昔ながらの味わいのある古民家物件に住むことに憧れている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、古民家物件は一般の不動産会社では取り扱っていないことが多く、また物件選びにもさまざまなポイントがあります。
本記事では、古民家物件に住みたいと考えている方に向けて、メリット・デメリットや注意点をお伝えするとともに、具体的な探し方をご紹介します。
目次
古民家物件のメリット・デメリット
古民家とは、明確な定義はありませんがおおよそ築50年以上の伝統的な木造建築の日本家屋ことをいいます。
近年は、古民家をリフォームして住居やカフェ・交流施設に利用するケースが増えているものです。
昔ながらの独特な雰囲気漂う古民家での暮らしに憧れを抱いている方も多いでしょう。
しかし、古民家の暮らしにはメリットだけではなくデメリットもあるので、理解しておくことが大切です。
古民家のメリット・デメリットには以下のような点があります。
メリット | デメリット |
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メリット1:味がある
古民家の大きな魅力が、伝統的な木造家屋が醸す趣でしょう。
立派な梁や柱・土間など現在の住宅とは異なる間取りは、昔ながらの日本家屋の雰囲気の良さを楽しめます。
ふんだんに使われている木は湿度を調整してくれるだけでなく、その香りはリラックス効果があるともいわれているのです。
多くの古民家は自然豊かな場所にあるため、古民家と自然の良さを体感しながら、田舎暮らしを満喫できるでしょう。
メリット2:天然素材を使っている
古民家は木造造りであり、そのほとんどが天然素材を利用しています。
木だけでなく土や砂と言った素材まで自然で採取できるものだけを利用しているのです。
現在の住宅は、価額素材が利用されるのが一般的です。
シックハウスの恐れの少ない素材を利用している場合が多いとはいえ、化学物質を含まない天然素材の安心感は大きいでしょう。
デメリット1:リフォームやリノベーションで高額になりやすい
古民家のデメリットとしては、リフォームやリノベーションが必須になる点といえます。
多くの古民家は築年数が古いだけでなく、長期間空き家だったということも珍しくないため、住めるようにするには大規模なリフォームが必要になるでしょう。
また、古民家は部屋を区切る壁が少なく、外壁に隙間ができていることもあることから、冬場は隙間風などで寒くなる傾向があります。
断熱性を上げるためのリフォームをすると住みやすくなるでしょう。
古民家は、物件自体の価格を抑えて購入できても、リフォームやリノベーション費用で総額は高くなるといったことが多いものです。
購入前にはトータルの費用を考え、しっかり資金計画を立てる必要があります。
古民家のリノベーションについて、詳しくは「古民家をリノベーション!メリット・デメリットや費用感についても解説!」の記事をご覧ください。
デメリット2:耐震性が低い
古民家の場合、築年数が古いこともあり新耐震基準を満たしていない物件がほとんどでしょう。
耐震性基準とは、建物が地震に耐えるために備えておく最低限の耐震性のことを言います。
現行の耐震基準は1981年に施工されているため、それ以前の建物は旧耐震基準で建築されているのです。
古民家の場合は、築年数が古く旧耐震基準で建設されているため耐震性の低さには注意が必要です。
地震の際の倒壊リスクが高い物件もあるため、耐震リフォームを検討することをおすすめします。
古民家の魅力について、詳しくは「古民家の魅力について解説!今注目を集めている理由とは?」の記事をご覧ください。
古民家物件を探す際の3つの注意点
古民家は、通常の物件とはことなるため探す時に気を付けなければならない点があります。
古民家物件を探す際の注意点として、次の3つがあります。
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- ライフラインを事前に確認する
- 計画立てて改修を行うことが大切
- 冬の寒さに注意
ライフラインを事前に確認する
自然に囲まれた場所に建設されていることが多い古民家では、事前のライフラインの確認が必要です。
物件によっては、水道・電気が通っていないというケースも珍しくありません。
ネットが開通できない場合、リモートワークを検討している場合に大きな支障が出てしまうでしょう。
特に、水道・電気などのライフラインが通っておらず、その準備から必要となると費用も高額になるものです。
購入後にライフラインの必要性に気づき結局高額に費用が必要になった、とならないように気を付けましょう。
計画立てて改修を行うことが大切
古民家を購入後に好きにリフォームしようと考えている方もいるでしょう。
古民家の改修は、やろうと思えばどこまでする必要があるものです。
生活に必須なレベルのリフォームなのか快適に過ごせるようにリフォームするのかでも、規模が変わるでしょう。
もちろんそのための費用も掛かります。
あらかじめどの程度の改修をするのか、またそのための費用はどのくらいなのかを見積もっておくことが大切です。
冬の寒さに注意
古民家は、風通しのよさで夏場は快適に過ごせますが、反対に冬の寒さに注意が必要です。
断熱材を使用していないことが多く、隙間風などもよく通ってしまうため、断熱性を上げるリフォームが必要です。
特に山間部などは、冬の寒さが厳しくなります。
冬の様子も確認し寒さ対策を考えたうえで、購入を検討するようにしましょう。
古民家物件の探し方
古民家は通常の不動産会社では取り扱っていない場合も多いものです。
古民家を探す方法としては、以下のような手段があります。
- 空き家バンクを利用する
- インターネットで検索する
- 古民家に強い不動産会社に相談する
空き家バンクを利用する
空き家バンクとは、自治体などが運営する空き家を売りたい人と買いたい人をつなぐサイトです。
空き家バンクを利用して、希望する自治体の空き家を探すこともできます。
ただし、空き家バンクは不動産会社が間に入っていないため直接買主と交渉・契約する必要があるので注意も必要です。
インターネットで検索する
インターネットで「古民家」「物件」などのキーワードで検索するのも一つの手でしょう。
ネット検索では、各不動産会社や所有者が掲載する物件の情報を調べられます。
そこから気になった物件を不動産会社に問い合わせてみるとよいでしょう。
古民家に強い不動産会社に相談する
古民家の取り扱いに強みのある不動産会社に相談するという方法もあります。
そのような不動産会社であれば、古民家を多く取り扱っており理想の古民家に出会える可能性が高くなるでしょう。
ただし、すべての不動産会社が古民家に強いわけではありません。
不動産会社と言っても、それぞれ強みは異なります。
マンションや戸建てに強い不動産会社では、古民家を取り扱っておらず対応してもらえない可能性が高いでしょう。
不動産会社を選ぶ際には、次のようなポイントをチェックすることをおすすめします。
- 取り扱い実績
- 口コミや評判
- サービスやアフターフォロー
- 連絡時の対応
信頼できる不動産会社を選ぶことで理想の古民家暮らしをスタートしやすくなるでしょう。
古民家を探しているなら、いなかも家探しがおすすめです。
まとめ
古民家物件についてのメリット・デメリットや注意点をお伝えしました。
古民家物件は一般の不動産会社では扱っておらず、物件を探すのに苦労することも多いです。
いなかも家探しであれば、日本全国の古民家物件をご紹介できるので、ぜひ一度ご覧ください。
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この記事の著者
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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
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https://resort-bukken.com/
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