという特徴もあり、最大60㎡もの大きな空間を作ることが可能です。
そのため、内部に自由に壁を配置しやすく自由度が高いという特徴もあります。
ログハウスの特徴と言える傾斜のある屋根を活かし、屋根裏に収納や部屋も設置できます。
一般的な木造住宅では味わえない、木の魅力と自由度の高い間取りは大きな魅力と言えるでしょう。
また、ログハウスの場合自分で作り上げるという魅力もあります。
一からログハウスを自分で建設する方だけでなく、修繕だけでも施主が工事に関わるケースもあるのです。
自分が作業に関わることで、より愛着を持てるようになるでしょう。
ログハウスの性能
丸太を組み上げただけで、内壁と外壁が別でないため、生活するのに不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ログハウスは居住用としても高性能で、欧米などでは居住物件としても一般的です。
ログハウスの性能としては、次のよう特徴があります。
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- 耐震性が高い
- 耐火性、耐久性が高い
- 断熱性が高い
耐震性が高い
丸太で組み上げることで、地震が発生した際は丸同士が摩擦を起こし揺れを吸収してくれます。
壁自体が耐震装置の役割を果たすため、耐震性も高くなるのです。
耐火性、耐久性が高い
木造であるため耐火性が心配になりますが、分厚い丸太でできたログハウスは丸太内部まで燃え進むのに時間が掛かるため、耐火性も高くなります。
北米や北欧では、築年数200年~300年のものを多く、しっかり手入れされたログハウスの耐久性の高さも大きな特徴です。
断熱性が高い
厚みのある丸太は、いわば天然の断熱材でもあります。
外からの熱が伝わりにくく内部の熱が逃げにくいため、断熱材が必要ないのです。
夏場はエアコンが必要なく、冬場も薪ストーブだけで充分というケースも多くあります。
ログハウスのメリット・デメリット
ここでは、ログハウスのメリット・デメリットについて見てきましょう。
ログハウスのメリット
メリットとしては、次のようなことがあります。
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- リラックス効果
- 省エネ効果
ログハウスの大きな魅力である、木の存在感を感じられる造り。
存在感だけでなく、木の香りを存分に感じられるものです。
近年は、樹木から発散されるフィトンチッドと呼ばれる物質のリラックス効果が注目されており、ログハウスならその効果も高く得られるでしょう。
また、先述したようにログハウスは断熱性が高いという特徴があります。
また、木の調湿効果により室内の乾燥や湿度が快適に保たれる傾向があります。
冷暖房などの必要性が低く、省エネ効果による光熱費の削減にもつながるでしょう。
ログハウスのデメリット
ログハウスのデメリットとしては、次のようなことがあります。
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- 定期的なメンテナンスが必要
- 期の収縮性に注意が必要
ログハウス独特のメンテナンスとして「セトリング対策」が必要になります。
セトリングとは、ログハウスの重量によって壁が沈み込んでしまう現象のことを言います。
ログハウスは重量があるため、建築後2~3年で約3~5㎝沈み込んでしまうのです。
そのため、事前に沈み込みを計算したうえで板を入れ込むなどして建築し、沈み込み後に板を抜くなどの対策が必要です。
さらに、乾燥などによる木材の歪みや反りも定期的に調整するメンテナンスが必要になります。
また、木材が外壁・内壁の役割を担うため、風雨や直射日光から保護する定期的な塗装や防腐対策も欠かせません。
快適に生活し、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要になるものです。
しかし、しっかりメンテナンスされたログハウスは、長持ちするだけでなく、天然木の色の変化や傷の風合いも魅力になるでしょう。
ログハウスに住む際の注意点
ログハウスに住む際の注意点としては、次のような点があります。
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- メンテナンスにどれくらいの費用が掛かるのか確認しておく
- 購入前に必ず建物の状態を確認しておく
- 気候などの周辺環境も確認しておく
メンテナンスにどのくらいの費用が掛かるか確認しておく
ログハウスには定期的なメンテナンスが欠かせません。
木材の反りなどを調整する作業は、DIYに慣れた人なら自分でも可能です。
しかし、セトリング対策や塗装などになると業者への依頼が必要になるでしょう。
塗装の場合、足場の設置や塗装作業などで10万前後掛かり、5年周期で必要になるのが一般的です。
定期的なメンテナンスにどれくらい費用が掛かるのかを事前に確認したうえで、維持費などのランニングコストも考慮した計画を立てることが大切です。
購入前に必ず建物の状態を確認しておく
安い価格で売られているログハウスでは、メンテナンスがきちんとできていない物件も多くあります。
購入後に、木材の調整や塗装のし直しなど大きな修繕が必要になるケースも多いものです。
ログハウス自体の価格が安い場合でも、修繕費用が高額になることがあるので注意しましょう。
事前に、修繕の必要か所などをしっかり確認し、見積もりを取ったうえで購入を検討することが大切です。
気候など周辺環境も確認しておく
ログハウスは、気候や周辺環境の影響を受けやすい点にも注意が必要です。
海が近い場合は、塩害による劣化の心配があります。
また、山間部など降雪が多い地域は、降雪対策も必要になるでしょう。
ログハウスのある地域の気候や環境によって、メンテナンスの必要性も変わってくるので注意しましょう。
まとめ
ログハウスの魅力や特徴・注意点についてお伝えしました。
丸太を組み上げて作るログハウスは、木の魅力を感じられるだけでなく、断熱性や耐震性・耐火性などの実際の性能も高いというメリットがあります。
ただし、ログハウス独特のメンテナンスが必要になるため、費用や手間を考慮することが大切です。
しっかりとメンテナンスすれば、快適に生活でき長持ちするのがログハウスです。
この記事を参考に、ログハウスの特徴を理解し、憧れのログハウス生活をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
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この記事の著者
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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
ぜひ「いなかも家探し」に掲載してと不動産会社にお願いしましょう。
https://resort-bukken.com/
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