八ヶ岳別荘ライフ・田舎暮らしの暖房器具は?

八ヶ岳・蓼科・北杜市の情報

 

皆さまこんにちは、八ヶ岳エリアも暖かい日が続くと

突然霜注意報がでる日もあって、なかなか農事には

難しい季節の変わり目です。うっかり外に出したままの

観葉植物が霜に負けてしまったりして悲しい思いをしたり、

長閑に見えて、夜は急激に冷える事も、、、

でも農家の方はもっと深刻なので気象庁の情報を注意して

聞いて判断しておられると思います。

先日茅野市のホームセンターで屋外園芸売り場の野菜苗や花の苗を

早い時点で、屋内の売り場内に所狭しと移動させている

光景を見ました。やはりその夜は氷点下まで冷え込んで

翌朝、庭のつくばいに氷が張ってしました。

さて今回は、以前から気になっていた事について、

皆様にもお伝え出来らと思います。よろしく

お付き合いください。

庭のつくばいも氷が、、

清里の我が家にもやっと雪柳が咲く

 

別荘や田舎暮らしの数だけ薪ストーブ、八ヶ岳ライフの文化ともいえる

 

八ヶ岳エリアでは標高1000mを越えると一年の内

でも寒い日が多く今の時期でも、朝晩ストーブが

必要になります。ゴールデンウィーク明けまでは

安心できません。そしてやっと陽気が良くなったと

思うと10月には早くも寒さを感じる日が増えます。

薪ストーブは結構面倒なのですが、冬の長いこの

八ヶ岳ではあると重宝します(標高が低い所は、

それ程必要ではないはず、逆に手間が大変なので

エアコンの方が便利だと思います。実際薪ストーブ

を使う側からするとこれ程時間と労力を必要とする

器具は、中々時間が取れない現役世代には大変です。

以前から、薪ストーブを使っていて、それ程暖かい

とは感じず、薪の消費量も半端ないので、一体どこが

エコなのか疑問でした。薪ストーブで家を温めるには

膨大な薪を必要とし、実際に薪をくべていないと、

途端に寒くなってしまいます、それは家の断熱が足りない

からと云う指摘をもらったのですが、、高断熱にするなら

エアコンやファンヒーターでいいはずで、元々断熱のない

山小屋やキャビンで使われてきた薪ストーブを高気密の

住宅で使う事は疑問だったのです、よくよく調べると

鋳物の薪ストーブを使う文化圏と極寒の地で重宝されてきた

暖炉では、気候風土や資源の有無、建築様式の違い等により

それぞれの発達が違って今の形があります。

まだまだ薪ストーブが必要な標高1100m地帯

 

私が清里に長く住んで思うのは、薪ストーブでは

清里の冬は厳しいのではないかと云う事です。

もちろん今どきの高断熱・高気密住宅であれば

薪スト―ブでなくてもファンヒーターで十分のはず。

闇くもに薪ストーブをありがたがる風潮に疑問を

感じてしまうのです。そんな事を考えていると

ペチカについての記事を見かけて、実際どんなものなのか

長野県の伊那まで行って参りました。ペチカとはロシア語で

オーブン付き暖炉で冬の長い地方で発達してきた暖房器具です。

日本では満州開拓事業団が北海道で広めたペチカ。

高遠のペチカ専門家のペチカ 堂々とした造り、この壁が放熱する、うㇺ

 

燃焼炉とレンガ組の壁体に煙道を通し蓄熱して徐々に放熱させる

仕組みで3メートル立方のレンガ壁で70平米の空間を約9時間程

一定温度に保つ能力があります。燃料を燃やして得られる熱量の

90パーセント以上を暖房として使えるそうで、ストーブメーカー

のカタログには熱効率の記載はないのですが、調べた方の話では

大体60パーセント程度だそうで1トンの薪を使っても400kgは

捨てている様な感じです。そこを補うために高価な高断熱住宅を

建築するという事になります。何となく理解しがたい話ですが、

事実の様です。さて伊那にてペチカの見学をさせて頂き、ペチカが

普及していない理由を垣間見ました、構築物として数トンになる

ペチカは基礎から計画しなければならず、ペチカ内部の構造は

専門的な知識が必要で、レンガ積みの技術は左官業でなければ

難しいからです。現に見学させて頂いたペチカは左官業を

営まれている方がペチカのノウハウを習得されて施工させていました。

ペチカは工業製品と云うよりは建築物であるという事です。

確かに美しいレンガ積み、左官の技術

 

ペチカ築造のタイミングは家屋の新築工事時期か既に建物がある場合は

土間への築造がベストだと思います。

燃焼室下に薪をくべて、上がオーブン庫、 専門家曰くペチカは調理器具が主との事

 

薪ストーブの様に焚きはじめが楽な燃費の悪い暖房か、ペチカの様に

大掛かりな暖房設備だが燃費がいいか、、悩むところですが、

何年も薪の仕込みと云う重労働を経験した身からすると、薪が少なくて

ジンわりと長時間温かいペチカは魔法の様な暖房器具に思えたのでした。

ちなみに40cm立法の燃焼室いっぱいに薪を入れて燃やすと9時間から

16時間(建物の断熱・広さにもよります)朝晩2回焚くといいそうです。

多分我が家に導入を考えているので又ブログにて報告させて頂きます。

今回見学させて頂いた山口左官工業所さまは、ペチカの第一人者だと

思います、色々な話を伺い、研究を重ねられてペチカのすばらしさを

伝えられています。ご興味のある方はホームページをご覧になってください。

特にペチカで作るピザや生ハム、ローストビーフの話は、、、

「絶対ペチカを作ってもらいたい!」となります。とっても真摯な方でした。

ありがとうございました。

聳え立つ煙道、レンガ積みの美しさ

 

長々とお付き合いありがとうございました、そんな私が八ヶ岳山麓生活の日々を

インスタグラムで紹介しています。ご興味がございましたら、

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www.instagram.com/yatsugatake_foot になります。

よろしくお願いいたします。

それではご案内でお待ちしております。

 

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