二拠点生活(デュアルライフ)の注目により、「セカンドハウス」を考える人が増えているといいます。
セカンドハウスとは、名前のとおり第二の住まい。おもに長期休暇を過ごす別荘とは違い、生活の拠点となる家を指します。別荘といえば富裕層が所有するイメージがありますが、セカンドハウスは決して富裕層だけのものではありません。「通勤環境は変えず、郊外に家がほしい」「老後に向けてプチ田舎暮らしを始めたい」といった理由で、幅広い層から注目されています。
今回は、20代・30代の若いビジネスパーソンからも支持されているセカンドハウスでの暮らしについて解説します。セカンドハウスの魅力やメリット、適切な物件の選び方や注意点を知りたい人は、参考にしてみてください。
セカンドハウスとは?別荘とは違う特徴
セカンドハウスは第二の自宅であり、日常生活の拠点となる「家」を指します。
別荘は長期休暇の時のみ訪れるのが一般的ですが、セカンドハウスでは長期休暇に限らず日常生活をそこで過ごします。つまり非日常ではなく日常を過ごす場所がセカンドハウスで、日常生活の拠点が2つあるライフスタイルを二拠点生活(デュアルライフ)といいます。
セカンドハウスは二拠点生活を目的に購入する家のため、税制上「居住用の家」という扱いを受けます。固定資産税や不動産取得税といった税制上の優遇措置がある点も、別荘との大きな違いです。
二拠点生活(デュアルライフ)とは
近年注目されている二拠点生活のイメージは、平日は都市部で生活をして、週末は田舎のセカンドハウスで生活するもの。例えば、平日は東京の賃貸アパートやウィークリーマンション、ゲストハウスなどで暮らしながら東京で仕事をして、週末になると東京から2時間程度で長野県へ移動。休日は田舎の戸建てでゆったり暮らすようなライフスタイルです。
東京(都心)にある家と長野(田舎・郊外)にある家、どちらを「セカンドハウス」と呼ぶのか、明確な定義はありません。一般的には今住んでいる都内の家に対し、新たに検討する田舎・郊外の家をセカンドハウスと呼ぶことが多いようです。
都市部は人口が一極集中状態にあり、思いどおりの戸建てを購入することが難しいケースも多くみられます。とはいえ、すでに生活の拠点がある東京から田舎へ移住するには、仕事の調整や家族の理解などさまざまなハードルがあり、容易に動けません。そんなジレンマを抱えている人にとっては、拠点を変えずに増やすことで生活を豊かにできる二拠点生活は、理想のライフスタイルになるかもしれません。
セカンドハウスのメリット・魅力
セカンドハウスには、以下のとおり魅力的なメリットが複数あります。
- 都心より比較的安い住居費で広々としたセカンドハウスがもてる
- 現在の通勤・通学状況を変えずにすむ
- 週末は違う環境でリフレッシュできる
- 平日(仕事)と週末(プライベート)を切り分けることで、生活にメリハリが付く
- 転勤に伴う転居が容易になる、子どもの進学先を2つの拠点から選べる、老後の田舎暮らしに向けて予行演習できるなど、未来の選択肢が増える
特にメリットがあるのは、「移住して広いマイホームを購入したいものの、勤務先や通勤環境は変えたくない」ケースです。都内で家を持つのは難しいものの、仕事は変えられないという人は多いと思います。平日は職場近くのウィークリーマンション、週末は郊外の戸建てをセカンドハウスとして持てば、マイホームを持ちつつ仕事を変えない理想の生活が叶うのではないでしょうか。
セカンドハウスのデメリット・注意点
一方で、セカンドハウスでの暮らしには、以下のようなデメリット・注意点があります。
- 掃除や片付けなど、2つの家を維持するための手間がかかる
- 購入であれば固定資産税・賃貸であれば管理費、さらに修繕費など、2つの家を維持するためのコストがそれぞれにかかる
セカンドハウスを持って二拠点生活を始めると、当然2つの家に対する手間とお金がかかります。通勤用の家はシェアハウスや賃貸アパート、ウィークリーマンションなど、できる限り住居や維持費費が抑えられる物件を選ぶといいでしょう。最近では格安で長期宿泊できる民泊物件やシェア型のホテルもあります。単身者で持ち物が少ない人は、あえて場所を決めずにその都度滞在先を変えていくのもいいかもしれません。
週末用のセカンドハウスについては、地方や郊外で割安な田舎物件を探してみるといいでしょう。地方には空き家も多くあり、探せば優良な掘り出しもの物件が見つかるかもしれません。
田舎物件探しには、当サイトもぜひ活用してみてください。
セカンドハウスの選び方
セカンドハウスを選ぶときに大切なポイントは、2つの家をつなぐ交通の利便性です。
ストレスのない二拠点生活には、スムーズな移動が欠かせません。セカンドハウスを探す際は、通勤用の家から1~2時間程度で行けるエリアの田舎物件を探すことをおすすめします。
「交通アクセスが悪い」「移動に片道3時間もかかる」など、2つの家があまりに離れていると拠点間の移動がしづらく、快適な生活が送りにくくなります。仕事の疲れを癒やして気分転換するためのセカンドハウスなのに、「仕事で疲れているから行くのが面倒くさい」という理由で足が遠のいてしまうのは、本末転倒ではないでしょうか。
東京都内在住の人であれば、東京から1~2時間程度で行ける長野県・山梨県あたりがセカンドハウスにおすすめのエリアです。
長野県も山梨県も新幹線を使えるため東京が近く、移住者支援が充実しているため物件購入時に補助や支援を期待できます。移住者支援が充実している自治体だと、セカンドハウスで何かあったときも相談しやすいです。こうした支援体制も確認しながら、自分と家族に適したセカンドハウスを探してみてください。
まとめ
「東京での仕事を辞めるわけにはいかないけれど、東京では戸建てが買えない。郊外で広々とした戸建てを買って暮らしたい」、「老後の田舎暮らしを見すえて、二拠点生活でプチ田舎移住を始めたい」など、二拠点生活でセカンドハウスを考える人の背景はそれぞれ違います。ただ、どんな状況の人でも拠点が複数あればあらゆる面でリスクヘッジになります。未来へ向けての選択肢も多くなるため、まずはお試し体験で借りられるセカンドハウスを利用して、二拠点生活を試してみてはいかがでしょうか。
都内から行く場合は、1~2時間程度で行ける長野県・山梨県エリアでのお試し体験がおすすめです。何度か訪れてみて、週末田舎暮らしのイメージをしてみるといいでしょう。また、当サイトでは田舎・地方の家探しができます。実際にセカンドハウスを探す際は、ぜひ利用してみてください。
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この記事の著者
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資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
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