「40代で地方移住を考えているけど、今から仕事を探しながらの移住なんて遅いのでは……」
と思っていませんか?
結論を言うと、40代での移住が遅いということはありません。移住において大切なのは年齢ではなく、移住後の生活を支える仕事や住居といった生活の軸です。実際、地方移住を考える人のうち3割が40代という調査結果もあります。そして移住検討者がもっとも気にするポイントは年齢ではなく、「仕事」や「住居(家)」という調査結果もありました。
そこで今回は、40代で地方移住するメリット・デメリット、大切なポイントである仕事と家探しについて解説します。40代で地方移住を考えている人は、参考にしてみてください。
40代で地方移住はまったく遅くない
社会人経験を重ね、ある程度スキルもキャリアも磨かれてくる40代。
コロナ禍で普及したリモートワークの影響もあって、「地方へ移住してスローペースで働きたいな」と思う人は少なくありません。
実際、内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局の地方移住に対する意向調査※1によると、「移住に検討・関心を持つ層のうち3割弱は40代」「検討・関心を持つ層の平均年齢は40.1歳」という結果が出ています。
そして移住を検討している層が実際の地方移住・田舎暮らしのために発信してほしい情報のトップ2は「仕事や就職に関する情報」と「住居、住宅購入に関する情報」でした。
人生100年時代と考えると、40代はまだまだ若い年代です。移住後の暮らしを豊かにするためには、年齢的な面よりも実生活に関わる仕事や家のほうが重要な指標になるのかもしれません。
40代で地方移住するメリット・デメリット
ここでは、40代で地方移住するメリット・デメリットをまとめました。
40代の移住イメージをつかむためにも、それぞれ参考にしてみてください。
メリット
ある程度人生経験も知識も積み重ねてきた40代だからこそ、移住で得られるメリットは多いです。以下に、代表的なメリットをまとめました。
- 今までのキャリアで得た経験やスキルを活かした転職・独立・起業の可能性がある
- 自治体によっては助成金や補助金を活用した移住・起業ができる
- ある程度価値観ができてくるため、自分なりのライフスタイルや働き方の正解を見つけやすい
- ライフプランが定まってくるため、育児・介護・働き方の環境を改善しやすい
40代の場合、社会人になって20年ほどの経験がある人も多いです。経験やスキルを活かしてキャリアアップしたり、独立したりできる可能性が十分あるでしょう。現在都市圏で働いている場合は、地方に移住すると都市圏で培ったスキルが重宝されることも。また、移住を機に地方で起業するという選択肢もあります。
現在国は地方創生事業に力を入れているため、移住先地域の活性化につながる起業を積極的に支援しています。自治体によっては移住後の転職・独立・起業によってなんらかの助成金・補助金が出ることもあるので、移住が良いキャリア転換になる人もいるのではないでしょうか。
価値観もライフプランもある程度定まってくるため、働き方や今後のライフスタイルの正解を見つけやすい点も、40代ならではのメリットです。
デメリット
一方で、目的を明確にせず勢いで移住してしまえば、40代でも以下のデメリットが生じる可能性があるでしょう。
- 地域によってはキャリアを活かせず、仕事探しがうまくいかない可能性 がある
- 地域によっては、思い通りの家を見つけられない可能性 がある
- こだわりも価値観もはっきりしている年代だからこそ、移住先の慣習や文化になじめないことも
- 必ずしも生活水準や環境が改善されるとは限ら ない
移住の目的を明確にせず、仕事も家もきちんと決めずに無計画な移住をしてしまえば、移住前より生活環境が悪化する可能性もあります。キャリアを活かすためには、移住先の転職市場をしっかりリサーチしなければなりません。また、事前に価値観や譲れないポイントを整理して移住先を選ばなければ、いざ移住した後に理想と現実のギャップが大きく戸惑うこともあるでしょう。
移住したからといって、必ず今以上の生活になるとは言えません。生活水準や環境を改善したいのであれば、目的を明確にして条件にあう移住先を絞り込むことです。また、移住前に仕事と家を探して目星をつけておくことも大切です。仕事や家探しのポイントは、次項で詳しく見ていきましょう。
40代の移住を成功させるポイントは仕事・家探し
移住先でも一定の生活水準を保つために欠かせないのは、収入源である仕事と生活の場である住居・家をどうやって探すか?です。
ここでは、仕事探しと家探しでそれぞれ大切なポイントを解説していきましょう。
1.仕事探しのポイント
移住後の仕事の選択肢は、大きくわけると以下の3つです。
- 個人事業主・フリーランスになる:スキルや経験を活かして独立する
- 会社員として転職:移住先で会社員としての仕事を探す
- 移住先で起業:法人を立ち上げ、移住先で開業する
今までのキャリアを活かして個人事業主・フリーランスとして独立する場合は、移住前から副業を始めてある程度収入を得るための種まきをしておきましょう。転職する場合は、移住先の地域によって転職事情が異なることを踏まえて、入念なリサーチが必要です。リサーチのうえ転職活動しておき、移住前に転職先を見つけておくと安心です。
移住先で起業する場合は、今と違う土地で起業することになるため、安定収入を得られる目処を立ててから移住することは難しいです。事業が軌道に乗るまでは赤字もあるでしょうし、開業後とんとん拍子でうまくいくとは限りません。起業については自治体の移住起業支援を利用してまとまった資金を調達したり、バックアップを十分活用したりするのに加え、自身でもある程度まとまった貯蓄をして備えておくことが大切です。
すべての働き方で言えることですが、万が一うまくいかない際の選択肢を確認しておくことも大切です。「別の働き方を選択できる余地はどの程度あるのか」を確認するために、移住先の就職事情はくまなくチェックしておきましょう。
2.家探しのポイント
家探しは、移住先地域のサポートを積極的に利用しながら、地域密着型の不動産会社に相談することが大切です。
実際にその地域に住んでいる人に話を聞けば、地元ならではの情報を聞き出せることがあります。積極的に現地へ赴き、聞き込み調査をするといいでしょう。
当サイトでも不動産紹介はしているため、うまく使ってみてください。
地方移住する自治体によっては空き家を紹介してもらえたり、マイホーム購入で助成金がもらえたりするケースがあります。移住先地域では、こうした情報も収集したうえで、移住後の家候補をいくつか見つけておくと安心です。
まとめ
知識とキャリアが身につき、価値観もライフプランも定まってくる40代。
40代は、「自分や家族にとってどんな働き方、暮らし方が良いか」がわかってくる年代でもあります。そのため知らない土地への地方移住でも、自分たちの価値観や理想とするライフスタイルに照らし合わせた最適解を見つけやすいのではないでしょうか。
移住において大切なのは年齢よりも、移住後の生活を支える仕事と家探しです。移住前のリサーと入念な準備、そして移住先の人への相談を積極的に行い、仕事も家もある程度見込みを立てたうえで計画的に移住しましょう。
移住先を探すときは、こちらの記事も参考にしながら、移住後の生活をイメージしてみてください。
移住先の地域と家についてもっと知りたい人は、いなかも家探しをご覧ください。
\ ただいま、売却物件募集中 /
不動産・別荘売却についてはこちら
田舎暮らし・リゾート物件を取り扱う不動産情報サイト
不動産売却時には、「いなかも家探しに掲載」
\ 不動産業者様、いなかも家探しに物件掲載してみませんか? /
広告掲載(物件掲載)してみる
この記事の著者
-
資格:宅地建物取引士
不動産会社に10年を超えて在籍し、Webの業務をこなしながら宅建の資格を取得。勤務中に色々なお客様の悩みや喜びの気持ちに接して来た経験を活かして、不動産売却(別荘売却)に少しでもお力になれるよう協力します。
売却するということは、お客様の目に留まる集客サイトが必要です。
このサイトに物件を掲載することが売却への早道になるよう努力し続けます。
ぜひ「いなかも家探し」に掲載してと不動産会社にお願いしましょう。
https://resort-bukken.com/
コメント