田舎暮らしの贅沢時間 山梨県立博物館

富士五湖・伊東・芦ノ湖の情報

こんにちは、富士五湖地域案内スタッフのなるたかです。

少し前にタイヤがパンクして、少し早めのタイヤ交換をしました。

どんとこいアイスバンです。

強がりましたが、以前雪道で何回か回転しています。感想は「すごい・・」。

車体という重い鉄の塊が「スーっクルっと」まわって路肩へゴンっ。

やはりスタッドレスはいても滑る時は立派に滑ります。

今シーズンは目指せ回転ゼロで安全運転です。

そして今回、そんな車で出かけた行き先は・・

<山梨県立博物館>!!

お目当ては・・企画展の


案内に列記されているものは・・

・釈迦三尊十八羅漢図(重要文化財、一蓮寺)
・不動明王像 附不動明王像 横田汝圭筆(山梨県指定文化財、大善寺)
・刺繍釈迦三尊像(山梨県指定文化財、久遠寺)
・熊野曼荼羅図(山梨県指定文化財、南北八代熊野神社)
・八字名号(福源寺)
・三国第一山之図 歌川貞秀筆(当館蔵)
・冨嶽三十六景 葛飾北斎筆「神奈川沖浪裏」・「山下白雨」・「諸人登山」(いずれも当館蔵)
・冨士三十六景 歌川広重筆「駿河薩タ之海上」・「信濃塩尻峠」・「甲斐大月の原」(いずれも当館蔵)

とありますが、実際はもっともーっとたくさんありました。

では到着して車を停めると、かなりまばらな駐車具合。平日だからでしょうか?

通常と入り口が違います。

少し進むと・・

放射線モニタです。

狭い通路を誘導され受付に向かい、検温と健康チェック表記入などをします。

やはりというか、展示物の撮影は不可でした。残念。そのなかでも撮影OKでしたのが

<ヨゲンノトリ!!>

恥ずかしい話ですが、その名前は聞いてても姿を見るのは初めてでした。

yogennotori.png (2029×3213)

「暴瀉病流行日記」という市川村(現在の山梨市)の名主、喜左衛門の日記にでてくる とり のことです。

安政5(1858)年、長崎で発生したコレラが、7月には江戸に到達し、同月後半、甲斐国でも感染が拡大していきました。「暴瀉病流行日記」には、このコレラの甲斐国における流行状況が記されています。

ある日、コレラが甲斐国に来る前の年の暮れ、頭を二つ持つ不思議な鳥が現れ

「来年の8月・9月のころ、世の中の人が9割方死ぬという難が起こる。それについて、我らの姿を朝夕に仰ぎ、信心するものは必ずその難を逃れることができるであろう」

と伝えたというのです。

その鳥の名称は記されておらず、ヨゲンノトリとは山梨県立博物館の方が名付け、twitterで流したのが始まりとされています。

当時も今も、正体不明の病気に不安な人々にはヨゲンノトリは広く受け入れられてるようです。

今回はヨゲンノトリに関する特設展示も組まれていたのです。

 様々なグッズに登場しています。

疫病退散祈願だったり

日本酒ラベルやキーホルダー

ワインラベルにも

大きな掛け軸に対訳付きで

布マスクにも降り立っています

<では実際の企画展は・・・>

贅沢な時間でした。本当に。内容は 博物館HPの一覧 を見ていただいて・・

私の方からは2つ、印象が特に強く残ったものをお伝えします。

<花印>(花押)

武田信玄と上杉謙信、それぞれが送った書状が展示されていました。

その書状に押されていた花印が妙に新鮮で、書状の内容や、紙が折られていることから伝わる緊迫した状況などよりも、気になってしまいました。

<寄贈されたものに対して>

博物館所蔵の品々の中には、寄贈されたものが多くあり、今回の展示物の中にもその記載がいくつもありました。古墳や遺跡などの出土品と違い、代々受け継がれてきたものがこうして我々の目に入る時が来たのは、やはり持ち主の方がきちんと保管していたから。素直に感謝して拝見しました。

<幕絵>

また一方、まわりまわって戻ってきたものあるようで、その中でも「幕絵」というものがありました。1872年明治5年に廃止されるまで、それはそれはにぎやかで、同時に人々にとって大事な道祖伸祭礼があったようで、とくに甲府の道祖神まつりが得意だったのは垂れ幕のような絵、幕絵が通りの両側に飾られていたのです。当時は何百枚もあったようですが、現存は3点のみ。今回飾られていたのは

月岡芳年 「太閤記 佐久間盛政羽柴秀吉を狙う」 2メートル×9メートル

大迫力です。個人所有だったものが縁あって博物館で展示されたようです。惜しむらくは、このような幕絵が多く飾られた祭礼が廃止されもう見れないこと、また芸術家もいないこと、タイムスリップしてでも見にいきたいです。印刷物でない、完璧に人が時間をかけた1点ものの作品が、それも理解しやすい内容のものが、もっともっと身近に増えてもらいたいです。

最後にお弁当は貸し切りの庭でいただきました。常設展も圧巻のジオラマがあったり、1日中楽しめる、また行きたい博物館でした。

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内覧のお申し込みは
0120-404-432
(フリーアクセス、携帯・PHSからも通話可能です)

営業時間
月~金曜日 9:00~19:00
土曜日、日曜日、祝日 10:00~18:00

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